【3/7】いよいよメインイベント!ルーウィン コンサート
さぁ、いよいよこのツアーのメインイベントとも言えるルーウィン・コンサート当日!
ルーウィン・コンサートと言うのは、1985年から開催されている一大イベントで、
過去にはレイチャールズやスティング、トム・ジョーンズなどそうそうたる顔ぶれが過
去に参加したコンサート。ワイナリーの広場で開催されるんですが、参加人数は500
0人近く!しかも一般参列と別に特別枠があってそれだけでも2000人。さらにその
特別枠に参加する時に決まり事としてタキシード着用!!
まぁそのコンサートは後ほどに、この日も朝からワイナリー巡り。
まずは『モスウッド 』。
オーナーのキースとクレアのお出迎えでまずは施設見学、ここも例外でなくきれいに手
入れされた畑で一部ではスコットヘンリーっ言う仕立て型をしたブドウの区画も。
(これ湿気があったりするトコでは出来ない栽培方法)
モスウッドの畑
枝が上下2段で葉が上向きと下向きに生えてるの解るかな?
これがスコットヘンリー
ぐる~っと畑まわりを一周。まだ朝の10時前ですが日差しはかなり強いものの空気は
非常に冷たくて着るもんに困るくらいでしたが、この天候がブドウにええんです。
さて早々にテイスティングへここでは8種類でした(朝10時)
ずらっと並べられた試飲ワインを見て「おや?」
ラベルが変わってるんです、モスウッドと言えば白ラベルにゴールドに光輝く文字だっ
んですが、思った以上にシンプルに…
理由はレストランとかに並べられた時にワインの名前が読みづらい・・・
思わず「えっ、そんな理由?!」と唖然。
なんか寂しい気もしますが。
この試飲した場所は樽とかおいてあるカーヴなんですが、ソレと一緒に無数のラックが。
見ればモスウッドのバックヴィンテージがずらり。コレは飲みたいっ!!
ずらりバックヴィンテージ
ここでコレを飲むべき作戦を密かに決行する事を決めたわけで、そのタイミングを見計
らいながら試飲開始。
セミヨン/ソーヴィニヨン08、セミヨン08と来た所でセミヨンの熟成の話。オーストラリ
アでセミヨンの作り手は間違いないほどに、熟成の素晴らしさを話す事知ってた店長tor
yは、キースが説明の中で「素晴らしいセミヨンは20年でも問題なく熟成するし素晴ら
しい味わいになる」のコメントを聞いた時点で
ピキーーーン!額にニュータイプの光が走るかのようにキターーーッ!
「え、このワインくらいにですか?」
と話を聞いてた横にある埃とカビをまとった1988年のセミヨン指差し。
↑しかも狙ったかのように今テイスティング中の2008年から20年前のヴィンテージ。
2008年と1988年
この見事なナイスアタックにキースも「飲んでみようか」と気前良く開けてくれました。
ボトルも見事ならグラスに注がれた色も見事。
しかし香りも味もなかなか開きません、この状態でグラス空けてしまうのも惜しいんで、
引き続きシャルドネのテイスティングに進みつつ、しばらく放置。
この後もココの8種類のボトルからのテイスティングだけでなく、樽熟中のものや樽発酵
済みのピチピチ09年とか出るわ出るわで結局12種類。
予定時間をはるかにオーバー。
いい具合にお腹もすいてきました
お昼は『ピエロ』でメーカーズランチ。しかし飯にありつくにはひとまず『ピエロ』でワ
イナリーの見学をやってから。
出迎えたのはオーナーの息子さん"ニック"さん。若い!
ここもキレイに整備された畑とワイナリー施設。やっぱり美味しいワインができるのには
ワイナリーが清潔でないとね。
ここのワイナリーは1979年設立。石だらけの場所を開拓して畑にしたそうで、畑の壁
面に使ている石はその残り。「欲しけりゃ裏にたんまりあるから持って帰っていいよっ」て。
石要ります?
