瑠璃さんの動画から抽出、まとめたもの。

 

■ハイヤーセルフ

序:ハイヤーセルフとは

ハイヤーセルフと繋がるには
①自分の好きなことをする
「本質で居続ける時間を持つ」

②手つかずの自然に身を置く

③自分を赤ん坊のように愛する

④偽りの自分(=性格)を手放す
本質を社会と折り合わせる性格を本質寄りに一体化=最適化させる。
※この性格を見て「自分の本質である」と誤認する事が問題。
対外的に振舞っている態度で不本意なものを「これは自分ではない」と言うと、認識として剥がされ、本質が出てくる。

⑤ロウアーセルフを変容させる
嫉妬や縄張り意識、恐れ・不安・動物的衝動に由来するネガティブな感情。
※ロウアーセルフは、古くは三尸と表現していたものである。主観と感情しかなく(=エゴイズム)、共感できるような存在ではない。一方的な物言いしかしない存在。
 未知のものを恐れ、触れないようにする防衛本能でもある。全般的に衝動として現れる事が多い。
※セドナメソッドは、感情の猛獣を手放す意味でロウアーセルフに対応するものといえる。人格(ペルソナ)化したものは取れない。ロウアーセルフを認めたうえで、道理で対処する手法と位置付けられる。

⑥除霊をする
霊的なものは、性格とロウアーセルフによって引き寄せ、憑りつく。
※人間をハイヤーセルフから遠ざけ苦しめるのは、性格・ロウアーセルフ・憑依霊の3つに分類される。
愛の波動とともに、それらがなくても「自分は大丈夫だ」と唱えることで、除霊はできる。

⑦瞑想のすすめ
☆ロウアーセルフを文字起こしで追い出す法
A4の紙に想っていることを正直に書き出す。スッキリするまで書く。
つまり、ロウアーセルフ=動物的感覚は、マグマ溜まりのようにアウトプット(ガス抜き)によってのみ処置される性質である。

⑧ハイヤーセルフと繋がっていない自分に気付く
ハイヤーセルフ寄りにマメな軌道修正をする。
将来の夢や希望を思い出したときに「自分にはできない」「自分には無理だ」という感情が起こってることを確認する。

☆あなたのハイヤーセルフを知る方法
周りに左右されずに関心し続けられる事柄。教わらなくても自然に入ってくる知識や運動感覚など。

 

 


■引き寄せ
・努力をしても結果が伴わない
・行動するのに疲れてしまって夢を実現するパワーが残っていない
…こういった事態を避けるためのもの。

①引き寄せの法則とは
似た者同士が引き合う事
チャンネル(波長)の存在、その違い
ワクワクのチャンネルのみに同調することで、同様のワクワクな人が集まる
本人の主観のみが鍵を握るので操作しやすい
究極的には「意図すれば叶う」という状態

②利用法
「感情」「意志」「理性」の3つにフォーカスすることがポイント
・「感情」にフォーカスする
今のあなたの感情を観察する。ワクワクしているか、そうでないか。
現在のチャンネルを知るために観察が重要になる。
感情と出来事の因果関係を観察・記録していく。
・「意志」にフォーカスする
一貫性を持たせるのがポイント。
・「理性」にフォーカスする
理想に沿う夢や信念体系を持つ。
人によって成功哲学・スピリチュアリズム・信仰・親や他人の価値観であったりする。剣道や柔道のような「道」と名に付くものも、信念体系と見做すことができます。
理想に対して現実として「無理だ」と思わせる矛盾があると、引き寄せはネガティブな方に引っ張られる。この場合に手放すべきなのは信念体系=マインドセットである。
※結局のところ、「感情」「意志」「理性」の3つは信念体系(マインドセット)に含まれている場合が殆どなので、自身のハイヤーセルフに適合した信念体系(マインドセット)を持つこと自体がここで言いたいことである、と集約できる。

③引き寄せの本質
「意図を立てる」=望みをはっきりさせ、宣言する。
理想がはっきりせずぼやけていると、実現することもぼやけてしまう。
現実化しやすい意図の定め方は、純粋な意図を持つ事。特徴として、純粋な意図には変な緊張感や失敗したときの恐れなどの「力み」がない。
つまり、完璧にできなくてもいい、誰にも咎められることがないが、達成すればメリットはある望みである。実現したときに実際は困ることがある望みは、この際排除してよい。誰かに過度に干渉されるような大きな成功が望ましくないなら、目立たず一人喜べる望みを達成できた方が現実的であり、賢明である。
意図を実現する時に重要なのは信念体系=マインドセット。自分の裁量できる制限を突破する=自己を超えられる信念体系を持つこと。マインドセットを選ぶときのポイントは、マインドセットによって人生を行き詰らせてはならないことです。他人をないがしろにすれば社会で行き詰まる、霊性を否定すれば霊的攻撃を受けて行き詰まる。「無限の成長に続く道」を得る必要があります。

