愛する魂の冒険者たちへ

 

 

 

「この世に自分が生まれてきた目的」を知り

 

果たしたい。

 

目覚めて生きたい。

 

・・・誰もが心の奥底で持つ願いだと思います。

 

 

 

これって、

 

「魂の時代」に生きる私たちにとっては

 

ある意味、避けて通れないテーマだとも感じるんです。

 

 

 

そこで・・・

 

胎内記憶を持つ子どもたちや

 

スピリチュアルなマスターたち、

 

あの世を見た人たち、

 

大自然の精霊たちから

 

教わったエピソードを元に

 

「あなたがお空の上で決めてきたこと」

 

という物語を書かせていただきました。

 

 

 


ブログで大好評をいただいた内容を

 

書籍(永岡書店刊行)にまとめた時に、

 

ページの関係でおさまりきらなかった

 

書き下ろしのパートも含めた完全版を、

 

インターネットマガジン「アマテラス!」でお届けしています。

 

 

 

 

ふとひらめいて、今日、

 

3話目をこちらでシェアさせていただきます。

 

 

 

 

*「アマテラス!」=西田の記事や、田宮陽子さんの記事、

 

700万部ベストセラー作家・本田健さんの記事、

 

幸せな大富豪・斎藤一人さんの記事などを掲載させていただいている

 

無料インターネットマガジンです。

 

 

 

第一話、第二話もアマテラス!でお読みいただけます。

 

第一話

https://amaterasu-hikari.jp/_ct/17307016

第二話

https://amaterasu-hikari.jp/_ct/17316432?

 

 

 

 

3●命はみーんな、つながっているんだよ!

 

 

第一話と第二話で、ぜんそく発作のために

 

臨死体験をして

 

お空の上に「プチ里帰り」した

 

10歳の女の子、みことちゃん。

 

 

 

「白いヒゲのおじさん」とお話しして、

 

大好きな家族の元へ、戻ってくることにしました。

 

 

目を覚ましてからは、

 

病院のお医者さんもびっくりするほど、

 

奇跡的なスピードで回復することができました。

 

 

退院の日、家族みんなで、おうちに帰る車の中は、

 

どんなに明るかったことでしょう。

 

 

みことちゃんがおうちに駆け込もうとすると、

 

玄関先で、白い大きな犬が待っていました。

 

 

「ワン!ワン!」

 

白い犬は嬉しそうに吠えます。

 

ふさふさの真っ白なしっぽが揺れています。

 

 

 

「あら、かわいいワンコちゃん! 

 

パパ、ママ、このワンコちゃん、どうしたの」

 

 

パパとママは、みことちゃんのことを心配そうに見ています。

 

 

お兄ちゃんが慌てて言います。

 

「みことちゃん、病院で寝てる間に、

 

まさか、『オジサン』のこと、忘れちゃったんじゃないだろうな」

 

 

「オジサンって? この白い犬のこと?」

 

 

お姉ちゃんが、みことちゃんとつないだ手を、

 

ぎゅっと握りしめて言います。

 

 

「やあね。とぼけちゃって。

 

みことちゃんが名付け親でしょう。

 

わたし反対したのに。ね、オジサン」

 

 

「ワン!」

 

と、ワンコはもう一度、元気よく吠えると、

 

大きな犬小屋の前で、ぐるぐる回って喜んでいます。

 

 

みことちゃんが近寄っていくと、

 

みことちゃんの手をペロペロと舐めました。

 

 

「よしよし、あなた、オジサンていうの?

 

え……。オジサンって、白いヒゲの……まさかあなた?」

 

 

 

そんなみことちゃんを見て、パパはつぶやきます。

 

 

「一時的に、脳が混乱してるんだと思うよ。

 

1週間も気を失っていたわけだから。

 

似たような話、前に本で読んだことがある」

 

 

「そうかしら。本は、本よ。

 

すぐお医者さんに電話したほうがいいんじゃない」

 

そういうママの顔色は、ずいぶん青白くなっています。

 

 

突然、みことちゃんの内側に、聞き覚えのある声が響きました。

 

 

「そうだよ、わしだ。

 

白いヒゲのおじさんだよ。

 

ちょっと、みことちゃんの近くにいてあげることにしたよ。

 

どうじゃ、わし、きれいな毛並みしてるだろう」

 

 

 

「わあっ!!!」

 

みことちゃんは、この白いワンコを、もふっと抱きしめました。

 

 

「ごめんごめん、もちろん覚えてるって。

 

白いヒゲのオジサン、ありがとう。ここにいてくれたんだね。

 

寂しかった? ごめんね」

 

 

「おいおい、また、みことちゃんのボケが始まった。

 

でも、病気が治ったばかりだから、

 

ヘンなことを言ってもしょうがないか」

 

お兄ちゃんがホッとした笑顔で言いました。

 

 

