2月15日(金)19:57よりフジテレビ『アイアンシェフ』が放映されます。
1月26日(土)の収録で、僕も出ています。
それが、これこそテレビだという、驚愕する仕上がりになっています。

アイアンシェフ脇屋友詞(中華)と、ノミニー山田宏巳(イタリアン)の世紀の対決なのですが、
眉をひそめる幕開け、ハプニングの嵐、予測の出来ない展開、感動的な結末と、
「この世あらざるシーン」の連続になっています。
そうなると勝負が着かなければならない番組が、勝負などどうでもよくなって来るのです。
それほど尋常ならざるものをこの対決は孕んでいます。

ケネディ暗殺から9.11まで、「この世あらざるシーン」を映し出せば視聴者はテレビに釘付けになるのですが、
そんなことはしばしば起こるわけもなく、したがってテレビマンは「この世あらざるシーン」を創り出さなければなりません。
古代ローマから江戸時代まで、いつの世も大衆は
「この世にあって」「この世あらざるシーン」を観たいのです。
それがうまくいった時、民衆はコロッセウムの戦いや、歌舞伎役者の大見得に熱狂し、新しい文化が続々と芽を吹いて、長い平和が訪れるのです。

2月15日(金)オンエアーの『アイアンシェフ』は、
バラエティで出来る最上の「この世あらざるシーン」が一時間ずっとテレビの画面に映っているはずです。
「静」の脇屋友詞 VS.「動」の山田宏巳。
絶対王者・脇屋友詞 VS.異端の天才・山田宏巳。
中華の哲学者・脇屋友詞 VS.陽気なイタリア野郎・山田宏巳。
エンターテインメントの白眉。
必見です。