『雨宮みき』さんが出演していた、朗読劇【朗読ナイト 363話】を観劇してきました。
- 観劇日:
- 場所:あさがやドラム
- 劇団/団体:朗読ナイト
- 料金:2,000円
- 情報:出演者さんのtwitter等
劇場前の案内版
twitterでの感想はこちら。
トルル@t0rurun03
#朗読ナイト 363話を観劇。久々朗読ナイトさん!5種類の独特のお話。それぞれで情景を想像したり考察したり、そしてジーンと来たり…色んな方々の話し方などの表現力や想像力から創り出されるこの世界観、とても面白かったな。そして終演後も… https://t.co/UPguRaTEfz
2023年05月13日 23:54
皆さま、いいね、リツイートありがとうございます😊
~注意~
このブログの内容はネタバレを多数、というかガッツリ含んでいます!!!
朗読ナイトさんは動画での無料配信をされておりますので、ネタバレを見たくない方はご注意なさってください。
こんなお話
1人、もしくは複数人で構成された5組の方々によるオムニバス5本の朗読劇。
各お話のタイトルは以下のとおり。
- White Burn
- 深夜に糸井北れい
- 空色の着物をきた子供
- 上と下
- 渡り廊下の向こう
それぞれの感想
1作品目
- 作品名:White Burn
- 作:雁麗ぺろニカ
- 演出:ふくぅ
- 出演:梅井ゆえ・春井環二・やえ・加園陽一
おそらく…先日の東京オリンピックのときの40年後の話なので、ベースの舞台は2060年ころのお話。でもドンキって言っているんだよな~そのときもまだいるのか、あのペンギン。
劇中の時系列は複雑でちょいと解らないところもありましたが…
ラストの方のセリフの、2匹の蛇がお互いに喰らいつく表現は…ウロボロスということですよね。
そして今作では、そのウロボロスが作り上げた輪をエンゲージリングに見立て、時空を超えて互いが互いを…指輪でなく命を交換するように永遠に守り抜く。互いというのは、バルクと マミ。年齢が離れているのは、片一方だけが毎回過去に飛んでいるから。
で、今作はバルクが マミを助けるお話。
これとは別に、今作ラストから繋がる マミがバルクを助けるお話も今後あるのかな〜と。
で、そのときの話でバルクがライカンスロープになったエピソードもあり、その人体改造?したのがきっと マミ。
バルクが最後にマミに対して逃げろと言ったのは、チャームワームからと言うより、この運命のリングから逃げろという意味なのだろうな。
こんな状況になったのは、正体が悪魔だったウサキチと契約をしてしまったから…
だとして…結局チャームワームは何もんなんだろ。
こいつとのバトルシーンを想像するとかなりのグロね。
寄生獣のようなものか…
それにバルクが蹂躙されてしまったシーンは…何故か旧劇エヴァの、エヴァ2号機が量産型エヴァ′sに喰われるシーンを思い出しました…
と、まぁ色々考察してみたけど…
結構複雑_:(´ཀ`」 ∠):
演者4人によるシリアスな雰囲気と、音響効果による独特の世界観が醸し出された作品でした。
〈マミ〉役の『梅井ゆえ』さん。
妹に対しての「いいよ、お母さんあげる。そしたら…私は。。。」の切なさね。そしてラストの「素敵なレディになってなくっちゃ」のセクシーな喋り方ね。マミの成長というか進化が感じられました。
〈バルク〉役の『春井環二』さん。
老人バルクのしゃがれた声、合うね。4作品目の脚本の作者でもあり、多彩だな~っと。
あと、「こーゆーので良いんだよっ」のセリフの言い方が好き。
〈エミリ〉役の『やえ』さん。
チャームワームに寄生された後の活き活きさよ。こうゆう役が好きなのだろうな~っと。そして読むとき本から目を離し前を見る読み方が印象的でした。
ナレーション、〈ウサキチ〉役の『加園陽一』さん。
ナレーションをしていく様と、ウサキチの可愛い感を出す様と、そして正体を現した後の変化ね!あと、表情がそれほど変えずのウサキチの「ハグミー♡」は面白かったです笑
2作品目
- 作品名:深夜に糸井北れい
- 作:ツユキエリ
- 演出:庭田悠甫
- 出演:庭田悠甫・廣瀬恵理子・ふくぅ
タイトルの読み方は、しんやに いといきたれい。
このタイトルは…アナグラムですよね。
文字をバラバラに分解して組み立てると…今作のテーマそのものだ笑
メガネの小学生探偵の古文書100巻以上を、伊達に読破してはいないです←
コンビニトイレの利用を巡る仁義無き舌戦コメディ。
突っ込みどころ満載のお話だけど、まぁでも多分…″あえて″なのだろうな。
糸井北れいのオモチャとはいえナイフで脅すとことか、店員とオーナーの言い合いを聞いてないで、さっさと別のコンビニで用を足せよ、ってとことか、老人マツさんが子供の頃からコンビニを使用とかって、いやおま何歳よ!そんな昔からコンビニねぇよ!とか、そもそも誰がマツさんのことをオーナーだと呼び始めたのかとか、オーナーの突然の片言で、マツさんの話が本当かどうかも疑わしいよっとか、とか…
これは突っ込みを楽しむ作品なのでは?!と笑
〈糸井北れい〉役の『庭田悠甫』さん。
異様なサングラス登場。それもあってかトイレをお願いする必死さがコミカルでした。そして最後の笑顔がめちゃ良き!