みんなは、笑いながらおうちに入りました。

 

その夜は、みんなで、にぎやかに退院祝いをしました。

 

 

みことちゃんの大好きな、釜飯と、

 

なめこのお味噌汁、トマトサラダを、

 

ママが作ってくれました。

 

 

パパは、鯛にハーブソルトを振って、焼いてくれました。

 

 

「わあ、おいしい~!!!」

 

でも、みことちゃんは、お祝いの最中、

 

ママの顔色がとても悪いことに気がついていました。

 

 

フラフラしているし、時々、別の部屋にママだけ引っ込んでしまうのです。

 

 

 

 

翌朝、みことちゃんは、白いワンコのオジサンと一緒に、お散歩に行きました。

 

オジサンは早速、話しかけてきました。

 

 

「あのな。こないだ、お空の上で教えてあげたこと、おぼえとるかい」

 

 

「えっと、なんだっけ?」

 

 

「やっぱり忘れとるんじゃの~」

 

 

「あ、ごめんね」

 

 

「まあ、いいんだよ。

 

わざわざ、地上に来たかいがあるわい。

 

そのかわりと言っちゃなんだけど、

 

わしのお散歩、毎日ちゃんと頼むぞ。

 

すっごく楽しみなんだから」

 

 

そう言って、白い犬のオジサンは、

 

ちゃかちゃか歩いていたかと思うと、

 

鼻の前を飛んで行った白いチョウチョを追いかけました。

 

 

みことちゃんは、オジサンに引っ張られて歩きます。

 

 

「あのさぁ、オジサン。

 

私、たまごアレルギーがあるわよね。

 

……ママも、具合が悪そう。

 

どうして、地上では、病気になるんだろう。

 

どうやったら治るの」

 

 

「それを、こないだ、お空の上で、伝えたんだよ。

 

まず、病気というのは、決して、悪いものではないんだよ。

 

そりゃあ、その真っ最中は、しんどいのはわかる。

 

とっても、つらいよね」

 

 

「やだあ。どういうこと? 

 

そんなわけないでしょ。

 

病気が、悪いものじゃないだなんて。

 

治る方法を知りたいのに」

 

 

チョウチョと遊びながら、オジサンが言います。

 

 

「病気はね、命が、バランスを取ろうとして、

 

一生懸命、働いている姿なんだよ」

 

 

「バランス?」

 

 

「そうさ。まず、一番、大事なことから言うよ。

 

実はね。

 

命は、みんな、神様なんだよ。

 

命は、光も闇も、全部を包み込むものなんだよ。

 

命が愛なんだよ。

 

それが一番、大事なことなんだ。

 

そのことを、しっかり、想い出せば、あとは自然とうまくいくんだ」

 

 

「それなら、私、覚えてる。

 

お空の上では、みんな、それ知ってるもんね」

 

 

「そうさ。命という神様が、バランスを

 

取り戻そうとしてくれている姿が、病気なんだ」

 

 

白いワンコのおじさんは、ちゃかちゃか歩いて、公園に入っていきます。

 

 

「チョウチョの中にも、神様がいる」

 

 

オジサンは、公園の砂場の前で立ち止まりました。

 

みことちゃんは黙って、オジサンの言葉を聞きました。

 

 

「土の中にも、神様がいる。

 

池の中にも、神様がいる。

 

それを本当に思い出して、大切にすることだ」

 

 

「うん。わかったよ」

 

 

そう答えながら、みことちゃんは、

 

周囲の木や花が、にっこり微笑んでいるのを感じていました。

 

 

「肝心なことはね。

 

自分を大切にすることだ。

 

みことちゃんは、

 

宇宙にたった一人しかいない、

 

みことちゃんという神様なんだ。

 

命は全て、つながっている。

 

自分を本当に大切にできたなら、

 

全ての命を大切にできたことになるんだ。

 

これを徹底してやるのは、めっちゃくちゃ楽しいぞ」

 

 

「うーん。私、そのお話、

 

ちょっと難しくて、わからなくなってきた」

 

 

「いいよ。

 

今はね、

 

病気は、命がバランスを取り戻すための

 

『自然回復運動』なんだ

 

ということだけ、覚えておけばいいよ。

 

自分の命、すべての命からのメッセージなんだよ」

 

 

 

そういうと、オジさんは、

 

急にこちらをキッと見ると、

 

「見ちゃいかん!!!」と言いました。

 

「えっ!?」

 

すると「あのポーズ」をとって、

 

ホカホカのウンチをしたのです。

 

「ふう~スッキリした」

 

「やあねえ!」
 
(物語のエピソード3 ここまで)

 

 

コラム)

「お空の上の記憶を持つ少年」が話してくれたこと

 

みことちゃんがワンコと会話しているように、

 

僕の長女は、言葉を話し始めたばかりの頃、

 

庭に生えている小さな木と、お話をしていました。

 

