建設水道常任委員会が行われ審議をしました。今回の大きな市民の関心となったのが、市民プールの廃止です。市民プールは残してくださいと請願署名も提出され、傍聴席は満席となりました。
 市民プール廃止条例は可決され、市民プールをのこしてくださいの請願も不採択、市民の願い届かず。
 条例審議の中では、市民プールを廃止する理由となっているものが理由となっていない事を指摘しました。
市は民間でプールが設置されている状況で必ずしも公共が運営しなければならない施設でないと言っています。しかし実態は、寝屋川市内には市民プールのように子どもが短時間の一次利用することが出来るプールがありません。
市は大規模な改修が必要で7500万円かかる事が財政上厳しいとしています。しかし、回収をすれば10年は使用できる事になっています。年間750万円の費用を寝屋川市が負担できない事はありません。やる気次第です。ちなみに寝屋川市の一般会計は7年連続の黒字会計です。
すると、とうとう寝屋川市は提案理由にも、公共施設整備再編計画にも記載されていない理由を持ち出してきました。①地盤沈下があり、漏水をしていてプールとして使用できない。しかし、地盤沈下は調査をしたものでなく、ただ見た目でそうなっているそうです。②毎年約200人がけがをする危ない施設で安全が保証できない。地盤沈下によるひび割れ等が原因と説明しました。しかしよく話を聞くと年間200人のけがの理由は様々で必ずしも全員が施設が原因でけがをしていない事。また、危険な個所は修繕をすればいいのです。③改修費用がかさむ。7500万円と云っていた改修費用が実はもっとかかると言い出しました。しかし具体的な根拠はなしです。④そして最後にはとうとう、地震が来たら倒壊するといいだしました。そして補修には多額の経費がかかると、どのようにしてえられた大規模改修の予算だったのか。この間公共施設整備再編計画で行革の効果額を説明していましたが、そのすべての数字が変わってくるとんでもない説明です。
結局なにがなんでも廃止にするというのが寝屋川市の姿勢でした。最後には激変緩和のために何らかの対応を考えるとの答弁もありましたが、市の市民の意見を聞かない対応は許しがたいものです。
その後、請願審議もされましたが、議員からは一切の質問もなく市民の16000筆を超える請願は委員会では不採択となりました。