■無とは何か?
私は子供の頃から、新月の夜空を眺めるのが好きでした。
田舎の夜空は街灯りの影響を受けず本当にきれいで、天の川銀河がハッキリ見え天空に斜めに横たわる銀河に魅了されました。
大人になって女性をロマンチックな世界に誘って口説くために浅はかな知識を偉そうに語ってました。
■無に突如出現した我々の宇宙
40歳頃から宇宙の成り立ちを知りたくなって、東京大学の佐藤勝彦教授の『インフレーション宇宙論』に興味を持ちました。

138億年前に『無』(何もないところ)に
突然インフレーションが起こり➡超一瞬
ビッグバンで宇宙出現する➡一瞬
138億年かけて膨張しながら現在の宇宙になった。
宇宙が出現する前は何があったのか?
その答えが”無”である。
人間は無というと何もない空間を思い描くが、
無は空間も時間もない(無は真空とは根本的に違う)
確かに宇宙はスカスカだが、空間はあるし、厳密には僅かな水素やヘリウムの原子(つまり物質)がある
■腑に落ちた無の理解
私は、この無という概念がなかなか理解できなかったのだが、最近はこう理解している。
人間などの生物は生殖行動により子孫を生むわけだが、生まれる前の世界が無なのである。父親と母親により生をうけ自我(意識)が芽生えるわけだが、我々が生まれる前が無なのである。
精子と卵子には自我があるとは思えないし、父と母が出会わなければ今の自分はないのである。
これが私の”無”の理解だ。