オーストラリアワイン 専門店店長トリイです。
昨日の出張の本編。
大阪駅からサンダーバードに乗って富山の高岡駅。
最終目的地は富山の氷見なんで、ココで乗り継ぎ。
乗り継ぎ時間、約1時間
ぽつーん。
とりあえず、定食屋で
せっかくなんで海鮮丼。
腹ごしらえもすんだら、2車両
しかもトビラは自動でなく、降りる人がボタンを押してあける
なんとものどかな。
ちょっと怖いくらいに海沿いギリギリを走ります。
約30分
まさか、ここにワインのインポーターがあるとは、初めての方はビックリ!
社員さん以外にも、梱包のスタッフやオーストラリアなどから入荷したワイン
に輸入元シールを貼るおば様方。
入荷すると近所からお手伝いにやってくるのです。
ちなみにこの台は、ボトルコンディションを見るお手製台。
オールドヴィンテージなどは、この台に乗っけてボトルの色などの
コンディションをチェック。当然いいものだけを販売します。
外されたのは多分スタッフのお腹の中でしょう・・・。
さて、今回ここまで足を運んだのは、輸入業者さんの倉庫に眠る
オールドヴィンテージワインを飲んでみるのが目的。
オーストラリアワインは熟成しないとか、早飲みだけと思われるのを覆す為、
コツコツと保管していたものを実際に飲んで検証しよう!
というわけ。
赤、白、43種類
しかもボトルは抜栓3日目なんで、ミニボトルに開けたてのワインを詰めて密封。
初日のコンディションに近いものも飲んで、そのポテンシャルも試します。
と言う事は、 ×2 で、計約86種類!!
一番古いので1992年
で 素晴らしいっ!
てか、カベルネとかシラーズなんで10年やそこらじゃビクともせんわ。
もうしばらくすれば20年熟成のオーストラリアワインなんてのも出てくるでしょうか
高い金額で血眼になってボルドーさがすなら、オーストラリアのカベルネの方が
ええかもね。
とはいえ、ボルドーのようにワイン自体が市場にないんで、お目にかかりだすのは
まだまだ先なんでしょうけど。
しかも、熟成に関してのメリットのひとつがスクリューキャップ。
作り手は違いますが、12年熟成1998年のリースリング。
一方はスクリュー、一方はコルクだったんですが、こうなるとスクリューが圧倒的有利
まだミネラル感といい、酸といい、熟成の具合といい、イキイキとして若い。
ボルドー系の品種でスクリューならその熟成ポテンシャルは計り知れません。
グランジクラスまで行くと、きっと「飲み頃には死んどるわいっ!」
ってなると思います。
じゃあ、全てにおいていいこと尽くめかと言えば、そうでもなく、それなりに課題もあります。
スクリューなら大丈夫かもしれませんが、90年代前半とかのコルクになると、その質。
超ハイクラスのものなら大丈夫かもしれませんが、中価格なクラスで熟成モノがあった
際、このクラスに使われるコルクが生産者によってかなり差があるんですね。その辺り
はしっかりと一定の温度と湿度で管理していても個体差でなんだかの問題が出て来る
でしょうし、お手元に届いた後の状態もあります。
今回43種類飲んで、もちろんパシフィックワインセラーズでもご案内はしますが、固体
差がありそうなもの、問題ないものの、アドバイスできない状態で、買って家で飲むこと
を考えた場合、個人的に「むすかしいかなぁ~」と言った物は今回パス。
選んだアイテムについては、これから随時案内していきますんで、オーストラリアの古
酒飲みたい人は要チェックです!!
とまあ、古酒体験をしに富山まできたんですから、日帰りはもったいない!
もうひとつのメインイベント(?)の晩飯は次回。
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