ブログタイトルにもあるように失敗しました。。。

 

 

私の技術レベルでは、

 

難易度 ★★★★★

 

です(´;ω;`)…

 

 

 

失敗した内容をブログ紹介するのもいかがなものかと悩みましたが、キーワード検索でご覧いただいている方へ、先人の失敗を見て学んでいただけるのであればと思いアップしておこうと思います。

 

「自分でなんとかしてやろう!」と思い、当ブログに辿り着かれた方大変申し訳ございませんm(__)m

 

 

 

- ・ - ・ - ・ - ・ - ・ - ・ - ・ - ・ -

 

我が家の2Fベランダへの勝手口は、上げ下げロール網戸が入居したときから設置されています。

築17年の注文住宅なので、現在新築物件には採用されているのかどうかはわかりません。

上げ下げロール網戸ってレア建具なのか、なかなかWeb検索でもヒットしません。

 

 

三協アルミ製 上げ下げロール網戸、YKKAPやリクシルからも販売されているようですが、三協アルミはすでに廃盤?になっているようで、デジタルカタログには掲載されていませんでした。

 

 

 

取り外した巻き取りボックス。

スタイリッシュなアルミ素材で軽く、さすが一流メーカー品です。

 

 

 

 

 

勝手口ドア枠の上部アルミブラケットにステンビス2本で止められていました。

 

 

 

 

 

引き違いアルミサッシの網戸交換であれば、DIY初心者でも数分程度ででき

難易度★☆☆☆☆ レベルですが、この上げ下げロール網戸はなかなか構造が複雑で手怖いです。

 

 

 

前職は製造メーカーにいましたので、工場搬入口によく見られるシートシャッターが定期的に不具合を起こし、ノーヘルでフォークリフトの爪に上り(労働安全衛生義務違反)、巻き取りボックスを空けて修理していたので、構造はなんとなくわかっています。

 

 

 

 

 

妻が洗濯物を干しにベランダに出る際、ロール網戸を引っ張ると何かに引っ掛かり、さらに強引に引っ張ったようでビリビリに破れました。

破れたロール網戸の写真を撮るのを失念しておりましたが、ご想像の通りだと思います。

 

 

 

失敗①

確信を持って失敗事例とは言えませんが、私の反省点として調べた内容を記述しておきます。

 

防虫メッシュや網目の細かさの違いがあることは知っていましたが、材質が近くのホムセン調べではありますが、

 

・ ポリエステル(PS)

・ ポリプロピレン(PP)

・グラスファイバー(ガラス長繊維)

 

と違いがあります。

 

 

価格は、

ポリエステル < ポリプロピレン < グラスファイバー

の順のようです。

 

恐らく耐久性によるコストパフォーマンス違い。

 

 

近くのホームセンターダイキで廉価910×2m@382(税込)が一番安かったです

 

 

 

 

 

廉価ポリエステル素材の気に入ったのが、サイドエッジがこのように折り込み縫い付けてあるのでほどけにくそうという点。

しかし、我が家のロール網戸の幅は、555mmですが910mm幅で販売されていますから、どうしても片側を裁断しなければなりません。

そうすると片側はほどけやすいということになります。

 

 

 

 

 

 

ちなみにグラスファイバーを見てみると、サイドエッジ加工がされておらず、見た目ではほどけてきそうに感じました。

そもそもこれって編んでいないようですね。インジェクション成型かな?

※実は後に知りましたが、ロール網戸に採用されている材質はグラスファイバーが主流のようです。

 

 

 

 

 

 

廉価ポリエステルを買って帰り、写真は撮っていませんが溝切されたベニヤ板にアルミ板をクランプで留めて、使った工具は、半田ごてです。

ポリエステルの融点約250度に対して、半田ごての先端温度は約300度だから溶断できるのです。この手法は正しいと自負します。

 

画像でわかるでしょうか?ほどける感じはなく、溶けています。

ミクロ撮影しましたが、わかりにくいですね(苦笑)

 

 

 

 

 

ロール網戸の構成は、コの字(サイドと下)に布付きジッパーレールがあり、網が糊付けされています。

もしかするとアクリル系ウレタン系接着剤ではなくホットメルトのような気がします。

あくまで私の見解です。

 

そんな工場ラインのような設備は我が家にはありませんので、妻が嫁入り道具に持ってきたミシンで縫い付けることにします。

 

 

 

 

 

 

普段ミシン手芸なんてすることがなく、車中泊用のカーテンを自作した以来の腕前が原因なのかもしれませんが、網戸の幅を少し長くカットしておくことをお勧めします。

 

幅555mm、長さ2100mm×両サイドを縫い付け、縫っていない片方は巻き取りボックス内のアルミシリンダーに挟み込み(必死だったので写真撮れていません)、なんとか元の状態に戻せました。

image

 

 

 

 

 

 

自分では自画自賛であった頃(;^_^A

それなりに直線で縫えているとは思っていました・・・

 

 

 

 

 

エンド部分は、アルミバーに差し込み樹脂製のエンドキャップで止めます。

image

 

 

 

 

 

それから、ドア枠両サイドに、ジッパーレールを通すガイドレールがあるのですが、アルミ枠の中にさらに樹脂製のインナーレールがあります。

アルミ巻き取りボックスを持ちながら、さらに両サイドのガイドレールにうまく挿入していくのはさすがに一人では無理。

当初、巻き取りボックスを壁に頭で抑えながら一人で作業していましたが、妻に手伝ってもらいました。

 

 

ヨシ!
 
Web検索で調べても、「ご自身での修理は不可能」とか「メーカーにお問合せ下さい」といった
「素人には無理なんだよ!」と書かれたヘルプ記事ばかりだったので、なんとしてもやり遂げてやる!と意気込みましたが、結果は・・・

 

 

 

 

 

失敗②

やっとの思いで、両サイドのガイドにジッパーレールを挿入し、いざ玉チェーンを上げ下げして試運転を行いました。

 

ギ、ギギィー、ギャ――― という異音を鳴らし、何度やってもガイドからジッパーが飛び出てきます。

 

恐らくですが、馴れないミシン手芸で直線縫いしているつもりが、部分部分で長短があるのだと思われます。

 

何度も取り外し、リッパーで糸を外してはミシン縫いを繰り返しました。

もうここまで来たら意地との闘いです

 

多少弛みをつけて縫い直すのですが、今度は巻き取る際にまっすぐ巻き取れず、いわゆる巻き取りボックス内で「たけのこ状」になっているようです。

つまり、たわみ過ぎると「たけのこ状」になるのでは?

 

 

何度も調整し、付けては外してを繰り返しましたが、結果は

 

 

大失敗・・・

 

「だから無理だって言ってるでしょ!」という悪魔のささやきが聞こえたかどうかはわかりませんが、時間が掛かりすぎるし、なんか根本的に違うような気がして断念しました(´;ω;`)

 

 

最近、こういった修理、修繕を自分で修理される人向けに、ご丁寧なブロガーやYoutuberが紹介してくれていたりするのですが、この強敵『上げ下げロール網戸』を修理された事例を検索してもヒットできなかったので、世の中の『上げ下げロール網戸』を買い替えるか修理するかで迷っている方向けに、500円以下で修理できた!というブログを上げたかったのですが、撃沈してしまいました。

 

私自身、修理系ブログはDIYの参考に重宝させていただいております。

キーワード検索してもヒットしないということは、やはり修理不可能なのかそもそも『上げ下げロール網戸』自体がレアなものなのかもしれません。

 

「ここをこうすればいけるでしょ!」という参考になれば幸いでございます。

 

 

 

私はあえなく 撃沈。

 

カーーーン、終了!