3/1】ワイン造りのお手伝い開始!

今日から『カスターニャ 』のお手伝い本格始動!
って事でワイン造りの序の口とは言えお手伝い。朝7時ワイナリー集合!


朝7時。朝日が昇ってきました。


まずは準備段階として新人toryに与えられた仕事は"発酵タンク掃除"

「コレ磨いて」と指差されたタンク


「デカッ!!」

容量は3000リットル(上の写真)と2000リットル
このタンクは収穫したブドウをワインにする第一段階として発酵させる為のス
テンレス製タンク。

この2つのタンク、デカイ3000リットルにはシャルドネ、2000リット
ルにはピノグリが入ります。
この2つのブドウは、カスターニャの別ブランドで息子のアダムが手がける
アダムス・リブ 』で使用します。


でタンクを磨いたわけでして、この作業やってる最中にお日様がてっ辺。
真上からの日差しに加え、ステンなんで反射した光で前後左右さらには
下から陽の光。

干からびるかのような状態、写真では仕事してるように見えないかもし
れませんけどね…。


「テメー、ちゃんと洗えよ」


「丹精込めて磨かせて頂きます」


3000リットル。デカイでしょ


こっちは2000リットルタンク

ちょびっとの洗剤とタンク磨いて水で洗い流し。その後洗剤がアルカリ
なんで今度は酸でタンクを洗って、仕上げにもう一度水洗い。
これがタンク洗いの工程。


2タンク、ピッカピカに磨きましたよー。これで2009年のアダムス・リ
ブは一味違います。


洗い終わったらいよいよ機材をセッティングして作業開始!


セッティング完了。
白い箱がBINと言われる箱(500kg)

洗った醸造タンクの他に《選果台》《除茎(リステム機)》
《パイプなど道具一式》
を水洗いして、それらの機材をすべてを繋げ
ます。

まずは【選果】

500kgのブドウが入った巨大なBINから選果台へ移して、痛んだモノ
、日焼けしたモノ、葉などを目で見てふさわしくないものを除きます。

【除茎】
選果の段階でOKのブドウはベルトに乗って流れていき、茎を取り除く
リステムの機械の中を通過。この時点でブドウは果実と茎に分けられ果
実のみがを通って発酵タンクへ。

去年までのアダムス・リブの白は、この段階で果皮とジュースに分けら
れてジュースのみがタンクに移されてたんですが、今年は果皮も一緒に
発酵タンクへ。ジュリアンがイタリアに行った際にあちらのワインメー
カーとの話の中で「今年は果皮も漬け込もう」と思いついたんだとか。


ブドウを選果→そのブドウがベルトで運ばれ


茎を取り除くマシンへ(右このヘラのようなものが回転して茎と果実を取り分けます


ジュースと果皮はパイプを通ってタンクへ


この日シャルドネは3BIN(約1.5t)分がタンク内へと収まりました。


この一連の流れ、いろいろな作業があるとはいえ、カスターニャは家族
経営ワイナリー。この日作業に関わったのは

ジュリアン=監督
アダム=助手&実作業
ダニー=選果
玉山=実作業
鳥井=実作業

5人!家族で出来るもんなんですね…。



ひとつの品種が終わったら、考えりゃ当たり前の事なんですが、すべて
ばらして水洗い、再び組み立てて別のブドウ品種でもう1回なり2回なり。
機材がコレだけでかいと一苦労です。

すべて洗い終わったところで昼休憩。
ジュリアンがランチにと、ロゼ を用意してくれました。



ロゼ旨ぇ~~!

パンとハム、チーズ、フルーツと摘みながら、ランチのロゼ。
いやぁ~旨い!労働の後の昼飯も旨いが、ロゼ もバツグンに旨い。

本来ならグビグビと行きたいところですが、さすがに午後の作業もあるん
でそうそう飲むわけにも行かず。グラスで3杯程(多いか?)


腹ごなしもすんだし、さぁもういっちょ!
で朝の作業に戻って、タンク洗い~機材組み立て~選果~タンクへ。


この日醸造タンクへ送り込まれたのはシャルドネ3BIN(3箱)とピノグリ
2BIN(2箱)。ちなみに1BIN(箱)は約500キロ。


朝7時からはじまった作業で終了したのは18時!
気付けばほぼ12時間。

片付けも終わって、ウダウダとワインの話してる所にジュリアンが持って
きてくれたのは、お昼のロゼの残りと話で話題に出てた地元ビーチワース
のワイナリー『ジャコンダ』のシャルドネ。1995年!!

2つのビーチワースのワインを飲みながら、この産地の良さをいろいろと
語ってくれました。


そんな立ち話がつづいてそのままテラスに移って晩御飯。
料理と一緒に出てきたのは『ジェネシス・シラーズ2001 』。

うまーい!!
今まで飲んだどんなシラーズにも似てない。

オーストラリアシラーズらしい果実味のあるジューシーワインでもなく、ロ
ーヌのシラーともこれまた違う。
なんなんでしょうか?すごくクリアなんです、スーッと口の中を流れて行く
感じで程よくスパイシーで、この環境で飲んでるって贔屓目を差し引いても
初体験な極上のシラーズです!2001年と少し落ち着いた感じなもの良か
った原因のひとつでしょうし。

お仕事初日は、そんな美味しいワインで締めくくり。
さぁ、明日のお仕事はと言えば・・・