イメージ 1

 

蔵元:霧島町蒸留所
蔵元住所:鹿児島県霧島市霧島田口
購入額:\1,630
原材料:さつまいも(安納芋)、米麹
量:720 ml
瓶の色:茶色
アルコール度数:25度、常圧蒸留

香り:フルーティ。柑橘系の香り。

風味:かなりフルーティ。極めて「魔王」的。ただ、「魔王」より濃い味。
 飲みやすいが、比較的焼酎としての強さを持つ。おそらく芋の違いでしょう。リキュールっぽい感じが気になる。
 氷が解ける前にほぼストレート状態で飲むと、一癖あり。
 まぁ、この”一癖”がこの銘柄の特徴なのだとは思います。悪く言うと、芋らしくないんですよね~。清酒っぽいんです。少し酸味もあるように思います。
 よく言うと、柑橘系の風味。氷が解けてくると上品なお酒になってきます。第一印象はよかったのですが、飲み続けていくと、その”癖”が気になってきてしまいます。。。

コメント:もちろん、これはこれで完成していると思いますよ。黄麹芋焼酎は「魔王」「富乃宝山」と飲んできましたが、これらとはまた違う世界を持っているという点ではすごいですね。安納芋+黄麹という組み合わせが生むのでしょう。
 黄麹芋焼酎は食中酒としてはいいものが多いですが、この銘柄はロックではあまりお勧めできません。かなり濃い料理ならOKですが。。。水割りならいいのかもしれません。
 価格設定がやや高いし(作りこみに手間隙かかるのでしょうが・・・)、若干奇を衒っている印象がぬぐえません。
 芋焼酎入門編として黄麹を用いたものが勧められますが、”入門編”としての位置づけならこの銘柄は”あり”と思いますが、飲みなれた方々は物足りなく、また少し異質に感じる銘柄だと思います。ただ、お酒としてはおいしいと思います。ここらあたりはさすが霧島町蒸留所ですね。「明るい農村」や「農家の嫁」など私はダイスキなのですが、この銘柄は今までの路線とは違う路線を開拓したいのかなぁ?って思いますし、そんな蔵元の思いや戦略が見え隠れします。。。(私の思い込みですが・・・)


飲み方:ロックしかやっていません。
    水割りもいいかもしれません。お湯割りはやっていませんが、多分あまりおいしくないでしょう。
    
評価日:2008/4/22
※評価57銘柄目でございます。