愛する魂の冒険者たちへ

 

 

 

秋分の日の前後では、

 

もしかしたら

 

「魂的な気づき」が訪れることが多いかもしれません。

 

 

 

あの世とこの世の境界が薄くなっているので、

 

自分の生まれてきた目的とか、

 

クリアしたい課題、といったことが

 

浮かんできやすいようなのです。

 


 

 

 

 


私たちは生まれ変わりを重ねる中で、

さまざまな経験をしているようです。

 

 



その中で、「ある才能」を獲得して、磨いてくることもあるし、

自分がクリアしたい「魂の課題」を設定することもあるようです。



確かに、幼い頃から、

天才的に何かができる人って、世の中にいますよね。




例えば、ピアニストとか、将棋のプロとか、そうした人たちです。

モーツァルトは3歳でピアノを上手に弾けたそうです。

実は、彼らは、前世でも技を磨いていた。

だからこそ、小さい頃から、天才的な才能を発揮できるのだそうです。



絵が得意なら、前世で画家だった。

イタリア料理が得意なら、イタリアに住んでいた。

どんな人でも、そういう『何か』を持って、

生まれてきている・・・。




そんなことを、

スピリチュアル書の翻訳家・作家の、

山川紘矢先生と、山川亜希子先生ご夫妻は、

インタビュー時に、教えてくださいました。


山川先生ご夫妻は、

「アルケミスト」「前世療法」「ザ・シークレット」

「なまけもののさとり方」など、累計700万部以上、

数々の重要なベストセラーを日本に紹介してこられ、

「精霊の囁き」といった自著では、

ご自身のスピリチュアル体験も紹介されています。

 







僕がインタビューさせていただいた時も、

ご自身の生まれ変わり(輪廻転生)について、

以下のように語ってくださったのです。




山川紘矢「僕は、世の中をよくしたいという気持ちがあります。

前世では革命をして、いつもうまくいかなくて、

ああ、暴力的な革命はよくないな、と学びました。

今回は、『人の意識が変わることで、世の中が変わる』のが1番で、

そのことをしに来たのではないかと、

自分なりに気がつきました。

それから、その昔、何か書く仕事をやってたみたいですよ。昔どこかで。

山川亜希子 おもしろかったのが、ある出版社の社長さんが、

アレキサンドリアの図書館の館長さんだった(笑)。

私たちの魂は、輪廻転生しながら、

自分のスキルを磨いていく。

そう考えたら、今は作家だけど、

前は書記だったかもしれない。

ただ書くことが好きだったのかもしれない。

子供に作文を教えていた先生だったかもしれない。

主婦の人で言えば、掃除は好きだけど、料理は嫌いとかいうことや、

子供や夫との関係などから、気がついていくこともあると思います」

(「前世を知って幸せになる本」マキノ出版、山川紘矢・山川亜希子著より引用)



 

 

 

今日は久々に、

胎内記憶(生まれる前の記憶)をテーマにした拙著、

「あなたがお空の上で決めてきたこと〜みことちゃんの物語」のなかから


「生まれ変わりの秘密」

 

「魂が設定した課題」について触れた部分(15話)を

 

載せさせていただきます。

 

 

この本

 

 

 

 

設定:みことちゃんは10歳の女の子です。

 

お誕生日の日に、ぜんそく発作で気を失って

 

お空の上に「プチ里帰り」しています。

 

お母さんの病気や、お父さんとお母さんの仲が悪いことで悩んでいます。

 

お空の上では、「白いヒゲのおじさん」といろんなことを

 

おしゃべりしています。

 

 

