平山トオル オフィシャルブログ「通る 徹る 透る THROUGH PASS CLEAR」 -2ページ目

平山トオル オフィシャルブログ「通る 徹る 透る THROUGH PASS CLEAR」

俳優 平山トオルのブログ

日々の舞台やライブのこと、
プライベートなことなどを書いています!

こんにちは。


現在ミュージカル「キャメロット」出演中の平山トオルです。






今年で小学校の教員を辞めて10年目です。

10年目にこんなことになってるなんてあの頃は想像もできていませんでした。


10年いろんなことがありました。

人間としていろんなことを学んだ10年でもあります。

今思うとよく27歳からこの世界に飛び込もうと思ったなと自分で恐ろしいことしたなと思い返します笑


でも、僕にとって大事なことだったなとも思います。

この世界を目指していなければ、今の「平山トオル」は存在しなかったわけで、今ごろどうなっていたかわかりません。


苦手の克服、病気の完治、トラウマからの脱却、いろんな人生との出会い、ほんとに多くのことがありました。

これに関してはこちらの記事でもう少し詳しく書いてます↓




今回のミュージカル「キャメロット」に出会ったのはなんだかすごく運命だなと感じるんです。

キャメロットが僕らに伝えるメッセージは今の世界にも、今の僕にもものすごく刺さるものがあります。

愛とは何か、正義とは何か、平和とは何か、そして何より大事なことを最後に僕らに訴えかけてる様に感じるんです。

今ここにきて僕が感じ始めた悩みにものすごく後押しをしてくれる言葉でもあって、出会うべきして出会ったんだろうと感じずにいられません。


今回ご一緒する共演者の方々にもたくさんのパワー、エネルギーをもらっており、そして運命も感じています。

15年ぶりに共演する人、弟と昔共演してた方、前作からの共演者、戦友の大親友、同僚の教え子、師匠の親友、師匠の親友のお弟子さんなど、ものすごく繋がりが強い方々が本当に偶然に集まったなあと感じていて、何かこれが僕にとってのきっかけになるんだろうなと感じます。


僕の描いている夢はまだまだ先に続きます。

もっともっともっと人として、役者として成長していくために、明日も来てくださるお客さんのために精一杯の魂を込めて尽くします。







先日大阪新歌舞伎座にて

音楽撃『ダ・ポンテ』が大千穐楽を迎えました。


0から作り出したこの作品の一部になれたことに本当に幸せを感じています。


たくさんのお客様にお越し下さり、お客様の笑顔、拍手からたくさんの力をもらいました。

お越しくださり本当にありがとうございました。


毎回思うのですが、舞台は本当に1人だけでは決して作れなくて、キャストだけでも作れなくて、たくさんの支えがあって成り立ちます。

一見見落としがちになる部分にもたくさんの人が関わっています。

まず最初にこの情報を知るチラシには、カメラマンやチラシデザイナーの方やその写真を撮る際のスタッフの方、チケットを買う時にはチケット受付の方々チケット会社の方々、会場に向かう時にいらっしゃる案内スタッフの方々、それからパンフレットのデザイナー、カメラマン。舞台を見てすぐに見えるステージの装置には、それをステージ上に建てる舞台部さんはもちろんなこと、その設計をする美術さんやそれを作る舞台装置作製の方がいらっしゃいます。

それから照明さん、音響さん、そして、舞台にバンドメンバーが現れ、キャストが現れ、そのキャストの着ている衣装デザイン、カツラデザイナー、ヘアメイクにも多くのスタッフな方が関わり、舞台を進行するための舞台監督さんや劇場さんや演出部さん、早替えに関わってくださるスタッフさん、そして僕らが話すセリフや歌には、脚本家さん演出家さん作曲家さん、そしてこの舞台をまず行うということ大元から関わる主催者さん、プロデューサーさん、制作スタッフさん他にももうここに書ききれないぐらい途方もないぐらいたくさんの方が関わっていて、もちろんのこと見にきてくださるお客様皆さんがいないとこの舞台は成り立ちません。