毎日、木に、「~~さん、こんにちは」と、

 

聞いたことがない名前で呼びかけているのを見て、

 

不思議な感動を感じたことを、よく覚えています。

 

また、彼女は、お空の上にいた時のこと、

 

兄弟とお空の上で会ったことも教えてくれたのです。

 

けれど、大きくなるにつれて、次第に、

 

そうしたことは話さなくなりました。

 

ここで、「お空の上の記憶を持つ少年」、

 

いんやくりお君のお話を、ご紹介したいと思います。

 

尊敬する友人の、斎藤りゅう哉さん(サンマーク出版の編集長)がある日、

 

「西田さん、命の言葉を話す少年が沖縄にいるんですよ。

 

ゆほびかさんで取材、いかがですか」と、ご縁をつないでくれたのです。

 

りお君は、生まれつき、心臓と肺に、

 

重い病気があり、生まれた直後から、

 

30回以上も入院と退院を繰り返します。

 

そしてりお君は、3歳の頃から、

 

「お空の上のこと」について、話し始めたそうです。

 

お母さんはそれを、しっかり書きとめました。

 

りお君の本「自分をえらんで生まれてきたよ」は、

 

10万部を超えるベストセラーになりました。

 

 

りおくんの言葉を紹介しましょう。

(「自分をえらんで生まれてきたよ」いんやくりお著(サンマーク出版)より)

 

 

「赤ちゃんが生まれてくるのは、

 

みんなを幸せにするため。

 

お母さんやお父さんだけじゃなくて、

 

みんなを幸せにするため」

 

 

「人間は死んでも、体がなくなっても、

 

心は残るように、できている」

 

 

「ぼくが病気で生まれたのは、

 

ずっとずっと、幸せになるためだよ。

 

だから、ぼくが泣いてもママは、

 

かわいそうって思わなくてよかったんだよ」

 

 

「命は全部、つながっている」

 

 

「ぼくは、病気を選んで生まれてきた。

 

希望を持って、生まれてきた。

 

心を感じることで、勇気が出る。

 

それがつまり、希望のことなんだ」

 

 

りお君(当時11歳)は、

 

ゆほびかのインタビューでは、次のような言葉を語ってくれました。

 

 

・人間はどうしたら幸せになれると思いますか?

 

りお君 人間は今でも、もうじゅうぶん幸せなんじゃないかなって思うよ。

 

 

・りお君は、人間が生きていく上で、一番大事にしなくてはいけないことは、なんだと思いますか?

 

りお君 「ぬちどぅたから」。

 

沖縄の言葉で「命こそたいせつな宝物」っていう意味だよ。

 

生きているのは、それだけで大きな奇跡だよ。

 

あたりまえって思っている人も多いけど、奇跡なんだよ。

 

ぼくは赤ちゃんのころから、

 

いろんな人に助けてもらったから、

 

生きてこられたと思う。

 

だから、この命を大切にして、みんなに恩返ししたいな。

 

 

 

りお君の言葉は、心の奥深くに響きました。

 

原稿を読んで、「これは本当のことだ!」と胸が震えたのです。

 

命がぜんぶ、つながっているっていうのは、本当のことだ。

 

みんな、ずっと、ずっと、幸せになるために生まれたんだ。

 

そのような、静かな想いが湧き出してきました。

 

そしてこの「宝物の命」を、

 

大切につないでいくためには、

 

いったい、何ができるんだろう? とも、感じたのです。

 

 

 

 

〜〜〜

 

胎内記憶をもつ子どもたちは、次のように語っています。

 

●子どもたちが、この世界に生まれてくる理由

 

1)子どもは、親を選んで生まれてくる。

親を助けるために生まれてくる 

(特に母親を助けるために)

 

2)子どもは、

マイナスの連鎖を終わらせるために生まれてくる

(闇を光に変えるために)

 

3)子どもは、自分自身の人生の目的を

達成するために生まれてくる。

親だけでなく、みんなを幸せにするために生まれてくる

(地球を愛で包むために)

 

 

(その4に続く)

 

 

 

 

 

 

そうそう、先日、10歳の女の子から

 

この物語の感想の手紙をいただいたんです。





 

「わたしはさいきん、


すごく友だちに嫌なことをいわれて、

 

すごくいらいらしていて


ネガティブになっていて

 

この本を読んで


もっと自分を大切にしよう!


と考えられるようになりました」

 

とのこと。

 


 

 

にいなちゃん、ありがとう!

 

うれしくて涙が出ちゃうよ〜〜!!!


うんPくん、、、いい感じにユルいです(^^)






 

 

 

 

全ての息子たち、娘たちが自分の道を見つけ、力強く歩めますように。

 

 






にいなちゃんのママのしほさんと、田宮さんと。

 


 

今日も命にありがとうございます。

西田普

にしだあまね