 

~~~
 

 

●みことちゃんの物語15

「あなたという太陽が昇る時、闇は必ず消えていく」



みことちゃんは、白いヒゲのおじさんに聞きました。

「闇を光に変えるリーダーって何するの? 

地上でしかできないことってなあに?」



「まずはね。

地上に生きている、

自分の中に、神様がいるんだって思い出すこと。

自分だけじゃなく、

地上で出会った人、生き物、

すべての中に、神様がいるんだって、感じることだよ。

そこまではいいかな?」



みことちゃんは、こないだ、

白いヒゲのおじさんが「名前に秘められたすごい力」のお話

 

をしてくれた時のことを思い出しました。


「うん、そっか。

イザナギのミコト、

イザナミのミコト、

私だったら、高橋みことのミコト、

えーっと、

ミミズのミコト、

亀のミコト、

猫のミコト、

いちごのミコト、

チューリップのミコト・・・」



「そうそう。

地上はね、神様みんなで演じている、

壮大なお芝居みたいなものなんだ。

それとね、地上でしかできないことっていうのはね。

あなたが、地上に天国を作ること」




「てんごくを、つくるぅ~?! あははは・・・」

みことちゃんは吹き出しました。



あまりに大風呂敷を広げた、ほら話のように思えたからです。

 



現実には、誰でも病気だってするし、

 

事故だってあるし、

とんでもないような悪事を働く人だっています。

 



飢えている人がいる問題や、

海や空気が汚れている問題、

地球上にはいろんなことがあるんだって、

小学五年生でも、よく知っているのです。




「ははは・・・そりゃ、おじさんは、いいよね。

お空の上でさあ、気楽にさあ、

歌ったり踊ったり笑ったりしてればいいんだろうけどさあ~」




みことちゃんは、

 

どんどんひどくなるママの病気や、

ママとパパの離婚のことが思い浮かんで、

次第に笑いが乾いていきました。




おじさんがこっちを見た顔が、

意外なほど真面目だったので、

 

みことちゃんは口を押さえました。




「天国には、天国は作れないんだよ。だって、元から天国なんだ」




ポツリとそういう、おじさんの静かな声を聞いて

「そう、そう、そりゃそうだよね。それは私もそう思うよ」

と、みことちゃんがいうと、おじさんがにっこりしました。




「みんな、地上に天国を作るために、地上に生まれるんだよ。

生きててよかったなあって思う時、

『天国みたい!』って思うこと、あるよね。

それは、本当に天国を思い出しているんだ。

その時、その人の周りには、天国が現れてるんだよ。



地上でそういう、天国時間を増やすこと。



そのためには、思いっきり、

 

自分のやりたいことをやっていくこと。

自分の願いを叶えていくことさ。

 



そうすることで、魂が成長するからね。

魂が一つ上に成長すれば、

 

因果はスッキリ解消していくんだ」




「えっと、因果っていうのは、

 

こないだ教えてもらったけど・・・」




「自分で選んだ、人生の課題のこと。

自分で出した、魂の宿題みたいなものだよ」




「あ、そうだった、そうだった!」




「それでね。

自分がやりたいことをやったり、

 

願いを叶えたりすることは、

自分勝手なことじゃないんだ。



地上のみんなが幸せになる、一番の早道なんだよね。



でも、優しい人ほど

 

『自分だけが願いを叶えちゃいけない』って、どこかで思ってる。

それって逆なんだよ。

 



優しい人ほど、自分を深く深く満たしてあげるといいんだよ。

必ず、できるからね。

 



特に、今は地球のエネルギーが上がっている。

自分の魂の願いが、どんどん叶うようになっているからね。

因果だって、消えていく。

そしたら、家族の因果も、スーッとほどけるからね」




「ああ・・・」

みことちゃんは、自分が、漫画家になって、

たくさんの人に喜んでもらうのが夢です。

でも、まさか、自分がその夢を叶えることが、

ママやパパや、お兄ちゃんやお姉ちゃんの助けになるなんて、

 

思いもしませんでした。





「人はね、自分一人のためだったら、

そんなに大した力は出ないものなんだ。

でも、愛する人や、愛する家族のためだったら、

信じられないほどの力が出せるんだよ。

そしてね。

自分は、自分で思うより善いことができるんだ、ってわかったら、

必ずそれをやりたくなるのが、人間って生き物なんだ」





「うん。そうだね。私も張り切っちゃうよ」





「みことちゃん、

こないだ、お空の上の『夢の果樹園』を、見てもらったね」




みことちゃんは、おじさんに、

あらゆる時代の、あらゆる夢が木になっている、『夢の果樹園』で、

みんなの夢の実の中身を見せてもらったのです。




「私、忘れないよ。みんなの『夢の実』。

みんな、あそこで、『夢の実』を選んで、地上に生まれるのよね」




「あの『夢の実』は全部、愛のかたまりなんだ。

自分が嬉しくて、

 

周りも嬉しくて、

 

地球の命も嬉しい夢を、

みんな持って生まれてきてるんだ。


それでね、

自分と関係のない『夢の実』は、選ばないんだよ。

必ず、叶う夢を選んで生まれるんだ。

 



何回も生まれて、死んで、生まれて、死んで、

ずっと叶えたかった、あなたの『魂の願い』がある。

それに沿った『夢の実』を、必ず選ぶんだよね。


地上にいる間だけ、その願いを実現して、

 

魂を成長させることができる。

それは、宇宙でたった一人、

 

あなたにしかできないことなんだよ。

一歩一歩でいい。

そうやって地上がだんだん、天国になっていくんだ」




「ふーん。てことはさ、何回も何回も、

共通する夢を持って生まれてるの?」




「そうだよ・・・。

みことちゃんは、

みことちゃんのパパの魂の物語を、見てみたいかい?」



「ええっ!?」

みことちゃんが答えるまもなく、

みことちゃんの目の前がまぶしい空間に変わりました。



「パパの魂の生まれ変わりの姿を、いくつか見せてあげよう。

時代も、場所も、立場も、外見も、性別もいろいろだ。

だけど、みんな、パパと同じ瞳を持っているんだよ。

同じ魂は、同じ瞳を持っている。

みことちゃん、

