監督の名前は前から知ってたが、作品は未見。
そしたら『君の名は。』の公開タイミングにあわせてか、Huluで過去作を発見。
せっかくなんで作品名として知ってた『秒速5センチメートル』を鑑賞。

 

なんだよ、このせつなく甘酸っぱい、おじさんが見るには照れる
キュンキュンドラマは・・・

 

しかも適度に酔っぱらってたんで、3つ目のエピソードで流れる山崎まさよしの歌
とシンクロするカットバックで思わず泣いてしまった。

 

そういうわけで、急いで劇場へ。

 

 

『君の名は。』

 

 

さすがの背景描写の美しさとテンポの良さ、ちょっと見る歳には恥ずかしいながらもトキメク設定と見どころは沢山あって評判が高いもの納得。しかも直前まで全くのノーマークの為、twitterでかなり評判がいい事だは知ってたが事前知識も無し。このノーマーク加減が良かった。
 

男女入れ替わりの『転校生』亜流かと思いきや、中盤からさらにひねりを加えてまさかの展開へ転がるわけ。おもわず見ながら「えっ!?」って声でてしまった。

 

 

で、とても面白くていい作品なんですが、

 

そのまさかの展開へ転がるわけだけどソコからの流れにどうも都合よく進みすぎて、要所要素が引っかかってしまった。


男女入れ替わりモノに加えた変化球がでかすぎた。
主人公の子供たちだけが知る、とてつもない事を回避する対策が、当然ありえない事でそこがひっかかりなんだとうが、ここらあたりのハッタリは細田守の方が一枚上手のように思える。

きっと引っかかりのいくつかはノベライズとか裏設定とか、2回目3回目と見たら気付くようなとこもあるんだろうか。

この作品、知名度を上げた『秒速5センチメートル』では出会えなかった2人に向けたハッピーエンドとも思えた作品。

10代の男女が見たらよりいい映画なんだろうな、これを見るには歳を取りすぎた…(のか?)

 

 


​小説 君の名は。 (角川文庫)

 


​君の名は。サウンドトラック(通常盤)