※霊的なものは、ロウアーセルフと性格によって引き寄せ、憑りつくが、逆も然り。
ハイヤーセルフと最適化された人格によって、良い霊も引き寄せる。

※引き寄せとは、「効率的な人格の生成法」と位置付けられる。

※よく、忌まわしい人や嫌味な人、ストーカーの類と縁切りしても、違うコミュニティで似たような人と知り合って被害に遭うことがありますが、その多くは引き寄せの段階でそういう人を呼び寄せている可能性があり、引き寄せの内容を改めるか、寄ってきた人の主張に迎合するなり対処法を身につけるなり問題解決をしないと、基本的に堂々巡りになる。
例えば許容量を超えるような要求をやめられない人が来たら?その人を拒否できる人格になるか、その人の気を逸らす方法を身につけるか、自身の許容量を拡張するか、いずれも縁が切れないので対応しなければならない。その人がハイヤーセルフと関係のない方向に強く誘導する=人格を歪ませる人であるなら、自身も他人の人格を歪ませる癖がある可能性を考慮し、対応しなければならない。
呪詛を体得する人は、呪詛の相手を好んで呼び寄せる引き寄せを、知らず裡に行っている可能性がある。
サイコパスは、他人の人生=人格を歪ませる達人である。

 


■偽りの自己=性格を掘り下げる
※この性格を見て「自分の本質である」と誤認する事が問題。

・自分を偽って社交的に振舞う人
・仕事に没頭することで自分を偽る人
・他人の期待に応えることで自分を偽る人
・自分を偽っていることに気付いていない人

【症状】
ストレスが溜まる
疲れやすくなる
本当の自分を見失う
人間関係が希薄になる
成長が止まる
自己表現が出来なくなる

【なりやすい人】
強いプレッシャーを感じやすい
自己肯定感が低い人
安心感を求める人
社交的な人

【仮面の原料】
親の期待
学校教育での罰の恐れ
仲間外れ
承認欲求・自己顕示欲が強すぎる人

手放し方
・偽りの自己を認識する
 カウンセリングなどで客観的に見てもらう。
 対外的に振舞っている態度で不本意なものを「これは自分ではない」と言うと、認識として剥がされ、本質が出てくる。
・自分に正直である事
 そもそも、素直である事より自分を守ることを優先させた結果が、仮面になっている。
 正直な自分を見て去る人を惜しむことは無い。



■病気の意味
病気とは「真の自己を忘れてしまった」ことによって発生する。
「本当の自分の姿を忘れてしまっている」というメッセージ
バーバラブレナン「病気は自分が何者であるかを忘れることによって起こる」

健康の分類を「肉体の健康」「精神の健康」「魂の健康」とする
・肉体の健康
食生活や睡眠不足などで崩れることがある。肉体の維持には肉体専用の管理手法がある。
遺伝性の病や、外傷もこれに当てはまる。

・精神の健康
感情としてのネガティブによって変調をきたす。トラウマ・負担のかかる生活・常態化した脅威など。
過去に言われた言葉が突き刺さり、生活習慣になることもある。
緊張することで免疫力や自然治癒力が低下して病気になる。
これらのストレスは普段感じていない事もある。

・魂の健康
自分が何者なのかを知るべき。
肉体は自分ではない。体外で自我を感じる幽体離脱や臨死体験が根拠。
あなたは魂です。
人格上の欠点に囚われると病気が発現する。病気の原因は、憑依霊ではなく、ロウアーセルフでもなく、人格によって定着するもの。ロウアーセルフは原因ではあるものの、あくまで「寄り添っているだけ」である。間違った引き寄せによって確定した人格をつくった責任は、本人だけが負うことになる。
自己実現の根拠は、肉体ではなく、精神でもなく、実は魂である。
ダスカロス「病気の主な原因は不満足。特徴として、ゆっくりと肉体を侵食していく。」そしてその不満足は、実は本質的解決は関係のない空回りした願望で、達成し続けても満足いかないことを繰り返している可能性を考慮するべきです。
魂は病気にならない。病気になるのは人格上の不満足。人格の改変によって魂=ハイアーセルフの発現を強化する。
※つまり、ここで言う不満足とは、ハイヤーセルフの不満足、ハイヤーセルフ的行き詰まりのことを指している。

【魂の健康のために】
①今までないがしろにしてきた自分の望みは何かを知る
自分の夢を諦めたり、自分を裏切ったりする原因を解放する。

②自分にとっての苦しみに気付く
やりたくないのにやっていた事は何か。
我慢してきたことは何か。
無理して付き合ってきた人はどんな人だったか。
どんな点で苦しんでいたのかを書き出す。

