がんは、日本人の二人に一人がなる病気だといわれています。
 
ゆほびか今月号では「がんに負けない!野菜スープ」の特集を組みました。
 
ご登場いただいたのは、
副作用のない抗がん剤の研究に長年取り組み、
2016年ノーベル化学賞の候補にも名が挙がった
前田浩先生(崇城大学栄誉教授・熊本大学名誉教授)、
 
麻布医院院長で、ハ ーバ ード大学医学部元准教授の髙橋 弘先生、
 
愛知県がんセンター名誉総長の富永祐民先生、
 
刀根山病院院長・大阪大学名誉教授の佐古田三郎先生、
 
エ ッセイスト岸本葉子さん。
 
それぞれ、
自宅で作っている「野菜スープ」をご紹介いただきました。
 
前田先生は、
「野菜はがん予防に有効だと言い切っても差し支えないほど研究が進んだ」と以下のように語ります。
 
「植物は、 なぜ、がんにならないのだろう?」 
 植物は、一年中紫外線を浴び、活性酸素の猛攻を受けていますが、が んにかかりません。
 私は、この謎を解こうと研究を進 め、
植物に大量に含まれるファイトケミカルにがん予防効果があることを突きとめました。
ファイトケミカルは、植物が紫外線や害虫などから自らを守るために作り出す物質の総称で、植物の色素 や香り、苦味などを構成している成分の総称です。
ファイトケミカルの特徴は、強力な抗酸化作用があることです。
植物 はファイトケミカルを内蔵している おかげで、
夏の太陽光の強い紫外線 を浴びても活性酸素を消去でき、
が んにかからないというわけです。
実は、人間の体も活性酸素を消去する
スカベンジャーという物質を作る働きが備わっています。
問題はこの働きが年齢とともに低下し、活性酸素に対応しきれなくなることです。 
また、私たちの身のまわりには、紫外線のほかにも、
空からの放射線、食品添加物や農薬など多くの化学合成物質、
タバコや排ガスなどの公害物質など、
活性酸素の発生源あふれています。 
このような状況では、自前のスカベンジャーで活性酸素を処理するのは
ふじゅうぶんなことが多々あります。
そこで頼りになるのが、植物のファイトケミカルです。 
日頃から野 菜をしっかり食べ、
ファイトケミカ ルをとることががん予防の最善策と 言えます。
(中略)
ファイトケミカルをより多く、かつ効率よくとるには、
野菜を煮てスープで食べることをお勧めします。
私が行った研究でも、がん予防には
野菜スープがベストという結果 が出ています。 」(前田先生、今月号より)
 
ぜひご一読ください。
 
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今日は、
「アニー」
「長ぐつをはいたネコ」
を観ましたよ。
 
どちらにも共通する設定が
「孤児院」。
そして主人公が
希望のほうを向いていることです。
いい映画でした!!!(^^)