こんにちは、とーるです。

おそらく市販の箱出しでは最強のリボルバーであると思われるタナカの「R8」を手に入れましたので、やえやまカスタムと比較してみたいと思います。
R8は八連発リボルバーなのでリロードの心配が無く有利です。それ以外にも通常のリボルバーより遥かに高性能な特徴を備えています。

38口径リボルバーでありながら大容量の8連発であるためフレームサイズが大きく、44マグナムを使用するM29と同じサイズ感となります。

光学サイト仕様のために付属のマウントベースを後付けすると更に広がるのでホルスターを選ぶ構造である事に注意が必要と思います。
タナカのペガサスシステムは、カートリッジ式ではありません。シリンダーそのものがダミーのガスタンクであり、弾は外側に備えた回転するスリーブ式のパーツに詰める前装式の銃です。
発射システムがすべてシリンダーに収められているため、トリガーまわりの構造は実銃をよく再現しています。カート式ガスリボルバーのようなガスの注入バルブはグリップにはありません。
クラウンモデルガスリボルバーの4倍近くの価格帯、超高級リボルバーです。その分各所の剛性が高く仕上げも高品質。値段に見合った価値のあるたいへん満足度の高い品だと思います。

紹介はこのくらいにして、早速やえやまカスタムと性能を比較します。


【トリガープル】
トリガープルは公平なデータ取りのためにトリガーを引くスピードを変えて二種類測定する事としました。データの信憑性が上がるのではないかと思います。

①可能な限りゆっくり引く(最も重たい数値)
②可能な限り素早く引く(最も軽い数値)


【R8・トリガープル】
①は2.132㎏でした。
②は1.144㎏です。

リボルバーのダブルアクションとしては非常に軽いトリガープルです。


【やえやまカスタム・トリガープル】
①0.848㎏。
②0.314㎏ 。


【トリガープルの比較】

当然ながら箱出しとカスタム品では勝負にならないと思いますが、タナカのR8も箱出しで ここまでの性能を出してくるとは本当にすごいと感じます。


ペガサスシステムのトリガーフィーリングは非常に快適で、撃発の位置がわかりやすくトリガーコントロールがやりやすいと思います。一方、トリガープルの重さに加えて本体重量がやえやまカスタムに比べて倍近くあるため、速射性能と取り回しはやえやまカスタムのほうが上だと思います。



【初速】

タンクをあたためていないのですがR8は6発の初速が65~72m/sとたいへん安定しています。やえやまカスタムでは高くても60m/s程度の初速であることを考えると、やはりペガサスシステムは優秀と言わざるを得ません。


【命中精度】  
今回命中精度試験は距離6.2m、発射サイクル3発/秒という非常に厳しい条件で行いました。
R8はリキッドチャージながら非常に安定した命中精度です。箱出しでパッキンに当たりがついていないと思われますが、それでこれだけの性能ですから恐ろしいです。
シャノン搭載のやえやまカスタムは 我ながらよく安定しています。ライブカートリボルバーでありながらカートレス方式のリボルバーとタメを張れる存在です。


【まとめ】
【タナカM327 R8】と【やえやまカスタム・M586マッチカスタム・JSCエディション】の性能を比較しました。

やえやまカスタムが大健闘し、時には性能面で上回る項目もありました。やえやまカスタムはペガサスシステムと互角以上の性能があると言って良いでしょう。

ただし忘れてはならないのが、これだけ何年もかけて研究し、血のにじむような努力をして作り上げたカスタムリボルバーでも、タナカのペガサスシステムの前には箱出しの性能に追い付くか多少上回る程度のレベルがやっとであるという事です。

さすがはスピードシューティングのリボルバー部門でトップクラスのシェアを誇るペガサスシステムです。その信頼性の高さを鑑みるに、現状新品で手に入るリボルバーエアソフトガンの中では最も良く洗練されたリボルバーの方式であると言えます。


クラウンモデルで他の高級リボルバーとスピードシューティングで対等に渡り合うほどの性能を求める私の挑戦。到底無謀としか言いようがありませんが、それが私の夢です。


ご覧いただきありがとうございました。