再び診察室へ入ると、
セカンドラインの抗がん剤の
候補が出されました。

プラチナ抵抗性の再発卵巣がん治療として
ベバシズマブ(アバスチン)を加えるのは
確定で、メインの抗がん剤として
①イリノテカン
②ノギテカン
③ドキソルビシン
④ゲムシタビン
以上4種が挙げられました。

資料によると、奏効率は
①29%
②12〜18%
③10〜20%
④6〜15%
と書かれていました。

奏効率だけを見たときは
「イリノテカンで!」と思ったのですが
イリノテカンの奏効率は2006年に
発表された古いものだそうで
検討しなおすことに。

ノギテカンはイリノテカンと同じ作用機序で
イリノテカンの副作用「重篤な下痢」の
発現と重症度を軽減させたものなので、
使うのならノギテカンが
妥当ではないかという話になりました。

以前行った遺伝子検査では、
「重篤な下痢になりやすい」という
結果にはならなかったので
使うことはできるとのことでした。
ただ、主治医は使ったことがない
薬だということと、5日間連日投与という
点滴のしづらさが悩みどころでした。

ドキソルビシンは心臓への負担と
手足症候群が副作用として心配されました。
あとは回数制限があるとのこと。

ゲムシタビンは2019年の手術を担当した
執刀医が「経験上あまり良い印象がない」と
話しているとのことで、
執刀医に絶大な信頼を置く主治医と私は
「そこからいかなくてもいいか…」と
すんなり受け入れていました(笑)

いろいろ提示されたものの
どれが良いかわからないので
決めかねていると、
どれでもできるように
準備を進めてもらう一方で
この日は一旦保留に。

コロナ罹患後の化学療法は
いつから可能かなども含めた
入院に関することや、
他の医師の意見も確認したうえで
翌日決めることとなりました。

そして、翌日の電話でも
「どうする〜?」「うーん…」
「やってみなわからんですよねぇ…」と
ひとしきり唸りながらではありましたが
ドキソルビシン+ベバシズマブに
決定しました。

(オマケ)先日の中秋の名月照れ