蔵元:高良酒造

蔵元住所:鹿児島県川辺郡川辺町宮4340
購入額:¥3,740
   
原材料:サツマイモ(黄金千貫・鹿児島県産)、

米麹(黒麹・タイ米)
量:720 ml
瓶の色:緑色
アルコール度数:38°

蒸留方法:常圧蒸留、一次・二次ともに甕仕込み。

貯蔵方法・期間:甕貯蔵・7年

濾過:通常濾過

香り:香りは優しめ。38°と高濃度にもかかわらず、いわゆるセメ臭はあまりせず、開栓後時間経過とともにしなくなる。
 

風味:ロック。

開栓直後。香りは優しめ。38°と高濃度にもかかわらず、いわゆるセメ臭はあまりしない。一口目もピリピリしない。恐ろしく角が取れている。すごい。これが7年甕貯蔵の効果、か。黒麹らしく香ばしさを感じるけど、全体として「八幡」「田倉」的なあの風味。とにかく柔らかく、氷が解けてくるとどんどん素晴らしくなる。これはすごい!酔いあげには最高の銘柄のひとつ、と確信。

 

開栓数日後。開栓時に感じなかったセメ臭を感じてしまう。あら不思議。口当たりにも鋭さを感じ、あのまろやかな感じが遠くへ…アレ?自分の感じ方が違うのかもしれないし、疲れてるのかもしれない。

 

開栓1ヶ月くらいするとセメダイン臭は落ち着く。

ロックでまろやか、トロリと旨味が出てくる。

氷が解けてきたころがどうやら飲み頃。

氷🧊が解けてくると伸びていく。フワーッと開くようなお芋さんの風味というよりは香ばしさとボディがグンっとくる感じ。

締めにはよろし、です。

 

「はちまんろかせず」との夢のロック対決(2021年9月18日)

原酒ですが性格はまるで違います。

「古八幡」は黒麹、長期貯蔵。「はちまんろかせず」は白麹の無濾過モノ。

共通の風味は見出しにくい条件だし、実際感じることは困難ですが、度数の割にセメ臭がしないところや、どこかにバターっぽい感じがするところは共通点かと思いました。

 

「古」はコクがあり、熟成酒で自分が感じる(うまく言えませんが…)ウイスキーっぽさをわずかに感じます。

スイーっといなくなり最終的にはまろやかな感じで終わります。

 

「ろかせず」はまぁ芋ジュース。荒々しさも比べるとちょいとあるけど、芋のエキスが凄いですね。

「八幡」さを求めるならこちらのなのでしょう。

 

「古」は大人の風味。「ろかせず」は若々しさを感じられる風味。でしょうか。

前者も後者も通好みですが、特に前者は上級者向け、と思いました。

ごちそうさまでした。夢の対決、でした。

 

コメント:

「古八幡」。自分がお芋さんにハマり始めた20年くらい前には存在も知らず。ハマった頃には欲しくても手に入らなかった。今でも入手は困難ですが、少し頑張ればなんとかなるようになってきています。もちろんお芋さんは飲んでなんぼなのですが、持ってるだけで嬉しくなってしまうお芋さんです。黒麹モノの長期貯蔵モノ。38°ですが、トロリトロリとうまい😋

「八幡」の名前はついてますが、パーマンとは別物。うまいですよ😋

飲み方:ロックしかやっていない。
評価日: 2022/11/9
※評価214銘柄目でございます♪