〈店員〉役の『廣瀬恵理子』さん。
最初の「いらっしゃらせー」がそれっぽい笑
最後の「と、言うことは。。。」のきょどっている声と目線が、今作のオチを添える良いオードブルでした。
〈老人〉役、〈オーナー〉役の『ふくぅ』さん。
独特の喋り方ですよね。あと表情が凄く豊か!
でも…序盤にフラフラしていたのは、徘徊を表していたとして、最初の口BGMは…さすがに何の演出だったか解りませんでした笑
3作品目
- 作品名:空色の着物をきた子供
- 作:小川未明
- 演出・出演:トニージョンストン
今作は、昔に出版されていた書籍らしいですね。
ネットでも全文を読むことが出来ましたが…やはり中々難解な内容。
てかチャルメラってこの本が出版されていた当時からあったのか…
大きく2つのパートに分かれた内容で、飴売りのじいさんの話と、タイトルにもある空色の着物を着た少年の話。
主人公の三郎が関わる2人(2体?)で構成されるお話ですが…どちらも結局正体は不明。
じいさんの方は、不思議な人形を箱に入れて持っていたらしいですが、表現を聞く限り異国の神様の像なんじゃないかなと。
で、そのじいさんのことを人攫いだと告げてきた少年は…悪霊か何かか、な。
少年に導かれてきた池に憑かれたようにやってきて、そのうち三郎は亡くなってしまうのですが、その死因も不明。ただ初日に映った白い顔は、自身の死に顔なのでしょうね。
その池の周りには白、黄、紫の花があると。陰陽五行でいう、中央から隠の部分の色をあえて書いてあったのは関連があるのか…
とにじょんさんの登場時のBGMから明るいお話かと思いきや…がっつりダークなお話でした。
この朗読をした『トニージョンストン』さん。
名前から海外の方がついに朗読ナイト参戦か?!
と思っていたのですが実際に見て、語りを聴いて、更にご本人に直接伺ったところ、生粋の日本人でした笑
落ち着き淡々と語り、時折り強弱を付けた抑揚や見開く目、作風にあったBGMも相まって、中々に影のある方だな〜って印象でしたが…
終演後にお話したら、よく笑う可愛らしい雰囲気の方でした(^^)
4作品目
- 作品名:上と下
- 作:春井環二
- 演出:ふくぅ
- 出演:木村徹・須田正樹・松野允彦・やえ
距離感がテーマ。1作目に朗読していた環二さんの脚本です。
平屋の家なのに何故か作られたエレベーター。
そのエレベーターで2Fに昇ると、何故か眼前に広がる寂れた商店街。その一角にあるバーに老人との出会い。
初対面の老人との距離感を誤る超ポジティブジョブズなヤマザキ。そのせいで出現した巨大なカマキリのダイスケとの戦闘となり、結果ヤマザキは命を落とす。
亡骸をヤマザキ両親に引き渡し、"地下"に埋葬された後、数年後。。。
カスガイの住むマンションの、あるはずの無い地下から上がってきたエレベーター。そこに乗っていたのは…数年前に亡くなった友人の、そしてその両親…のような黒い何かの物体…
うーん。
きっとエレベーターは、異世界への扉なのでしょうね。
そして、ヤマザキ両親も何かを知っている、もしくは既に別世界の住人から洗脳、もしくはもしくは入れ替わっている可能性も。
ほとんど状況説明がされないまま、息子の死をすんなり受け入れ、そのまま、無いはずの地下に運ぶとか怪しいすぎる。
で、2Fの老人もヤマザキたちを1Fの住人だと理解していたわけで…でも何者かの説明は無し。
そんな中でも我が道を行くヤマザキは、勝手にやり切ってやった感を出して召されていく…まぁ巨大カマキリが相手では、グラップラー刃牙じゃないと勝てないですね。
でも、ヤマザキみたいのが近くにいると日常が楽しいだろうな~
最も…一緒には居たくないかな〜ちょい、いやかなりウザい笑
話としてはホラーちっくですが、、、
文化や価値観が違う者が集まり形成されている世界においては、皆仲良くはできない。そのため、一定の距離感を保ち、強引な干渉はしないことが大事。
現在も某国間で行われている戦争、にも言えることかなと感じました。
〈カスガイ〉役の『木村徹』さん。
ヤマザキに振り回されつつ、でもそれがどこか心地良さを感じている。そんなMっぽさを感じる雰囲気でした。
〈ヤマザキ〉役の『須田正樹』さん。
超ポジティブ思考、そしてウザったさ(良い意味で)が伝わる話し方。更に表情でもヤマザキなウザさが伝わる笑 聴いていて気持ちよかった!
