こんにちは、とーるです。


今回はメーカーを超えた命中精度対決!最も特筆すべきはカスタム品対決という事です。三丁とも、何かしら箱出しとは違う特徴を持っています。



リアルな操作や外観を楽しめて、尚かつそれなりに実用性も兼ね備えた三丁です。 それぞれ元のメーカーの弱点を補う形でカスタムされていて、理想のリボルバーに近づけた物になります。


5メートルの距離から6発ダブルアクション連射にて判定。


今回は、明確な数値ではなく相対的な「ABC」の3段階評価をします。それぞれ絶対的に優れているとか劣っているとかの判断材料では無いのでご注意下さい。


果たして誰が勝つのか !?



①東京マルイ・NEWガスリボルバー・コルトパイソン


特徴:各所タイトな精密加工による安定の命中精度。レインボーラグーンカートリッジ仕様への改造はライブカートの臨場感溢れる操作性を実現します。同じようにカスタム可能なカートリッジとして、現在はシーテックと呼ばれる物が主流で販売されています。



結果:

命中精度:B

初速:A

操作性:C

リアリティ:B


総評:

中央付近に当たっているため命中精度は文句無しでしょう。ただ、グルーピングとしては多少横に散らばっており完璧とは言えません。BB弾前進機構がオミットされている事でダブルアクションの影響をうける点、癖のある独特なトリガーフィーリング等による横ブレが出ました。これに関してはレインボーラグーンではなくキャロムショットのアキュラシーカートを使えば改善できますが、あちらはとても高級なカートリッジで、しかもBB弾を込めるのが大変だったり若干使い勝手の悪さもあるので、本当に外せない精密射撃でも無い限りはレインボーラグーンカートリッジがオススメです。初速に関しては、カートリッジのガスルートが広いため箱出しの24連発シリンダーよりもアップします。縦軸にブレは無いので初速はかなり安定していると言えます。ただ、もともとライブカートモデルではないためエジェクターが稼働せず、機構の関係上カートリッジを抜いての空撃ちができないなど致命的な欠点もあり、様々な制約から操作性は微妙です。




②コクサイ・M29シルバー(M629)・Xカートリッジ仕様


特徴:

「かつて存在した、リボルバーのコクサイと呼ばれた老舗メーカー」よく使われるこの表現が私はお気に入りです。びっくりするほどリアルな外観にはため息が出ます。そしてこちらは世にも珍しいXカートリッジを使用する謎の改造品です。ホップ機構を備えた後期型をベースに、シリンダーインサートを加工してマルシンのXカートリッジをそのまま使えるようになっています。(内部パーツ変更やメンテナンス、修理等はしていますが、Xカートリッジ仕様のカスタム自体は前の持ち主が行ったもので、私の手によるものではありません)



結果:

命中精度:C

初速:C

操作性:A

リアリティ: A


総評:

命中精度は残念ながら良いとは言えませんでした。ダブルアクション連射はもはや狙って当てるという代物ではありません。一方、操作性とリアリティに関しては文句無しです。シリンダーセフティを備えていたり、フルストロークで稼働するエジェクターロッドなど、実銃と全く同じシステムが搭載されており満足度が非常に高いです。Xカートリッジの見た目のリアリティも最高です。基本的には、実射性能よりもロマン重視の撃てるモデルガンと言えます。東京マルイとは対局の設計思想です。




③クラウンモデル・コルトパイソン・貫通シリンダーモデル・東京マルイカートリッジ仕様


特徴:

いつもご紹介しているので割愛します。



結果:

命中精度:A

初速:B

操作性:B

リアリティ: C


総評:

中央付近に2発、我ながら命中精度はガスリボルバー史上最高レベルです(言い過ぎ)。リボルバー限定マッチでこれを使用していたのはもはや反則レベルかも。着弾の横ブレは一切ありませんが、これはダブルアクションの影響をほとんど受けない完璧な調整ができている事の証明です。東京マルイと違うのは、初速低下による影響が多少大きく、撃つ度に弾道が少しずつ下がっている点です。ちなみに初弾は一番上に当たって狙った中央から外れてしまっていますが、そもそもこの初速低下を計算してリヤサイトを最初から高めに設定していたりします。スピードシューティングでは初弾は的確に狙えても、次々と的を照準していくうちにどうしても狙いがズレてしまう可能性がありますので、1発目よりも2発目以降がちゃんとサイト通りに当たるようにしているわけです。更に、箱出しの仕様とは違いフルサイズカートリッジが使えるようになっているため高い操作性があります。プラスチックカートリッジによって銃本体が軽いため取り回しは最高ですが、手ブレしやすく慣れは必要です。今回の三丁の中では最もリアリティとは無縁な存在かもしれませんが、ライブカートということでリボルバーの楽しさは充分楽しめるでしょう。



ということで優勝は決められません。

ですが、私が一丁選ぶとしたらやっぱり愛着あるクラウンモデルでしょう。自分に合ったカスタムを追求したこの高性能は1度味わったらやめられません。


厳密にはクラウンモデルをベースとしたカスタムガスリボルバーなのかもしれませんが。


とにかくクラウンは最高です。


ということで今回はこの辺で、さようなら!



※エアソフトガンのカスタムについて。カスタムは元の機種が持つ長所を消してしまう事もあり、必ず妥協すべき点が生じます。目的があってのカスタム・改造であることを認識して自己責任で行って下さい。