こんにちは、とーるです。
今日は競技用リボルバーで使いやすいドットサイトを紹介します。
以前、シグザウエルのロメオ5やコクサイのシャノンをご紹介しましたが、とても高性能な反面、何万円もする高額商品だったり絶版品だったりでどうしても「絶対オススメ!」とまでは書けない代物でした。
【ベクターオプティクス】
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240719/12/torukun2927/10/72/j/o1080056215464833564.jpg?caw=800)
今回紹介するのは「ベクターオプティクス・センチュリオン」です。価格は一万円台前半といったところで、さすがに激安とは言えませんけれどもメーカー品の高性能なドットサイトとして考えると比較的安価な部類でしょう。
これは、スピードシューティングで使いやすいチューブ型のドットサイトです。対物レンズ径30mmという大変丁度良いサイズ感となっていますから、ロメオ5より見やすくシャノンより取り回しが良いと感じます。
チューブ型かつレンズ径もそこそこある事で素早いサイティングによる初弾の早さとドットを見失いにくい速射性能を両立します。
【マウント交換】
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240719/12/torukun2927/1b/24/j/o1080066815464833567.jpg?caw=800)
ハンドガンに使いやすい付属のローマウントを取り付けてあります。ライフル等の長物ならば構えやすいハイマウントがオススメ。
どちらのマウントも付属していますから、追加で買い足す必要はありません。
【視認性】
【ロメオ5との比較】
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240719/12/torukun2927/d7/35/j/o1080079415464833575.jpg?caw=800)
ドットサイトそのものの大きさはさほど変わらない気がする一方、レンズ径は10mm大きくなるだけでスピードシューティングの使い勝手はガラリと変わります。
【重さ】
【リボルバーへの装着】
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240719/12/torukun2927/63/c6/j/o1080065215464833596.jpg?caw=800)
やえやまカスタム・マッチ仕様に取り付けました。色合いが合っていますので違和感は無いですね。このデザインは気に入りました。
【射撃試験】
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240719/12/torukun2927/ea/9b/j/o1080056315464833613.jpg?caw=800)
ゼロイン後に実射試験を行いました。今回は距離を変えて2回実施しています。
【5メートル】
【6.5メートル】
さて、最近初心者向けのPPS競技を卒業?したので、今回からはより難易度の高い国内最高峰のスピードシューティング競技「ジャパンスティールチャレンジ・JSC」を想定した6.5メートル射撃試験(左)も導入してみました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240719/12/torukun2927/63/d2/j/o1080094715464833623.jpg?caw=800)
結果は、殆どすべてが直径8㎝以内に命中するという大変素晴らしい結果となりました。
つい先日、赤羽のシューティングレンジで6m先の10㎝フォーリングプレートを6発全弾命中させる動画を記事にしたのですが、今回の試験結果から言えば当たって当然と言えます。
【命中精度試験・総評】
JSCにおいて最も遠く小さなターゲットは6.5m先の12.5㎝プレートです。同じ距離をダブルアクション速射で手ブレをものともせず8㎝以内のグルーピングを実現するやえやまカスタムならば、余裕でステージをクリアできる性能があることがわかります。
※あくまで銃の性能だけを考慮した場合です
リボルバーのダブルアクション速射では、手ブレに加えてシリンダーの回転精度も重要な要素となります。特にライブカート式ではなおさらです。
そのようなハンデを抱えながらこれだけの安定性を実現するのですから、やえやまカスタムリボルバーはまさに最高峰のライブカート式スピードシューティングリボルバーと言って過言では無いでしょう。
【最後に】
リボルバーにドットサイトを載せてスピードシューティングをしようと考えている方は一考の余地ありと思います。