■ロシア侵攻丸4年➡少なくともロシアの勝ちは消滅した
2022年2月24日、冬季五輪大会が終わった直後にロシアのウクライナ侵攻が始まった。
そして昨日、イタリアのミラノ・コルティナ五輪が閉幕した。確かに4年経ったことを実感した。
当初ロシアはウクライナを三日で制圧すると思われたが、ウクライナの国を守るための本気の反撃に、士気の低いポンコツロシア軍はキーウから一時撤退を強いられることになる。

4年前の当時ニュースで話題になった有名な話だが、侵攻したロシア軍の兵士は祝勝会のために式典用の礼服持参で参加したということ。そして祝勝会のためにキーウのレストランを事前予約していた事実。
あれから4年も経つが、今も戦闘が続いていて、毎日沢山の民間人・両軍の兵士が無くなっている。

■プーチンの心情を読み解く
プーチンは『祖国防衛の日』の演説で戦争継続を打ち出した。
プーチンの本音は、(つまり最も恐れること)
ロシアで戦争に負けた大統領として歴史に名を遺すこと(いわゆる汚名)だけは絶対に避けたいと思っていることだ。
おそらくこれはプーチンにとってロシアの兵士が何万人失うことよりも優先される。自分のレガシーの方が大事なのである。
老い先短いプーチンは経済的に破綻しようとも、兵士が何人死のうとも関係ない、自分のことが最優先なのである。
ウクライナとの和平協議がなかなか進まない理由が、ロシアが1ミリも譲歩しないからである。特にドンバス地方の割譲にこだわっているようだが、これは『ドンバスを入手できれば』ロシアは国民に対して”勝った”と言えるからである。
■プーチンの次の手
ニュースでも流れているが『強制動員』を4月に始めるはずだ。
通信アプリの『テレグラム』を4月から全面停止するという。
これは『強制動員』であれば現在の契約兵に支払っている月200万ルーブル/人が、1/100の月2万ルーブル/人で済むからだ。
2023年の部分動員ではロシア国内で様々なデモが発生した。強制動員ともなれば暴動が起こる可能性がある。前回のデモはSNSでの発信で民衆が集まった。今は、ロシア国内では、XもfacebookもインスタもYouTubeも使えない。残るはテレグラムだけだ。
暴動が起これば、プーチン自身の命が危ない。
プーチンは民衆から処刑されたリビアのカダフィ大佐、イラクのサダム・フセインの悲惨な末路を見てきた。プーチンが最も恐れるのは、自身が民衆によって殺害されることである。あまりにも惨めだからだ。
4日前にウクライナのシルスキー軍総司令官が「戦略的には勝っている」と発言している。
今日もザポリージャ州でウクライナ軍は300平方キロ奪還したと欧米のメディアが伝えている。
私はウクライナに”本当の春”が近づいているような気がしてならない。
懸念はアメリカのトランプ(バカのウィトコフ含む)だけだ。