③自分が肉体でないことを知る瞑想法
肉体と魂を切り離して考える。

※家系の病気は家系で引き継がれる仮面があり、不満足をもたらす悪循環なスキームを知らぬ間に受け継いでいる。実際には、国家や民族性、地域性にも仮面や悪循環をもたらす要素が存在することがありますが、その国家や地域の同調圧力などによって隠され、もともと住んでいた人ほどその仮面に気付くことができません。
国民病とは、国家的な不満足のことを指します。また、先祖供養とは、一族の不満足を解放する試みです。



■神秘行についてのポイントは、以下の要素です
 ハイヤーセルフとその障害
 引き寄せ
 病気の根源としての性格およびその対処法
これらを宗教的思想や魔術体系からマインドセットという言葉で切り離します。
宗教的思想や魔術体系については、思考的に整理されたひとつの考え方として、マインドセット(信念体系)とここでは捉えるのです。

神秘行の核心思想はハイヤーセルフの概念です。いかなる行体系も、自己とハイヤーセルフとの間にある障害を取り除く作業に過ぎません。
しかし、誤解してはいけないのは、ハイヤーセルフを認識しなければ引き寄せや人格操作ができないということではありません。誰もが無自覚にそれらを行っているのです。

これまで私たちは環境の影響により、無自覚に引き寄せや人格操作を行ってきました。最適化された人格形成は困難であり、それが問題です。親から受け継いだマインドセット、親から受け継いだ人格形成、そしてそれに伴う親と同じ体質や病気。もし親や先祖がマインドセットと人格形成のプロであれば、子孫に少なくとも悪影響を及ぼすことはありませんが、現実はそうではありません。

多くの人は、ハイヤーセルフすら知らないので、軸足がないまま引き寄せや人格形成をしており、無駄な努力をしているのです。

神秘行は、
 引き寄せの操作
 引き寄せの強化(術)
 ハイヤーセルフ的人格への誘導
の3つに分けられます。神秘行であれば、どれでもこの3つのいずれかに分類されます。
病気を治すのは、ハイヤーセルフ的人格への誘導の結果としてそういうことが有り得る、という位置であり、それ自体は目的たりえないのです。
例えば、幽体離脱のテクニックを行に取り込む体系がありますが、幽体離脱によって神に会い、ハイヤーセルフ的人格への誘導のための客観的助言や助力を得るのが本来の目的、「直訴の手段」です。幽体離脱そのものが目的になっている場合は、目的から既に歪んでおり、性格の歪みから病気に発展する基になってしまいます。

 

 

■術の持つリスクについて

引き寄せの強化法として、術と規定されるべきものがあります。祈祷術然り、占い然り、座禅の方法や座禅の環境もそうですが、現実界でもよく使う計算の知識や、文飾の知識、運動法による身体コントロールも、ハイヤーセルフの力を発揮する術と見做されます。これらの術は、ハイヤーセルフ寄りならその術を軸足にして強化できますが、ロウアーセルフ寄りの術なら主観と感情=エゴイズムに支配され、人生は迷走します。

具体的にロウアーセルフ寄りの術とは、暗殺術、窃盗術、詐欺術、など、歪んだ成功体験を与えるものです。

※自分の中では、生まれついての美貌や容姿も歪んだ成功体験をしやすいものとして、要対策と見做しています。

 

術のリスクは成功体験の裏の作用で、術によって成功体験をすると、その成功を何度でも体験したくなります。それを繰り返すうちに、術なしの成功のイメージが出来なくなり、いつの間にか視野が狭窄して、他の良い方法を採ること自体思考から抜け落ちます。そして、いつの間にか行き詰っているのです。それは、まさに抜け出せない呪いそのものです。

ハイヤーセルフ寄りの術であれば、成功体験で術を使うごとにハイヤーセルフの軸足を強くしていくので、ブレずに正しい人生を歩み続けます。

 

なので、無闇に霊視能力を得ようとしたり、大金をかけて整体術を学んだりするときに、ハイヤーセルフ寄りかどうかを最初に検討すべきなのです。その術は本当に必要なのか?

その為に、最初に自身のハイヤーセルフの特質を知っておき、それを好意的に生かせる術を選ぶべきです。術を選べるなら、シナジー=相乗効果で選ぶのが基本です。文飾が得意なら呪禁歌とか、計算が得意なら数秘術とか、霊媒なら召喚術とか。

【結論】

最初に引き寄せ得べきものは、

「無限上昇にシナジーを与える術」

「無限上昇に耐えうるマインドセット」

です。

※最初の種となる願いは、仏教用語では「発願」と言って、意外に縛りが強く、方向性を制限する力があります。ここでは「上昇」という言葉を入れることで、ロウアーセルフの流れを遮断する意図があります。「上昇」自体が、ハイヤーセルフの性質を現す言葉だからです。