と、いうわけで、今日は日本によくいる猫又について語っていこうと思う。

 

妖怪・猫又は尻尾が2つ、そのさらに進化形とされる猫魈は尻尾が3つある、という。
浙江省金華市に伝わる金華猫は、猫魈とされる。
 猫又<猫魈=金華猫
金華猫は、生後3年で、夜中になると屋根の上にしゃがみこみ、月に対して口を開き、月のエッセンスを取り込み、そうして段々と妖怪になる。
出会ったすべての人を魅惑し、女性と遭遇したときは美男に、男性と遭遇したときは美女に変化する。
人の家に入ると水の中に尿をし、人がその水を飲んでしまうと、姿形が見えないようになる。
この猫と遭遇したなら、夜に青黒い服を羽織ってからよく見ること。毛があったなら、物陰から数匹の犬を連れた狩人を家に招き入れ、捕らえてその肉を焼いて病人に与えると、快癒するであろう。
もし男性の病人がオスを捕まえたり女性の病人がメスを捕まえたりした場合には、うまく治らない。

金華府の学府に通う張広文の18才の娘は、猫の妖怪に襲われて、頭髪が抜け落ちてしまったが、オスを捕まえて彼女自身を治させ、病を克服した。

[妖狐]
中国では、修行を積んだり太陽や月などの力(日精・月華)を得た狐が、変化や仙術を獲得すると考えられていた。
※日精=日光
 月華=月光
または美しい女の姿に化けて男性と交わることで精気を吸い取るという伝承もある。

このように、一部の動物は日光・月光を吸引する術を身につけることで妖力を得て、さらに効率化する為に房中術を用いて人から精気を吸い取るのである。

 

房中術は不死の術ではないが不老の術であり、それは人間の専売特許ではない。呼吸法によって日精と月華を意識的に吸い取ろうとする気概を持たなければできないので、知識がないからやろうともしないだけの話。とはいえ、金華市の猫の間でその手法がどうやって継承されているのかは不明である。

その気になり気概があれば、誰かに迷惑をかけるわけでもなく、誰なりとも勝手に実行して仙果を得ているかもわからん。

 

 

ついでに言えば、妖怪とは亜神である。

亜神は基本的に半物質の不死者であり、人間を超えた力を持つものの、土地からの補給に頼っているので縄張りに縛られており、限定された土地でしか力を発揮できず、他の精霊の縄張りが隣にあるだけで侵入できないから移動の自由がない。

知識的に更新されないので、対策されたら封印されるリスクもあるので、言うほど万能ではない。

修験者が化した天狗も、妖怪に分類される。

 

仙人も亜神に分類される存在であり、多くは人跡未踏の縄張りから出ようとしない。

仙界という一種の霊的空間を複数の霊達を収容することで形成して、人界と干渉しにくくしている手合いもいる。

縄張りの中で決まりきったルーティーンの生活を繰り返す。究極的に安心を求めた結果であるが、成長はない。

 

神仙は人界で信仰されている神の眷属として働きを持たされている亜神のことで、仙官と言ったりもして官位を持つ。

亜神故に普通の人霊よりも強力な霊であり、人界の時代的知識が更新される一方で、時代的な事情によって主神に仕事を回されて、言うほど自由ではない。主神に対する愛情=信仰がなければやっていられないと思う。

ハイヤーセルフを祀っている神社の眷属になれば、また違う感覚になるかもしれませんが。

 

最初は実際に太陽光の当たるところで太陽に向いて、イメージで太陽光を吸うように行う事をお勧めします。慣れてくれば気道が開削されるので、昼であろうが夜であろうが締め切った部屋であろうが効果が得られます。

 

どの健康法も同じですが、健康な状態では効果を感じにくい手法です。