こんにちは、とーるです。

クラウンモデルのガスリボルバーの初速を少しでも上げる方法は無いものかと模索している現在。放出バルブの改造を試して見ることにしました。

【東京マルイ用のカスタムバルブ】
ガスリボルバーの初速アップカスタムで定番なのが、放出バルブの交換です。
例えば、東京マルイのガスリボルバー用初速アップバルブが過去に販売されていたりしました。このバルブは、ガスの放出量をアップするために体積を稼げる細い軸が使われていたり、気密が強化されていたりします。
 本当ならこのバルブがクラウンモデルにも無加工で使えたらよかったのですが、比較してみたら見た目は似ていてもサイズが全く合わないので、バルブを自分で加工するしか無さそうです。

【放出バルブを取り出す】
ガスタンク側面を、大きめのマイナスドライバーで外します。放出バルブはかなり簡単に取り出せます。

【軸の加工】
ヤスリやホビールーターで削ります。削るのは軸棒です。なるべく細くします。

くれぐれも円盤部分は傷つけないで下さい。最悪の場合、タンクにガスを注入した途端にガス漏れが起きます。
ちょっと削りすぎた?強度が心配です。
ガスリボルバー定番の改造の1つとして、バルブを抑えるスプリングも(1巻き分だけ)カットしてみましたが、結局これは初速アップにはあまり効果は無さそうでした。
後は普通に組み上げるだけです。

【初速比較・加工前】
まずこちらは改造前です。最近考案した新型ガスルートのおかげで元々初速は高いです。特にガスタンクをあたためていなくても60m/s近く出ます。

クラウンモデルガスリボルバーのカスタムで定番?の東京マルイのカートリッジを使用すると初速が下がると言われていますが、しっかり気密を取る事である程度の初速向上が見込めます。

【初速比較・加工後】
これが放出バルブ加工後です。
なんと65m/sくらいまで上がった?かもしれません???

かもしれませんというのは実はよく分からないからです。

なぜならこれは圧力が安定した外部ソースではなくリキッドチャージガスを使用しているためです。もしかしたら、作業でガスタンクを握ったりしてあたたまった分が初速に影響したかもしれません…


【結論】
実は記事の検証は何度か計測しては分解して削ってを繰り返した物です。どうやらけっこう削らないと初速は変わらない印象がありました。

結論から言うと多少初速はアップしているのは明らかなので、まあ恐らくやる価値はありそうな改造ですが、いまのところ耐久性の保証はできないという結論です。


正直言って、この改造よりはガスルートの気密を取る方がよっぽど効果があります。


また、ガスの放出量が上がるということは、燃費が落ちたり冷えに弱くなる事でもありますから、やはり慎重にやるべきかなと思います。


元々優秀な燃費と初速を持つクラウンモデルガスリボルバーですから、それだけで本当に充分かなと思っています。あえて安定性を下げる必要は無いだろうと思います。




【宣伝】
最近の大幅な初速アップカスタムの考案により、フリマ仕様も改修型としました。初速は以前より上がっていますのでサバゲーにも使いやすくなったと思います。

スピードシューティング専用の20ミリレイル装備版も揃えています。

また、初速アップカスタムを施さない安全なお座敷シューティング用もあります。

全部で3種類用意しましたので、是非用途に合わせてご購入いただけたらなと思います。手間がかかっているのと、自信を持ってお出ししているので多少値段は高いかもしれませんが、度重なる検証の通りライブカート式のリボルバーとしては性能は最高水準です。