地震保険の請求で。。。② | 金融保険業での日々

金融保険業での日々

金融保険業で働いての愚痴、その他。共感していただけたら。

前回の続き。地震保険の被害請求で対応したお客さんのお話を。

保険の請求対応の際、結果として喜ばれる方が大半であるものの。

これだけしか出ないのか。こんな内容だとは思わなかった。

これだと出ないとか聞いていない等。。。クレーム?になることも。

こういった案件、説明・対応できても精神的にはやはり負担。

 

では地震時、メンタル削られたお話を。

被害に合われて、保障対象になるのかどうかの問い合わせは多い。

これは当たり前で。どういった対応になるのかも含めて不安になりますよね。

ひっきりなしに、そんな電話が。問い合わせの電話を出続けていました。

 

私の所では、調査員が被害を現地確認し請求可能かどうかも含めて。という対応に。

そういったご案内をするも。件数は大変多く、調査員がいつ行けるかは。。。という状況。

そんな中、県外に住んでいるが物件をこちらで所有された方が。

契約内容や現地調査についての案内までおわり、現地調査の日程が決まったら連絡するとの段階に。

それ以降も頻繁に電話が。こういった損害は含まれるのか?他社ではこれはでるorでないと聞いたが、あなたの所は?

屋根の被害もあるから雨漏りしたらもっと損害大きくなるけど、その場合は?どれだけお金でそうなの?etc...

ある程度はわかる。その気持ち。しかし、多かった。あまりにも。

仕事用のケータイも持たされた部分で、対応した私も悪いが。休みだろうが、時間もお構いなしに。

早く対応しないと、よりめんどくさくなるだろうと思い対応の負のスパイラルに。

現地調査についても優先的・こっちの都合で見てくれるよね?県外に住んでいるから日程調整難しいのだからと。

 

なんだかんだ、現地調査も出来、保険金は支払われましたが金額にめちゃくちゃ不満そうでした。

こんなんじゃ足りない。もっとかかるはずだとも言いながら。

金額についてごちゃごちゃ言うのもみっともないから、上には言わないでいてあげるとも。

 

もうですね、嫌いになりました。このお客さん。それ以降、異動になるまで避けるようになりました。

自分の中で、負のお客さんだと。

自分の家も被害にあっておりました。

大半のお客さんは問い合わせの電話でも「貴方の家は大丈夫だった?」とか「私の家は後回しでも良いから、もっと大変な所を先に・・・。」等、忙しいのを労ってくれたり、気持ちを共有できたりして、自宅も心配なのになぜ他人の家の心配を優先しなければいけない職業についてしまったのか、という仕事辞めたいと思っていた気持ちが和らいだ思い出が。

こんな風に言ってくれるお客さんは、自分の中で、良いお客さんだと。

 

勿論、嫌いになったお客さんはこんな言葉はありませんでした。

 

心配で周りが見えなくなっていたのかもしれません。そう思えるのも今となればですが。

今回の地震でも保険業にお勤めの方で同じような経験をされた方がおられるのではと思いました。

無いこと強く願います。

 

そんな感じです。

 

前回 地震保険の請求で。。。