こんにちは、とーるです。

今回雑談です。

別に過度にカッコつけた事を言ったり、誰かに褒められたい気持ちもあまり無いのですが、私は基本的にエアソフトガンの改造やカスタムで得た知見を自分だけの物にはせずなるべく細かく公開するよう心がけるようになりました。

もっとハッキリ言うと、誰かに真似されても構わないと思っています。
実は私がそのような考えに至った背景には、バイクや車で有名な本田技研工業(ホンダ、HONDA)の低公害エンジンの開発エピソードに感銘を受けたからです。

その昔、自動車から出る有害な排ガスが社会問題となっていた1970年代アメリカ。当時人類には実現不可能とも思われた、あり得ないほど厳しい自動車の排ガス規制法律ができました。その法律は「マスキー法」と言うものでした。

世界一厳しい排ガス規制であるマスキー法を、世界で始めてクリアした伝説の低公害エンジン「CVCCエンジン」を開発したのが日本の本田技研工業です。

私がなぜこの話に感銘を受けたのかというと、画期的な低公害エンジンであるCVCCエンジンを開発したホンダは、その技術をホンダという一企業のためだけに使わずに全容をすべて公開し地球環境のために役立てるという方針をとったという逸話に感銘を受けたからです。

CVCCエンジンについて:
※上記画像は引用記事よりスクショ抜粋


ホンダの創業者である本田宗一郎氏が持っていた信念の1つに「開発は企業のためにやるのではなく世の中に貢献する気持ちが必要だ」というものがあったと聞きますが、

難航を極めたCVCCエンジンの開発にはさしもの本田宗一郎でさえ「この低公害エンジンがあれば後発の企業である我々ホンダが世界一の自動車メーカーになれるんだ」とうっかり発言してしまったとのこと。

それを聞いた部下たちが「我々はホンダが1位になるためではなく、地球環境のためにエンジンを作りました」と反論したと言います。

本田宗一郎氏自身が本来の信念を見失いかけた時、その事を部下に気づかされたという逸話に私は大変な感銘を受けました。
 以上が、私がエアソフトガンの改造やカスタムの成果を独り占めせずに公開する理由です。

最初に書いた通り、別にカッコいい事を言うつもりも有名になるつもりもありませんが、少しでもエアガンの裾野に貢献できたらなと思っています。
エアソフトガンという小さな業界。お座敷シューティング、スピードシューティング、サバゲーなど、楽しみ方の方向性は多岐に渡っているにも関わらず裾野がいずれも狭い小さな世界。

私の知見が少しでも役に立てたらいいなと思ってブログや動画を投稿しています。

私にとってエアソフトガンはただの趣味ではありません。技術者たる自称エアガンスミス八重山徹の夢です。

書き終わってみて、最近妙にカッコつけた投稿内容が増えているなと反省していますが、自分的にはあまり良くない傾向です。言葉で語るより黙って成果を示す努力をしたいと思います。