パパの魂の視点になって、パパの過去生を見てごらん」


〜〜

次の瞬間、みことちゃんは、

自分が見知らぬ場所に立っていることに気づきました。

あたりを見回すと、空がオレンジ色に染まっています。

空気もオレンジ色です。

見たこともない形の、高い建物が無数に立ち並んでいます。

人は一人もいません。

動いているものは何もありません。

みことちゃんは、女の人になって、

ある星の、ある時代の、文明の終わりを眺めていたのです。

この女の人は、この文明のリーダーの一人だったのですが、

滅亡するのを食い止めることができず、

そのことで自分を責めていました。

「私は何もできなかった。みんな、ごめんなさい」

彼女は涙を流していました。

みことちゃんは、この人の深い悲しみを一緒に感じました。

「でも、この女の人がパパなの?」


〜〜


次の瞬間、別の時代の、別の風景に切り替わりました。

「うわあー!」

今度は、みことちゃんは、鎧のようなものを身につけて、

空を飛んでいるのでした。

巨大な槍を持って、広大な荒野の上を、

風を切り裂くように飛んでいきます。

「こ、この人もパパなの?!」

手に持った槍から、

恐ろしい稲妻が飛んで、敵を打ち砕いていきます。

この人は、周りの人たちを励ましながら、

「邪悪な敵」と戦っているのです。

まもなく決着がつこうという時、

戦場を、「祈りの光」が包みました。

するとなぜか、敵も、味方も、みんなが、

何のために戦っていたのかを忘れてしまいました。

敵と味方の境目もなくなって、混沌とした状態になったのです。

その時になって、ようやく気づきました。

初めから邪悪な敵などいなかったのです。

よかれと思って戦っていたのに、実際は、

たくさんの命を奪っていたのでした。

「俺は、いったい、何をやっていたんだろう」

すると、どこかから「祈りの光」を送っていた女の人が、

空を覆うような巨大な幻影となって現れ、こう言いました。

「信じるならば、もっと大きなものを信じなさい」



〜〜

 



次の瞬間、別の時代の、別の風景に切り替わりました。

今度は、みことちゃんは、白い衣を着た、

年取ったおじいさんになって、雪山を眺めていました。

空の下に、尖った白い峰が並んで、

その下に、信じられないほど青い湖が見えます。

「今度は、おじいさん。これもパパなの? この山はどこの山?」

おじいさんは、ゆっくりと歩いて、

洞窟に入って、1枚だけ敷いてある布の上に横たわりました。

洞窟には、石を切って作った棚があり、

数え切れないほどの巻物が置いてあります。

そこには、数千年を経た知恵が記してあるのです。

横たわったおじいさんの脇に、美しい鹿が現れて、

あの湖のような瞳で、おじいさんを見つめました。

おじいさんが目を閉じると、

あとは青い空間が無限に広がりました。



〜〜




次の瞬間、みことちゃんは、馬小屋の中にいる自分に気づきました。

「これもパパなの?」

今度の男の人は、みすぼらしい格好をしていました。

目の前に、干し草のベッドがあって、

そこに、女性が横たわって、苦しそうにしています。

その女性は病気で死ぬところでした。

男の人は、大きな手で、女の人の小さな手をきつく握りしめています。

自分の魂を救ってくれた大切な人を助けられなかった、

激しい後悔と、力が及ばなかった苦しみで、

大きな手はブルブル震えていました。

自分の非力を詫びる言葉が、ほとばしり出ます。

女の人は少し口を動かして、目を閉じます。

貧しさと飢えの連続、それでも幸せだった時間と、笑顔。

小さな手の中から、その全てが流れ出して消えていくのを感じて、

男の人は、絶叫するように、女の人の名前を呼びました。



〜〜

 



次の瞬間、近代的なビルの中で、

きびきびと働いている男性の視点に変わりました。

パソコンに向かって何かを書いています。

電話で何かを話しています。

仲間と会議室で、楽しそうに打ち合わせをしています。

時計をチラッと見ると席を立ち上がり、

携帯電話で、家に電話をかけました。

「あ、みことちゃん。パパだよ。今日は早いからね。ママに言っといてくれる」



〜〜





「パパ・・・パパだ! やっぱり、パパなんだねー!」

みことちゃんは、すっかり、自分自身の意識に戻っていました。




「そうだよ。

みことちゃんのパパの魂の物語だ。一部だけどね。

みことちゃんのパパの魂が、

みことちゃんには見せてもいいっていうから、見てもらったよ。

パパの魂の願い、わかるかな?


それは、


愛する人と、仲良くすること。

人の健康や幸せの役に立つこと。

平和のためのコミニュケーション。

勇気を出して一歩踏み出すこと。

時間切れにならないように行動すること。



それが、みことちゃんのパパの魂の願いなんだ。


そのために必要なことを、

いろんな過去生の中や、

今回の人生でも、体験してきてるんだよ。

全部、今回の人生で解決できるんだ」




みことちゃんは、驚きのあまり、何も言えません。




「誰もが生まれ変わりを繰り返している。

みんな、みんな、魂を成長させるために。

すべての魂の夢はつながっている。

みことちゃんが願いを叶えることが、

一番、みんなの魂への貢献になるんだよ。


生きていて、ふとわいてくる、ワクワクした気持ち。

これをやってみたいという気持ち。

なぜか心の一番奥にある、消えない願い。

それは魂の願いのヒントなんだ。



そしてね、どうしようもなく苦しくて、

悲しくてつらいことを、なぜ経験するのかといえば、

その経験が、魂の成長の、肥やしになるからなんだ」



「肥やし?!」



「そうだよ。

その経験をしたことで、人の気持ちがわかるようになるんだ。

あなたが、その経験を乗り越えた時、今度は、

同じようなことで苦しんでいる人の力になってあげられるんだ」




「そ、それが、闇を光に変えるってことなのね・・・」




「そうさ。よくわかったね。

あなたという太陽が昇れば、闇は消えるしかない。

魂がいろんな経験をしてきたのもそのためなんだ」




「パパの魂もそうなの?」



「そうだよ。

もちろん、嬉しいことだって、たくさん経験してきてるけどね。

今回の人生の中で、全部を生かしきることができるんだ」



(つづく)