この全てが揃わないと音楽劇『ダ・ポンテ』は成立しない。

だから舞台に立つということは本当にすごく贅沢なことをしてるっていつも思うんです。だから毎日お会いする一人一人に感謝していてこの舞台に関わる今会えない方々も含めて全ての方に常に感謝の気持ちを忘れちゃいけないぞと思いながら舞台期間を過ごします。


そんな大きな舞台の作品、しかも新作に関われるということは幸せなことで、本当に贅沢な時間でした。

お越しくださったすべての方、『ダ・ポンテ』に関わったすべての方に心から感謝いたします。ありがとうございました。


さて、僕は今回主に「ローゼンベルク劇場支配人」という役を担っていましたが、他に実は9役やっておりまして、全部で10役演じました。

全てを正確に見つけられるのもなかなか難しいと思うのですが、ここで紹介します!

ご覧になっていた方も全て合っているかチェックしてみてくださいね!



○M2 「来たぞニューヨーク」でのニューヨーク警察官

「そう!昼も夜も眠らない街!」とソロも歌っていましたよ☺️

袖にハケる寸前にダ・ポンテが2階部分に貼ったドンジョバンニのチラシを「勝手にこんなとこに貼りやがって!」と怒りながら剥がして立ち去ります!

見つけましたか?☺️



○「ローゼンベルク劇場支配人」

こちらが1番出番の多い役です。

史実に基づいた実在した人物で、ヨーゼフ2世に仕えたオペラ劇場の劇場支配人。

劇中ではちょっと頭のお堅い感じの役人というような感じで演じていました。

ダ・ポンテの宮廷詩人に採用することに大きく反対。ローゼンベルクは元から詩人であったカスティ神父にオペラの台本もずっと書いてもらえば良いと思っていたそうです。実は、、、ヨーゼフ二世が亡くなった後、ダ・ポンテだけでなくレオポルトによってローゼンベルク劇場支配人やカスティ神父も更迭となり、ウィーンの芸術の重要度が大きく下げられることになります。



○審問所の副審問官

早替えすぎて写真が撮れずに写真はありません😢

ダ・ポンテの女たらしっぷりが暴かれる審問所の副審問官として下手の方に登場します。ヴェネツィアから追放と言い放たれたダ・ポンテを捕まえて上手の方に連れて行く1人です。


○M7言葉の媚薬

ダ・ポンテの賭け事をするシーンで、賭け相手の仲間として後ろで賭けを見ている男として登場します。



○同じく「言葉の媚薬」

同じナンバーで、後半、ラブレターを代筆してもらう男として登場しそのままダポンテに魅了される男としてダポンテを追いかけ、メロメロにされて去っていきます。


○ガストハウスの客

これまた早替えすぎて写真がないのですが、ガストハウスのお客として登場し、「フィガロの結婚」創作現場に立ち合います。「フィガロの結婚」登場人物紹介では主人公「フィガロ」とダ・ポンテに言われる男です。


○M14「ようこそウィーンへ」

上流階級の人として岡本華奈ちゃんと一緒に上手から登場してペアダンスを少し踊っていました☺️


○ダ・ポンテの若い頃の回想シーン

これまた早替えで写真がないのですが、

ここで、若ダ・ポンテをいじめて月桂冠を踏んづけて踏み潰す学生役です。




○シカネーダー

シカネーダー劇団の団長で、脚本家で俳優。実は10役の中で1番キャラ付けに苦労した役でもあります笑

今回の舞台での課題は、10役をいかに同じキャラクターに見せずにやるかだったので、同じじゃないかつ、不自然じゃなく、シカネーダーとしてそこに存在できるように色んなキャラクターを試行錯誤しました。