後目に付いたのがこのバケツ↓
ここのブドウは全て手摘みで、このバケツはピツキングに使用する物。
収穫のアルバイトを雇って、このバケツ1杯事に2ドルで買い上げてくれるんだとか。
ちなみにこれで2ドルは支給額としては高い部類なんだそうです。
全て手摘みの他にも非常にブドウを大事にしてるそうで、この界隈では選果台はあまり
使用しないそうですが(選別した手摘みな上に天候がいいんでカビとか付きにくい)、
ここではさらに選別してからワイン用としてプレスに回してます。
あとこの3つのサイズのタンク。
大きいのから順に、ブドウをプレスた最初の段階の一番絞り(作業工程でできた最初の
ジュース)真ん中が軽く絞ったもの、小さいのが残りをギュッと絞った最終と絞りの段
階で味わいが異なるんで分けてるんだそうで、最終段階で味わいの調整で一部ブレンド
する事あるんだそうです。
といろいろ見て周ったところで、さあさあランチ。
ランチは場所を移して、オーナーのゲストハウスが構えてあファイヤーガリー。
これまた見事な別荘でして、緑を見渡しながらワインと食事。
なんといっても『ピエロ』
と言えばシャルドネ!
もうコレは文句なしと、この界隈のワインとしてはアルコール度数も高くなく(13.5%)、
酸の切れがいい。ガブガブ飲んでました。
昼からランチにワイン7種飲んで、一行もすっかりくつろいだ状態。まぁこんな場所で
ランチ食べてたら、くつろぎたくなるわな…。
すっかりリラックスの図
ピエロでののんびりした時間も終わったらホテルに戻ってイベントの準備。
一同タキシードとドレスに着替えてホテル前集合、バスに乗り込み再びルーウィン・エ
ステートへ。
着けば駐車場にはずらりとバスの列。しかもバスから出てくるのは全員タキシード&ド
レスと言う不思議な光景(一般参加者はまた別の駐車場)。
只今の時間は17時。
まずは正装の皆さん約2000人のガラパーティー。テーブルを囲んでの立食でスパー
クリングワインやビールなどなどと、軽いおつまみでウォームアップ?!
で、コレが約2時間・・・
こっちの人は立ち話好きだねぇ~。日本人の私達にゃ時間もてあまし気味。
そんなこんなでいよいよコンサートが。
ステージ前方はタキシード組が見たことないような低いポジショニングのイスに座って
観賞。しかも席に着く前に1人1本ルーウィンのワインが手渡されるという大判ぶるまい。
大方席に着いてしばし待つ事、コンサート始まったぁ~!
今年のゲストは"クリス・アイザック"。
アメリカンロックと言うか、カントリー的な演奏のミュージシャン。確か写真とか立ち上
がったらダメよって注意あったはずなんですが、出てくるなりフラッシュのパチパチ、し
かもステージに下りてくればおばちゃんとか抱きついてるし…。
日本では馴染み無いですが、アメリカとかコチラでは人気な方のようです。
だいたい1時間半くらいのコンサートが終了、1人1本のワインも半分は残ってますが、
そのワインはそのままで、次に特設テントのディナー会場へ。なんとまだ続きます。
コンサートでのタキシード2000人が入る特設テントは、それとは見れない会場でラウ
ンジコーナーあるわダンスステージあるわ。
ここでディナーを頂きながら、当然ワイン。しかもアートシリーズ飲み放題。
ガラにコンサートにこのディナー。今日1日でルーウィンのワイン何本空くんでしょう・・・
おかわり出来ます
とはいっても2ディッシュのディナー。食事終われば後は飲むのみ!ラウンジで飲んだり
しながら最終はダンスフロアへ!
そりゃもちろん踊っときましたよ、なんなら誰とわからんオッサンとステップあわせてみたり。
大盛り上がりのダンスフロア
結局17時から始まったイベントが終了したのは夜中の1時。
さすが最後の夜だけあって皆さん寝る間も惜しんで飲み倒し、最終部屋でも飲んで就寝は
3時過ぎだったかな?。
これにてひとまずオーストラリアの行程は終了。
後は帰る前にパースで遊ぶだけ!
と思ってたんですが、これまた素晴らしい企画が待ってました。
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してきます、飲みきる頃は、少し癖が会ってごま油と言うと例え良くないですがとろみあ
る風味、そんなイメージが出てきたもんで鳥刺し&肝(もちろん生)が頭をよぎったり。
飲み終えるのがこれほど惜しいワインは久々です。