経営幹部になる人の「CFOスキル向上」教室 -2ページ目

経営幹部になる人の「CFOスキル向上」教室

経営幹部の人、または経営幹部を目指す人のために、
どのようにCFOスキルを向上させ、どのように行動に結びつけるのかの情報を発信していきます。

経営の第一歩は、現状を正しく認識すること。



当たり前のことですね。



でも、

自社が財務的に、今どのような状態であるか把握しているでしょうか?









もし、よく把握していないとしたら・・・

資金繰りが切迫した状態になってはじめて、財務上の状態を理解するかもしれません。

そうなったら、

余裕がなくなり、本来の経営を行える状況ではなくなるでしょう。



できれば避けたい状態ですね。



そうならないためにも、

自社の財務上の課題は認識して、早いうちに解決をしておきたいものです。



認識しなければ、解決のしようがありません。




財務上の課題は4つに分類できる


財務上の最終的な目標は、「企業価値を向上させる」ことです。

その目標を達成するために、財務上の課題は4つに分類することが出来ます。






  1. 事業ポートフォリの最適化

  2. 事業運営の効率化

  3. 資本構成の最適化

  4. 不要投融資の処分






1. 事業ポートフォリオの最適化



事業ポートフォリオとは、自社が行っている事業の組み合わせのことです。


最適化するとは、事業を評価して、経営資源を集中させる事業や縮小・撤退する事業を決めることです。


そのためには、事業の成長性、競合状況、戦略上の重要性、収益性などの評価基準が必要になります。


正しく、自社の将来を決める判断ですね。





あなたの会社に事業の評価基準はありますか? 経営資源は適切に配分されていますか?





2.事業運営の効率化



事業運営の効率化とは、行っている事業を、より資産効率や経営効率を高めようとすることです。配分された資源をいかに効率的に運営するかということですね。





あなたの会社に事業がいかに効率的に運営されているか、という判断基準はありますか?


何をもって効率か、非効率であるか、ということを判断しているでしょうか?





3.資本構成の最適化



資本構成の最適化とは、負債と株主資本のバランスをとることと、負債と資産の期間をあわせることです(回収期間が長期の資産には長期の負債で、回収期間が短期の資産には短期の負債で調達すること)





あなたの会社は、負債と株主資本の割合がどの程度であると、企業価値が最大になるでしょうか? あといくら借入を増やすと金利が上がってしまうでしょうか?





4.不要投融資の処分



不要投融資の処分とは、不要な非営業資産(投融資)を処分して、資産の有効活用を行うことです。





あなたの会社に不要な非営業資産はないでしょうか?


あっても処分しないのはなぜでしょうか?


処分すると損が計上されてしまい、決算が赤字なってしまうから?









以上が財務上の課題です。



言われてみれば、ピンとくるものばかりだと思います。



しかし、

しっかり管理されていますか? と聞かれると、



「???」かもしれませんね。





「自社の経営状態はどうなのか?」

を認識することが、解決の第一歩です。



数字の上でも、経営状態を把握しておきたいものですね。





次回は「どのように財務上の課題を認識すればいいのか?」です。





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経営とは、「資源を最適に配分すること」である。

とよくいいます。



限りある会社の資源をバランス良く、有効に配分することですね。





「人、モノ、金」



いつ、どこに、どのくらい配分するか?・・・・・ということです。



新製品や新サービスを開発する。

新市場を開拓する。

設備投資を行う。

人材を新たに雇う。

など・・・。



また、

資源配分は日常的にも行われています。



何をどのくらい仕入れるのか?

人材はどのくらい投入すればいいのか?

そのためにどのくらいの資金が必要か?



資源配分は、現場でも毎日行われています。





さて、

資源を最適に配分する上で

CFOの役割とは何でしょうか? 




CFOの役割とは?








CFOの役割は、簡単にいうと、



「資金調達をして、事業に投資し、回収を行い、投資家に配分する」

ことによって、

「企業価値を高めること」です。





これが上手く行かないと、



資金調達が上手くできなかったり、

事業からのキャッシュフローが少ないために回収できなかったり、

その結果、借入金の返済や株主への配当が滞ってしまします。





中小企業の場合、この役割は社長が担っていることが多いでしょう。



中小企業の社長は、

毎日、「人、モノ、金」の配分のことを考えていると思います。



その配分が適切だったからこそ、

今、会社が存続しているのですね。





しかし、



あなたは、「自分の会社の価値がどのくらいあるのか?」分かっているでしょうか?