結果的に皆様に楽しんでいただけたようで良かったです☺️



○一瞬だけ登場するウィーン警察。

追放中のダ・ポンテを見つけて後を追いかける警察です。


○レクイエムで祈る人々。

黒衣を纏って、モーツァルトの葬儀に参列します。


あ、こうして数えると11役やってましたね笑

着替えだけでいうと15回着替えておりました笑


裏でお手伝いしてくださる衣装さん、ヘアメイクさん、マイク担当音響さん、明かりを照らしてくださる舞台部さんがいなければこの早替えは絶対にこなせませんでした。

本当に感謝しています。


どの役もすごく大好きで愛しい役たちです。

みなさんは全て見つけてくださいましたか?😁


ご来場くださって本当にありがとうございました。

さて次は「キャメロット」!!

切り替えてまた新たな作品に挑んでいきます!


平山トオル

ネタバレありますので、ネタバレしてほしくない人はこれ以上読んだらダメよー。












「君たちはどう生きるか」

2回目見てきました。


1回目で全然分からなかったので原作「君たちはどう生きるか」を読み進めてみてからまた見に行きました。

それでやっと色々と見えてきたし、ものすごく面白いなあと思いました。

多分もっと原作読み込んだり、色んな人が言ってる「失われたものたちの本」も読むとさらに変わるのかもしれないけど、とりあえずキーになるものが何かが分かったので僕なりの解釈を書くと、



この映画のキーになるのは「石」です。

多分多くの人が、あの頭にぶつける石🪨はなんで?と思ったと思うし、

冒険を邪魔する石とか、積み木の石とかがなんなのか分からない人多かったと思うんです。


逆に言えばだからこそ2回目見たほうが分かりやすいということでもあるんですが、


あれは大叔父が言う「悪意のこもった石」がヒントです。

石は石ではなく「意思」なんです。

積み木が木じゃなくて石なのもそれがあるからですね。


初めの嘘をついた頭を叩いた石に「意思」をかけて、真人の「悪意のある意思」を象徴してます。

「石は痛い=悪意のある意思は心が痛い」とかけ合わさってるんです。


なので、冒険を邪魔する石たちは悪意の石(意思)であり、真人の善意を意思を邪魔する石なわけです。


大叔父に会った時に大叔父が見せた石は悪意のこもった石で、真人は「この石は悪意のこもった石だからもらえない」と言います。

大叔父が「これが見抜ける君だからこそ継いでほしい」と言います。

あれは大叔父の意思ではなく真人の意思です。


真人はあそこで人間として成長しようとしているわけです。

「僕は嘘をついたけど、もう嘘はつきたくない。正直に生きたい。」

そういう意思が「悪意のこもった石はいらない」につながってるということです。

そのあとまた大叔父に出会った時大叔父が

「ここにある石は時間をかけて探してきた悪意のこもっていない石だ」と新しい石を真人に提示します。

あれは、「自分の心を掘り下げて考えて探した自分の正直で素直な意思=悪意のない石」という意味で、実はこれに似た話が原作「君たちはどう生きるか」に出てきます。

大叔父は「この石を積み上げてほしい」と願い真人と分かれます。

そして壊れていく石たちはこれはもう分かると思いますが、全て真人の「悪意に満ちた石=意思」

つまり真人は嘘の塊を捨てて、正直に生きようと決意したということです。


しかし最後に真人は石を一つだけ持ち帰ってきてしまいます。

これは「忘れられない母への寂しさ」の石ですね。

ここだけは人には言わないけども僕の中にずっと残しておきたい嘘(秘密)の意思ですね。


これが分かるだけで「君たちはどう生きるか」の見方が数倍変わると思います!!


まだまだ隠された秘密はたくさんあると思うので僕も原作とか読んで探してみたいと思います!


しかし、「正直な素直な自分独自の意思を持って積み上げなさい」って、


まさに「君たちはどう生きるか」

ですよね。


深いなあ。