蔵元:尾込商店

蔵元住所:鹿児島県南九州市川辺町
購入日・購入額:2020/3/29。¥2,043でした。
原材料:さつまいも(黄金千貫)・米麹(黒麹NK菌/国産米)
芋産地:鹿児島県(南薩摩)産 

タンク仕込み。

熟成期間:3ヶ月(タンク貯蔵)
蒸留:常圧。

酵母:不明。mother water:不明
量:1,800 ml  瓶の色: 茶色  アルコール度数:25度
詰め日:2020/3/13


香り:香ばしい香り。ナッツのような香りでツンと来る感じはほとんどない。


風味:ロック

新酒といえど少し寝かせてるためなのか、一口目から優しくそして鼻に抜ける強い芋の風味と香ばしさ、そして余韻…。どれをとっても一発で一級品とわかる。無濾過っぽい荒々しさも少し感じるが、全体として非常に上品。「き六無濾過無調整」っぽい感じもします。旨味成分がきっと多いのでしょう。

特筆すべきは余韻。非常に香ばしく長く続く。いつまでも口中にいてほしい。

 

常温水割り。

芋2:水1の比率。

まず一口目が甘い。なんか黒糖的な濃い甘味。

ピリピリ感なく、スイッと入る。クリア感まであってそれでいてボディもそこそこスルリと飲めて鼻から抜けていって余韻もやはり長い。


飲み方:常温水割り>ロック

※お湯割りやってない。すみません。

 

コメント:ついに我が家にやってきた「さつま寿 桜」。まずラベルがシブい!目一杯のこのど迫力の「桜」の字がたまりませんね。

 この「さつま寿 桜」は黒麹。「さつま寿」を冠していますが、「さつま寿」の新酒ではなく、尾込さんとこの「神座」の新酒。新酒とはいえ蒸留後3ヶ月ほど寝かせて割り水して25°に調整したものを「桜」として出荷しているようです。「神座」は自分の評価では殿堂入りの銘柄ですが、正直本家「神座」より尾込さんとこ独特の香ばしさと芋の旨味を感じました。素晴らしい。以前「神座」を飲んだ時にはここまでの感動は起こりませんでしたが、この「さつま寿 桜」はマジですごい。香り、コク、パンチ、キレ。どれをとっても最高レベルです。あの「はちまんろかせず」と飲み比べ

 

 

ても引けをとりませんでした。

 あまりにもうまくてお湯割りするの忘れた(笑)。これはいきなり「殿堂入り」レベルで良いでしょう。2021年分はget酎しませんでしたが、2022年分はぜひまたget酎したいものです。

  
評価日:2021/10/4(2020/3/29開栓→2020/6/14終了)
※評価203銘柄目でございます。