1億円?

10億円?





もし、よく分からないとしたら、



金融機関から借入を行うときに、

こんなことを言っているのと、同じことになってしまいます。



「私の事業にお金を出してください。必ず返します。」

「でも、私の事業にどのくらいの価値があるかは分からないけどね。」





もし、それでも貸してくれているとしたら、



それは、あなたの事業に貸しているのではなく、あなた個人や担保に貸しているのです。







CFOの役割は、

資金調達を最適化(資本と借入のバランス)、事業の評価と管理、再投資と配当の最適化

を行うことだけではなく、



会社の事業や戦略、計画を



「数値に翻訳すること」「数値を社内外の関係者に説得力ある説明をすること」



が重要です。



特に、

「数値を社内外の関係者に説得力ある説明をすること」は、



事業が成長する場面で必要になりますし、

強い中小企業を目指すあなたの会社には必須でしょう。









もし、あなたの会社に

このスキルが不十分だとしたら・・・・・・







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あなたは、今、会社の財務諸表を見ています。

経営の状態を確認するためです。





収益性は良好か?

安全性は確保されているか?

効率性は良いのか?・・・を見ています。









すると、

昨年より人件費が増えています。

早速、売上高人件費率を調べてみました。



売上高人件費率=人件費/売上高



昨年:35%

今年:40%



5ポイントも増えています。



あなたは、

売上を増やすのは難しいので、人件費を削減しようと思います。

アルバイトを減らして、効率的に現場を回そうと考えました。



そして、

あなたは、現場責任者に

「アルバイトを減らして、人件費を削減する」という指示を出します。



目的:人件費を削減したい

手段:アルバイトを減らす



それだけ?・・・



現場責任者は言います

「今でも人が不足気味なのに、これ以上人を減らすのは無理です」






さて、あなたはどうすれば良いのでしょうか?



ヒントは工場の生産ラインにあります。


日本の生産現場の効率性は世界有数ですよね。



ここに現場を効率的に回すヒントがあるのです。





工場にはラインという生産方式とセルという生産方式があります。



ライン生産方式は、

いわゆる流れ作業のことで、品物がラインを移動するにつれて加工が進んでいくタイプの方式です。

一つの仕事を、細かく分けて単純化し、作業を分担することですね。

スキルが高くない人材でも、ライン生産方式では戦力になります。



セル生産方式は、

一人または少人数で、組み立てから検査までの全工程を担当する方式です。

一人の場合は、全行程のスキルが必要になります。





実は、

全ての仕事はこの二種類に分類できます。




まずは、
仕事をラインとセルに分類してみましょう。


たとえば、

マクドナルドはラインですね。

作業は細かく分担されていています。



それに比べて、

オーナーシェフが一人でやっているフランス料理店は、セルですね。

全ての作業を一人で行っています。



ライン=仕事が分担されている

セル=比較的一人で完結する



という視点で仕事を分けてみましょう。




ラインの仕事を同期させる



仕事をラインとセルに分類したら、


ラインの仕事を工場のライン生産方式のように同期させます。





仕事が溜まっている状態は、工場でラインが止まっている状態と同じです。





仕事が溜まりがちなところを、ボトルネックといいます。





まずは、


このボトルネックに仕事が溜まらないように管理しましょう。


ボトルネックが仕事の早さを決めています。





それでも、効率的にならない!?


それでも効果が出ないときには、

セルの部分のライン化を考えてみましょう。



セルの部分は比較的高いスキルを要求されます。

その部分の仕事を分担することにより、効率が上がります。



仕事を重要な部分と、そうでもない部分とに分け、

重要な部分をスキルの高い人に任せ、他の部分をサポーするというイメージです。





さて、どうでしょうか。

何かのヒントになったでしょうか?





現場責任者から

「今でも人が不足気味なのに、これ以上人を減らすのは無理です」

と言われて、



「それを何とかするのが、現場責任者の仕事です」

などと言ったら、



現場責任者やスタッフはどのように感じるでしょうか?



あまり、いい感じではないですね。

辞めると言い出す人も出てくるかもしれません。



人件費を削減したいから丁度いい?



そんな馬鹿な!





もし、あなたが経営者で、部下に指示を出すときは、



「どのように行うのか?」



ということを一緒に考えましょう。



考えるためには、いろいろな知識やアイデアが必要です。

財務スキルもその一つです。



しかし、そのスキルを

上手に行動につなげるアイデアのほうが、もっと大事かもしれませんね!





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