2月1日に、寝屋川市国民健康保険運営協議会が開催され、令和5年度の寝屋川市の国民健康保険料率が示されました。
 まず最初に、大阪府が1月6日に示した、大阪統一保険料率の説明がありました。
統一保険料は前年よりモデルケース(所得210万円4人世帯)で29100円増額の454900円が示されました。
 そして、寝屋川市は令和6年度の統一保険料を推計し、令和6年度から大阪府下統一保険料に統合されることから、モデルケースで今年度と来年度の2か年で統一保険料との差を埋めることになると今年度29300円の引き上げが必要となること。しかし、コロナの影響や物価高騰を加味して、基金を最大限繰り入れることで引き上げ額を12000円に抑制をして、420900円としたいと説明がありました。
 私は、大阪府が定める統一保険料が全国の都道府県の中で一番高いこと、大阪府が財源投入を行っていないことを指摘し、このままいけば再び、日本一高い国保料を寝屋川市民にお願いすることになる。大阪府に保険料の引き下げを求めるよう寝屋川市に求めました。
 寝屋川市は、あらゆる機会を通して保険料の抑制に努めるよう求めていると回答しました。
 私は、大阪府の国保運営が統一化されると寝屋川市民にとって不利益な改正も多くある。市民の暮らしと命を守る立場で寝屋川市が大阪府へ働き掛けることを再度求めました。
 寝屋川市からは、制度改正について市民に分かりやすく広報していくと回答がありました。

 今回、基金が全額投入されたことは一定評価しますが、年額で1万2千円モデルケースで値上げとなってしまいました。統一されれば、さらに大きな引き上げとなり、寝屋川市の裁量が無くなってしまいます。統一化は辞めるべきです。