愛する魂の冒険者たちへ
5月のこの時期、深く眠れず、疲労がうまく解消できない、
心がうつうつとする、
なんだか眠い、、、ということがあるようです。
毎日、よく眠れていますか?
「睡眠の質の低下」は、
さまざまな病気(ガンや心臓病、うつなど)のリスクを高めることが、
国内外の研究でわかっています。
長期的にみると、
死亡率を上げることまでわかっていて、
睡眠時間と死亡率の関連を示すデータとして、
アメリカ・カリフォルニア大学で2002年に発表された調査があります。
それによると、
最も死亡率が低かったのは
1日の平均睡眠時間が、6.5時間~7.4時間の人でした。
それより短くても、逆に長くても、その度合いに比例して死亡率が高くなるそうです。
では、7時間眠りさえすればよいのか?
実はそうではなく、深夜にちゃんと寝ていることが大事だという調査結果もあります。
深夜に起きている回数が週1日増えるごとに、
女性の場合、乳がんのリスクが14%も増加するそうです。
「太陽のリズムに合わせて規則正しく眠る」のが、
「体さん」にとってはうれしいんですね。
睡眠学の権威で、
むさしクリニック院長の梶村尚史先生は、
「睡眠力」を高めれば
中高年であっても成長ホルモンの分泌が増え、
気力・体力・人生が充実する
と取材の際におっしゃっています。
ある時、雑誌ゆほびかで紹介して好評をいただいた、
「完全熟眠ポーズ」を改めて紹介させていただきますね。
寝床についてから1~2分程度、
簡単な動きをするだけで、スーッと眠りにつけて、
体も脳も寝ている間に急回復することが期待できる、という手法です。
これまでに40万人ものかたが効果を実感しているということ。
○睡眠薬が手放せた
○中途覚醒しなくなった
○夜間頻尿が解消
○重症うつが軽快し、仕事を再開
というかたがいることも、誌面でご紹介しました。
やり方は簡単です。
【完全熟眠ポーズのやり方】
1・布団に仰向けに寝る。両腕は45度くらいに開き、手のひらを天井に向ける
2・鼻から息を吸いながら、右脚を45度くらいの高さまで上げ、そのまま6~8秒キープ
3・口と鼻から息を吐きながら、一気に力を抜き、脚をストンと布団に下ろす
4・左脚も同様の動きを行う
5・左右の脚が少し開いているはずなので、その開脚状態のまま、気持ちを落ち着ける
以上の動きを、3~5回程度繰り返す(6回以上は行わない)
考案された藤本憲幸先生(故人)によると、
実はこれは「股関節」と「腰椎」をリラックスさせる動き。
股関節と腰椎は、私たちの体を動かしたり支えたりする要所で、
昼夜働き詰め。
この2カ所の疲労・緊張が解けると、
驚くほど自然に、体じゅうの緊張が解け、全身が睡眠モードに移行できるそうです。
医師の松田幸博先生も
「理にかなった快眠法。
骨盤周囲の血流促進には特に効果的で、
快眠の妨げともなる便秘・頻尿などの改善にも有効」
と推奨されています。
僕はたいてい、よく眠れるほうなんですが、
これをやると、より深く休まって、朝の目覚めがいい気がします。
お金も時間もかかりません。
ピンときたら、試してみてくださいね。
今日も命にありがとうございます。
西田普
にしだあまね