~~~



みことちゃんのお話はまだ続きますが、ここまでにしますね。


上述の

山川紘矢先生と、山川亜希子先生のお話を聞いた後、

僕も、いくつかの過去生や、

ずっと持ち越してきた「魂の願い」を、

不思議な経緯で思い出しました。

人は時期が来ると、「きっかけ」を得て、

 

必要なことを思い出せるように、

なっているようなのです。





ちなみに、山川先生ご夫妻のお話は、

以下のように続きます。

 



山川紘矢 いずれにしても、あなたは、やるべきことを、今やっている。

山川亜希子 だから今やっていることを、きちんとやりなさい。

正面を向いてやりなさい。この仕事もあの仕事もダメってなったら、

たぶん、今生、なかなかうまくいかないでしょう。

「これは嫌いだから、過去世でも、きっとやってないからやめよう」って言う人は、

ちょっと待ちなさいって言いたい(笑)。

 

一生懸命やれば変わっていきますよ。

どんな仕事の中にもおもしろさが必ずある。

山川紘矢 今、自分がやりたい仕事をやっている人は幸せです。

好きな仕事、やりたい仕事をやるといいと思います。

だけど、仕事はお金になるからやるって言う人も、

安定するからやるって言う人もいる。

どの道も間違っているわけではありません。

(「前世を知って幸せになる本」マキノ出版、山川紘矢・山川亜希子著より引用)

 

 

 

 

 

 

どの道も、間違っているわけではなく、

 

私たちは、自分の行きたい道を、安心して進んでいいのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

〜〜〜

 

胎内記憶をもつ子どもたちは、次のように語っています。

●子どもが、この世界に生まれてくる理由


1)子どもは、親を選んで生まれてくる。
親を助けるために生まれてくる (特に母親を助けるために)

2)子どもは、マイナスの連鎖を
終わらせるために生まれてくる(闇を光に変えるために)

3)子どもは、自分自身の
人生の目的を達成するために生まれてくる。
親だけでなく、みんなを幸せにするために生まれてくる

(地球を愛で包むために)


 

こちらからもお読みいただけます

 


 




もしあなたが、自分がやりたいことがあるのだとしたら、


それは、あなたがお空の上で決めてきたことかもしれません。



すべての息子たち、娘たちが、自分自身の道を歩めますように。


今日も命にありがとうございます。 
西田普
にしだあまね