久々のブロードウェイ観劇

アカデミー賞受賞女優

レイチェル・マクアダムス主演の舞台

「メリー・ジェーン」


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数週間前の急な舞台のオファー
人生はいつも突然で
どれだけ瞬時に動けるかで
結果が大きく変わる

まだ30代前半のときに
マネージャーを通して
(日本では事務所みたいな役割)
大きな舞台のオファーがきた
当時の僕にはかなり大役
しかしそれはアンダースタディ
(代役) だった

すこし説明すると
その舞台には男性役がいくつかあり
その役の誰かが病気になれば
カバーして代わりに演じる役目
でも公演中だれも病欠にならなければ
一度も舞台に立つチャンスは
やってこない微妙な役

半年や一年のロングランなら

舞台に立てるだろうが

その時は確か1-2ヶ月以内だったように思う

僕はこのオファーを断った
何故なら自分が最後まで
いつ出演できるかわからない役回りに
テンションをあげて
モーチベーションをキープする
自信がなかったから

もしその仕事を受けていたら
今とは少し違う俳優人生だったろう

自己成長するには
自信がないものにも
向かって行かなきゃならないのに
たまに足がすくむ事もある

でもそれでも前に進めば

必ず成長や新境地という

ご褒美が待っているのだ

 

多分こういう瞬間のために

僕らは毎日生きている


この数週間は
新しい台本にどっぷり浸かり
本読みと何度かのリハーサルで
このブログのアウトプットが全く
出来なくなってしまう程の
責任ある大役とセリフの量
久しぶりに恐れを感じている自分に
まだまだひょっ子だなあと
笑いかけているもう1人の自分がいる
やっぱ恐怖や緊張はエキサイティングだ