〈ヤマザキ父〉役〈老人〉役の『松野允彦』さん。
声、めっちゃ良い声!最初に声を聞いたときに、声優さんだよなぁと思いました。
老人のダンディさも際立つ!
終演後にお話ししたときも、独特の感性もあって楽しい方だなと。
〈ヤマザキ母〉の『やえ』さん。
本日2作品目。1作目とはまた違った、大学生の子どもを持つ母親感がある朗読でした。
5作品目
- 作品名:渡り廊下の向こう
- 作・演出・出演:雨宮みき
雨宮みきさんの、多少脚色を加えながらもお祖母様との実話をベースにしたお話、とのこと。
優しき語りに、そして聴き終わった後に沁みるこの感覚…
みきさんからお祖母様への、大好きという気持ちはもちろんのこと、お祖母様から みきさんへは、明るさや強さがしっかり受け継がれているのだなぁと感じました。
そして聴きながらも…私も亡くなった祖父のことを想い出しました。優しくて面白くて、幼き頃の私に様々なことを教えてくれて、今の自分があるのも…
実話を基にしているだけあって、状況描写や心理描写にリアリティを感じ、みきさんの、そしてご家族の、そのときどきの心情や情景が、絵として浮かんでくる。
淡々と語るその姿、でも1単語、1会話、1エピソードを丁寧に大切に読む。
特に、2回あった美術館の件は、どちらのシーンでも表情が柔らかくなるのが特徴的ね。
それほど、大好きで大切な想い出の場所だったんだなぁ、というのが伝わる。
そして、それまでどこか実感の無かった身近で大切な人の旅立ち、という現実を実感したシーンでの、何かを堪えるかのような喋り方に、こちらまで胸に詰まるような思い。
その後の みきさんご自身が就職した先の就職理由。このような背景があったのだなぁと。
就職後のお祖父様のエピソード。
夢枕、とも言うべきか、どこまでも見守ってくれるお祖母様。
もうね、ただただ聴き入っていました。
そして、最後まで語り合えた後の みきさんの晴れやかな表情。
大切な人が見守ってくれる支えがあるからこそ、前に進める、そんなことを語っているような表情に見えました。
やっぱカッコ良いよな、この姐さん!
先にも記載したとおり、今作は みきさんご自身が書かれたもの。仕事としての場所で初めての朗読とのことで…
そのような気持ちの入った作品を、実際目の前で、そして みきさんご自身の朗読で、聴けて見れて良かった。
あとこのお話、舞台化してくれても嬉しいなぁと感じました。
みきさんがお祖母様役で、更に挿入歌というか主題歌を みきさんご自身で歌う…(注 勝手な妄想です。)
最後に、今回は朗読に参加はしていませんが、MC担当?の、主宰の『王賀奈緒』さん。
すっごく久々にお会いしたわけですが、相変わらず、楽しくて大酒飲みで気配りできる、面白いお姉様ですわ!
そして、お馴染みのお手製のホタルイカ沖付け、これホント絶品!日本酒と良く合う。
もちろん、ただただ面白い方、というわけではなく、出演してくれた方々がとても好きで大切なんだなぁと伝わる。
カーテンコールのご挨拶ときも、終演後でも。
おかげで楽しい時間を過ごすことができましたよ。




