今後5年間はさらに大規模支出が予定されており、財政運営がより厳しさを増す〜小金井市財政について | いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

いろいろが、彩るまち。小金井市長 白井亨(元小金井市議会議員)blog    <※2022年11月2日までは市議会議員としての記事です>

第一子誕生をキッカケに地域に目を向け色んな「縁」のおかげで地域に生きる“日常の豊かさ”を実感。2013年市議会議員初当選。2017年市議選でトップ当選、再び市政の最前線へ。2022年11月27日市長選挙75%の得票、当選!市長となる。

今日は一日みっちりと財政について学んできました。

今回受講した講師の同様の講座に昨年も申し込んだものの、あえなく抽選で落選となった次第でした。今年も定員70名に対して、その倍の140名の応募があったというから凄い人気ですね・・・。今新幹線でこのblogを書いてますが、残念ながら明日午前中に会議が入ったため最終日の講義&演習を残しての帰京となりました。

議員になってから財政について体系的に学んだことが一切なく独学でやってたなぁ、と反省しています。

研修所の事務局から「講義の内容についてはSNSなどで公開しないように」と言われてますので、触れられません、その点ご了承ください。

ただ、具体的な内容に触れない程度でいうと、

『決算審査が重要で、それをベースとして予算へ繋げる』

ということの重要性と効果を改めて確認できたことは良かったです。考え方が間違ってなかったことがわかり安心しました。他市事例も聴いたので、調べてみようと思います。

あとは、長期計画と中期財政計画、そして行財政計画の連動と、行政評価をいかした決算審査、などこれまでもその重要性が分かっていたことがどうもバラバラになっていました。本来であれば、全てがリンクして考えるべきなんですよね(この点は事前に予習図書としてご案内をもらっていた講師の著書から学びました)。

次の9月議会では決算審査があります。今回学んだことを活かせるよう、今からコレまでの小金井市の決算統計資料を読み返して分析しておきたいです。

ちなみに、ご存知な方も多いかも知れませんが

小金井市は財政の弾力性を表す「経常収支比率」は96.7%で多摩26市でワーストです。



また、市長が『危機的財政状況』とよく口にしますが、小金井市は平成22年度~25年度まで実質単年度収支が4年連続赤字という有り様です。



※いずれも、総務省の決算関係データより

要するに、毎年経常的に必要な経費が大多数を占め、政策的経費に使う余裕がほとんどなく、貯金を取り崩して何とか毎年のやりくりをしている状態といえます。

今後5年間はさらに大規模支出が予定されており、財政運営がより厳しさを増すことと思われます。事務事業評価と施策評価をもっとシステム化して、本当に事業のスクラップ&ビルドを進めてかないといけないと思います。「新規事業をする際には必ずスクラップ&ビルド」と言いながら、新規事業62件・廃止事業4件(2014年3月の決算審査より)という状態でしたから、建前で終わってるんですよね・・・。

本気で変えていかないといけません。皆さん、ご意見・ご協力お願いいたします。

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