愛する魂の冒険者たちへ

クリスマスに向かって、

波動が高まっているのを感じます。

クリスマスは・・・

愛と思いやりと、ゆるしの日。

贈り物を送り合う日。

昨日、こんなことがあったんです。

「クリスマスコンサート」の開演前、

１時間ほど時間があって、

「お弁当を控室で食べようよ」ってなったとき、

パートナーの田宮陽子さんが

「あ、お茶が欲しいね」っていうんですよね。

僕は正直言って、別に、今、お茶はなくてもいいかな、

ちょっと瞑想したいな、って思ったんですが、

こういうのって「神様のお試し」だと、僕は、思うようになったんです。

田宮さんはドレスに着替える時間が必要だったんです。

僕は着替えは終わってます。

ここで買いに行かなきゃ、男がすたりますよね。

愛のコンサートなのに、

「愛なき男」になってどうするのって。

「じゃあ買ってくるね」って言って

財布をつかんで、控え室を飛び出して、買いに行きました。

控え室は３階で、

会場の建物が、建て増ししたような作りというか、

とても広くて迷路のようで、

あっちへこっちへ、うろうろした後、１階のフロントまで行くことにしました。

イベントの前だから、ちょっと瞑想でもしたいな、って思いながら。笑

脱線しますが、アメリカのベストセラー作家、ジャネットアットウッドさんは、

イベントの前に、瞑想してたんです。

きっと必要なインスピレーションがくるんだと思うんですよね。

大ベストセラー作家の本田健さんは、

「誰のためにこれから講演するのか」を数分、思い出してから登壇するとおっしゃっていました。

そんなことを考えながら、迷路をうろうろしてたら

携帯が鳴り始めて、

「田宮陽子」って書いてあります。

「あのね、お弁当のお箸が入ってなかったのよ」

うーん、お箸が入ってないってこと、ないんじゃないかな、と思いながら、

「お箸がないのね。はい、わかったよ」

と答えて、引き返して、５階のAKクワイアのみんなの控え室に飛び込んで、

「すんません！余ったお箸ありませんか？？」

「え、お箸、袋に入れときましたよ」

「そうですよね。それが、ないみたいで、すんません。あ、割り箸、ありがとーごぜーます！」

と言って、二膳のお箸を受け取り、１階まで行って、

お茶がないのでお水を二本買って

３階の控え室「みぎわ」まで戻ったのでした。

「みぎわ」っていうのは、何かというと、

僕は思わず、ちびまるこちゃんのみぎわさんを思い出しましたが、

「水辺」って意味なんです。

水辺？　そういえば、今日、「浜辺の足跡」っていう詩を朗読しようと思って用意してた・・・！

と気づいて、

シンクロに驚きながら、控え室に入りました。

ちなみに、隣の控え室は「ひかり」という控え室でした。

すると田宮さんが、こういうんです。

「ありがとう！　西田さん優しいね！　あ、そう、お箸はあったのよ。ここに入ってた」

「あ、お箸、あったんだね」

「ごめんね～」

「いいよいいよ。いいですよ。

ゆるします。田宮さんをゆるします」

と、クリスマス精神を発揮した僕を見て、

素敵なドレスに着替えた田宮さんは何を思ってか、

ほほえみを浮かべていたのでした。

さて、イベントで朗読した、

「浜辺の足跡」という詩をここで紹介させていただきますね。

〜〜〜

「浜辺の足跡」

ある夜、夢を見ました。

浜辺を歩いていたのです・・・神様と共に。

空には、私の人生の一場面、一場面、すべてが映し出されています。

どの場面にも、

浜辺を歩いている、

私の足跡と、神様の足跡が、刻まれていました。

最後の場面が映し出された、そのあとに、振り返ってみると、、、

突然、気づきました。

ところどころに、ひとりの足跡しか残っていない場所があることに。

なんとそれは、、、

私の人生で最もつらく、苦しかった時だったのです。

私は、神様に思いをぶつけました。

「神様、あなたは、

いつも一緒にいてくださるはずだったのではありませんか？

なぜ、私が一番苦しかった時に、私を見捨てたのですか？

私があなたを一番、必要としていたその時に！」

すると、神様はこうおっしゃいました。

「あなたは私の大切な子、愛しい子。

あなたのことを愛していますよ。

あなたを一人にしたりしませんよ。

あなたが辛かった時、苦しかった時、

たった一人の足跡しかないように思った時、

その足跡は、

あなたをおぶさって歩いた、私の足跡だったんです」

〜〜〜

これは、マーガレット・パワーズさんの詩で、

イベントの時は、中野裕弓さんの素晴らしい「超訳版」でお届けしたんですが、

ここでは、西田訳を載せました。

私たちは神様と、何ごとか、約束して、生まれてきているらしいんです。

その神様は、この宇宙に満ち満ちているし、

自分の内側にもいるんですよね。

神様を大自然って言ってもいいし、

いろんな言い方があると思います。

いつでも神様は一緒にいてくれる。

愛とゆるしを与えてくれている。

私たちがお空の上で、立てた誓いも、

身近な人、自分自身を愛して、ゆるして、

大切にすることから

達成されていくようなんです。

だから

何か、しんどいことがあった時には、、、

「ゆるします」

って、ただ言ってみると、なぜかふわっと心が軽くなり、

すごく楽になることがあります。

場合によっては笑えてきたり・・・

（ま、お箸の一件は、本当に大したことじゃなく、楽しい思い出ですが）

本当につらい時やしんどいことって、ありますよね。

僕はそんな時、

「ゆるします」

「ゆるします」

「ゆるします」

って言ってるうちに、

涙があふれてくることもあったりしました。

どうしようもないような時って、人生でありますよね。

病気になった時、別離で苦しかった時、

「ゆるします」

そうしているうちに、

気づいたら、いつか平安になったんです。

いろんなやり方があると思います。

「あの人をゆるします」

「この人をゆるします」

「お父さんをゆるします」

「お母さんをゆるします」

一番パワフルなのは

「自分をゆるします」

昨日、お箸が一時的に行方不明になったのは、

きっと、僕に、

愛とゆるしのレッスンを与えるためだったのでしょう・・・笑

お箸に足が生えて、天国にお散歩に行ったんだと思います。

そのあとに体験したイベントは最高に幸せな時間でした。

あなたが愛でいっぱいの毎日を過ごされることを、いつも応援しています。

今日も命にありがとうございます。

西田普

にしだあまね

しんどい時、つらい時に思い出したい魔法の言葉「ゆるします」〜お箸がないのよ事件