「どうする?議員定数」オンライン勉強会に参加。小金井市議会でも議会のあり方からアプローチ中 | いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。2013年市議会議員初当選。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。2022年11月27日市長選挙75%の得票、当選!市長となる。

7月20日の夜、輝け!議会対話による議会活性化フォーラム主催の地方議会の議員定数をテーマにした「どうする?議員定数」オンライン勉強会に参加しました。

 

いま、小金井市議会では、「小金井市議会のあり方(定数・報酬等)についての調査・協議を実施する」という議会改革提案が着々と進んでいます。会派「小金井をおもしろくする会」としてこの改革提案をしたのです。

 

 

 

前任期から議会改革提案及び請願書などで「議員定数」についての議論を重ねてきました(私からすれば「定数削減」という提案は議会改革ではありませんが)。結果はいずれも不一致、賛成少数となったことからそれらの提案は実現していません(私たちも反対しました)。なぜ私たち会派が反対したかというと、「削減する」根拠が曖昧であり、その結論を振りかざして提案すること自体が議会改革ではないからです。民主主義の代表の場である地方議会が安易に近視眼的に「お金を浮かす」だけで重要な役割を担う議員数を減らすことは、無責任です。一度減らした議席は増やすことはできません。

 

しかしながら、定数・報酬を含めて、現状の小金井市議会の組織としてのあり方が必ずしも適切という根拠もまた明確にはないことも事実なのです。

 

そこで、議員定数の削減のみを切り出して他市議会比較のみで語ることは不適切であると指摘もしてきましたが、報酬等を含めた総合的な「議会のあり方」議論が必要であると感じてきました。市民からの意見も聴取しながら、調査を進めたうえで一定の課題や結論(結論自体は一致するとは限らないが)をまとめ、プロセス段階から市民に広く公表することが、今後の小金井市議会で改革を進める上で必要なことではないかと思ったのです。

 

この提案について詳しくは以下をご覧ください

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さて、今回のオンライン勉強会の内容です。

 

問題提起として、発表者には福岡県飯塚市議会の金子加代議員、広島県安芸高田市議会議員の南澤克彦議員からの報告があり、それを受けてWS、その後兵庫県西脇市議会議長の林晴信さんを交えてのディスカッションという流れでした。

 

福岡県飯塚市議会の事例としては、議員定数削減の条例を可決した後に定数を戻す市民からの請願を受け、改めて学識の意見も聞き、なんと結果的にその請願を採択。その後速やかに定数を元に戻す条例を可決した議会の話でした。驚きの内容ですね…(議決が軽すぎるというのではないかという学識者の声も紹介されていました。

 

また、報道などで話題になっていましたが、広島県安芸高田市議会は、石丸伸二市長から議員定数を現行の16から8に半減する条例改正を議会に提出(6月定例会)も否決しました。この経緯などについて、南澤克彦議員から現場の状況や感じたことなどをご報告いただきました。

 

とても興味深い話の数々でしたね…。

 

WSでは、

①所属する議会で議員定数に関して議案として上がったことはあるのか?その際どんな審議が行われたのか?なかったら、今後上がった時にどう考えるか?
②定数が削減されたら、議会活動にどんな影響があるのか?

 

について、少人数に分かれて意見交換をしました。この「影響」に関しても、しっかり考えないといけませんね。

 

 

 

 

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【白井亨(しらいとおる)Profile】

1975年生まれ/大阪府枚方市出身/関西大学社会学部卒業/民間企業にてコミュニケーション・プランニングや商品開発・企画・マーケティング業務(1999年〜2012年、2016年)/一新塾30期生/家族は1人の妻と2人の小学生/元高校球児(背番号17番の副キャプテン)/Mr.Children好き/得意料理はコロッケ、餃子/家事担当:毎日の朝ごはんと休日のご飯全部、洗い物全般、台所周りの掃除/富士山は3回登りました(2回目は途中まで)、最近は毎週日曜日早朝6kmランニングを続けています(最近サボりぎみですが…)

 

小金井市議会議員(会派:小金井をおもしろくする会・2013年4月~2015年10月迄、2017年4月〜)

2007年に当時の勤め先の転勤で東京へ。吉祥寺や三鷹に住みたかったが家賃が高くて西へ流れ、小金井市に偶然住むことに。2010年まで政治に無関心市民。息子が産まれたため地域デビュー、小金井市政のごみ問題などがキッカケで市政・市議会に関心を抱き陳情書を提出したり、地方議会に関する勉強会に参加するなどして「地方議会がもっと機能すれば小金井市はいいまちになる」と確信。結局「自分でやったほうが早い」と思い立ち2013年3月、政党無所属、特定の組織・団体からも支援を受けず素人市民のみでチーム(政治団体)を作り、市議会議員選挙に臨み、ギリギリ当選(966票で24人定数/34人立候補/20番目当選)。

 

2015年12月13日の小金井市長選挙において、「他の人に任せておけない」と市議会議員を2年半で辞職。告示まで残り1ヶ月強の段階で急遽記者会見を開き無所属で出馬するも、2,408票差で惜敗。2017年3月市議選、3,709票を得てトップ当選(過去最多得票)し再び市政の最前線へ。2021年市議選では第2位当選(現在3期目)。

 

“日本最大の政策コンテスト”マニフェスト大賞2020年、2021年実行委員長。ローカル・マニフェスト推進連盟共同代表(2020−2022)

 

<活動の特徴>

◯日本一わかりやすい(自称)市政報告会「議会カフェ」「議会ナイト」を定例会前後に開催

◯住民とのコミュニケーションはPlanning、Design、Contents を大切に

◯情報発信NO.1★ブログ365日更新中 ※2019年1月30日より(市議選投票日を除く)

 

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