蔵元:大石酒造

蔵元住所:鹿児島県阿久根市波留
購入額:¥2,852
原材料:さつまいも(ハマコマチ)・米麹(白)
芋産地:鹿児島県産 米産地・米品種:不明(国産米)

熟成期間:不明
蒸留:常圧,酵母:不明
量:1,800 ml  瓶の色: 茶色  アルコール度数:25度
詰め日:不明


香り:花っぽい華やかな香り。柑橘系の甘い香り。みかん🍊ではなく、もっとフラットな甘平(かんぺい)みたいな甘い感じ。セイロンティーのような雰囲気もある。


風味:ロック。

一口目。ピリピリ感はほぼない。やわらかく、角が取れている。まろやかだが、「芋焼酎ではないそれほど自己主張の強くないまろやかで甘いリキュールを口に含んだ」というのが第一印象。柑橘系で例えるなら、おそらく「甘平(かんぺい)」に近い。ネーブルや伊予柑のような芳潤さは感じず、みかんやオレンジの酸味と甘味の合体した風味も感じず、甘夏やレモン系の強い酸味でもなく、文旦などの苦味もなく、ただフラットな柑橘の甘味。トロリとしていてまろやか。それに加えて芋焼酎らしいお芋さん(普通の黄金千貫でつくる芋焼酎)的な香ばしさと芋の風味も感じる。余韻も長めでコクも素晴らしい。ミディアムボディか。ロックだと風味が開いているようで開いていない。

開栓後落ち着いてくると甘味の裏側にしっかりとお芋さんのホクホクした香ばしさを感じるようになり、アフターにかけて柑橘系の風味が抜けていく。

 

水割り。

「芋2:水1」

これはいいですね。柑橘フレーバーはそのままにクリア感が増す。割るのが正解!

「ゴーゴー」で。

不思議とロックよりボディを感じる。柑橘系、”甘平”的な甘味はそのままに、芋の渋みというか苦味をわずかに感じる。余韻が明らかに長くなり、鼻の奥に抜ける香ばしいフレーバーに気づく。ロックより風味が“強く”なる。

「サンナナ」。

水多め。蔵元は「ニーハチ」というかなりの薄めの水割りを勧めている。こんなに薄くてもちゃんとお酒になってる!ただ、リキュールっぽいというか、お芋さんが遠くなって柑橘のリキュールみたいになってしまう。こんなもんだと思えば旨いけど、お芋さんらしさはかなり薄まる。

 

炭酸(ソーダ)割り。

「ゴーゴー」で。香りが意外とおとなしい。もっと炭酸で弾けるかと思いきや意外とそうでもない。口に含むとうすーいリキュールのような感じ。ただし悪くはない。薄く感じたので途中で「橙華」を少し追加。結果的に「ロクヨン」くらいに調整。確かに柑橘系の甘味は出てくるが、炭酸に打ち消されて”らしさ”意外に奥まってしまう。

アリかもしれないが、自分の好みではない。

 

コーヒー割り☕️‼️

実は数年前沖縄旅行で「泡盛コーヒー」なるものにファミマで遭遇。旅行中ハマった。この「橙華」の柑橘系の風味とアロマがコーヒーにマッチする、と確信してやってみた。冷めたコーヒーと「橙華」を5:5で割り、氷を少々🧊浮かべる。これはウマい!コーヒーの後ろ側にちゃんと柑橘のアロマがきてコーヒーを包む。そもそもお芋さんらしくない芋焼酎なので、全体として「こういうリキュール」として成立している。この飲み方は成功。コーヒー泡盛よりうまい!ハマコマチを使ってるこの銘柄とはベストマッチでしょう!

 

「午後の紅茶ストレートティー」割り。

「杜氏潤平蒸留したて」で成功したこの飲み方。やはり柑橘系の風味が顔を出す。これが「午後の紅茶」とちょっと喧嘩する感じで馴染まないが少し間を置くと落ち着く。この飲み方は「杜氏潤平蒸留したて」の方が明らかにうまい。


飲み方:ロック=コーヒー割り(ゴーゴー)>水割り(ゴーゴー)>「午後の紅茶ストレートティー」割り>ソーダ割り

 

コメント:ラベルがまぁ芋焼酎らしくなく、日本酒っぽい(笑)。ラベルの気合いの割にはキャップがちょっとショボいのが残念。

 

「味わえば超個性!」確かにラベルの通り。いろんな飲み方ができるお芋さんでした。ハマコマチならではの懐の深さなのかもしれません。造りの素晴らしさで柑橘系の風味だけでなく、ちゃんとしたお芋さんらしいコクを引き出すことに成功していると思います。個人的には芋焼酎の基本はやはり黄金千貫だと思いますが、このハマコマチはひとつのベースになってもいいのでは?と思うくらいのインパクトがありました。黄金千貫でないのに主役になれるインパクトがある。芋焼酎の新しい時代を感じます。食中酒としても食前酒やデザート的にいただくのもOK。

面白いのが割れば割るほどフルーティさが顔を出すところ。蔵元は「ニーハチ」のかなり薄めの水割りを勧めていますが、普通に飲むならロックか少々濃いめの水割りが好きかなぁ。商売的には薄めの水割りを勧めるのはナシの話だと思うけど、それを勧めてくるのは正直で素晴らしいと思ってます。さすが大石酒造さん!

 

ハマコマチモノはお初でした。ハマコマチ、いろいろ飲んでみたくなる、そんなふうに思わせてくれた逸品でした。素晴らしいです!


評価日:2021/8/6(2020/10/6開栓→2020/12/9終了)
※評価195銘柄目でございます。