焼酎の蒸留方法には常圧蒸留と減圧蒸留というのがあります。
これを前知識として知っていた場合、どちらから飲むのがよいのか?
こんなことも考えてみました。

(芋)焼酎の従来の蒸留方法は常圧蒸留です。

大気圧の下では釜の醪の温度が約90度くらいで沸騰します(これが常圧蒸留)。
釜内の醪温度が90~100度と高く、蒸留中にフルフラールなどの二次生成物や高沸点成分が出てきます。
これらが本来もっている低沸点成分の軽快な香りをマスクします。結果として醪成分が十分留出されるため、味ののったコクのある芳醇な香味をもつ焼酎が生まれる、といわれています。
風味が重厚になるわけです。

減圧蒸留の場合には、50度くらいで沸騰させることができるので醪が低い温度で沸騰します。
そうすると発酵中の醪のような軽快な香りをそのまま得ることができるので
雑味成分の少ないソフトな焼酎ができると言われています。
減圧蒸留にすると飲みやすくなるわけです。
因みにどちらの蒸留方法を用いても、単式蒸留であれば本格焼酎を名乗ってもいいとされていますが、
一部では常圧蒸留のもののみ”本格焼酎を名乗るべきだ”という意見もあるそうです。。。

話を元に戻しましょう。

どちらを先に飲むとよりおいしく飲めるでしょうか?
上に書いたことを考えていただくと答えは自ずから見えてきますよね?
そうです、減圧→常圧の順番が飲みやすいのです!

例を挙げましょう♪
「天孫降臨」ロック→「さつま 黒」お湯割り。
これは麹のところでも挙げた例ですが、減圧ですっきりと飲みやすい「天孫降臨」は
常に”先発ピッチャー”になりえます。その後にガツンと来るものを飲むと本当に引き立つ感じがします。
続いて、「天孫降臨」お湯割り→「もぐら」ロック。
「もぐら」も”先発ピッチャー”としてかなりおすすめですが、実は常圧蒸留。
この前に「天孫降臨」を持ってきたのはかなりよかったのです。

他に減圧蒸留の有名どころでは「富乃宝山」と「魔王」ですね。
これも非常にマイルドで飲みやすい。
しかし、芋らしさが吹っ飛んでしまっています。実はこれが減圧蒸留の特徴ではあるのですが。。。
芋を飲みなれた方々には物足りないと思いますが、何銘柄か飲みついでいく場合においては導入としてとてもいい銘柄だと思います。

常圧と減圧蒸留のブレンド焼酎ってのもあります。
私が飲んだものでは、「界」「不阿羅王」「超不阿羅王」です♪
これらは非常に飲みやすく、おいしい(特に後2者)!
どっしりとした風味の銘柄の前に飲むのがいいでしょう♪

もちろん今回提案した飲み方(減圧→常圧)ってのは”確信犯”的(←カクシンハンッテマタソンナコトイッテ)飲み方です。
でも、知識をこのように生かすとまたおいしく飲めると思うわけです。

法則③:減圧→常圧の順番で。


とします。