今日もあの世の話の続きにつき
苦手な方はスルーしてくださいね。
以前、扶桑社の敏腕編集者、佐々木さんの紹介で
松田広子さんという「最後のイタコ」に会いました。
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松田さん
確か私と同年齢なんですが
若い頃はヤンキー?だったそうです(^^)
聞けばかなり大変な修行をされてイタコになったそうです。
その動機は
イタコに命を救われる体験をしたから。
イタコというのはご存知の方も多いと思いますが
亡くなった方を現世にお呼びして
、そのお話を聞く職業の方々です。
その行為を「口寄せ」と言います。
霊媒師
ミディアム
というような呼び方もありますね。
例えば家族を亡くした人が
「もう一度家族と話をしたい」
と切なる願いを持ってイタコに口寄せしてもらうわけです。
松田さんのインタビューの際に
皆さん、故人とどんなこと話したくて
イタコさんのところに来るんですか
と同席していた高橋が質問しました。
すると
松田さんは一呼吸おいて
以下のようにおっしゃいました。
ーーー
多いのは、
「亡くなったあの人に対して、
私はじゅうぶんなことができたのだろうか」、
「あれで良かったのだろうか」
と苦しんでいる家族の方からの依頼です
ーーー
とのことでした。
例えば
病気や事故で
配偶者
親
子ども
といった大切な人に先立たれた方が
あの世から故人の霊を呼んで
尋ねるわけです。
助けてあげられなかった、
死に目に会えなかった、とか
じゅうぶん看護してあげられなかった、といった
罪悪感や自責の念を感じている人に
故人はほぼ100%こう言うそうです。
「あなたは力を尽くしてくれました。
本当にありがとう。
こちらは素晴らしいところですから安心してください」
そして現世を生きる人に向かって
「あなたはあなたの人生を幸せにせいいっぱい生きてください」
といったことを
必ずといっていいほど言うのだそうです。
ゆほびかの記事
2014ー6月 バックナンバーですそして
イタコ歴25年以上の松田さんは、いま地獄にいるという霊は降ろしたことがないと語っていました。
アイスブルー