こんにちは、yamaneko*です
昨年の一時期、ラジオで立て続けにオリジナルや
カバー曲を聴くことがあって、マービン・ゲイを
よく聴くようになりました。
あるとき、歌詞を調べてみてビックリ
R&Bや当時の情勢に疎い私は、
What's Going Onという曲は
「辛いことが多いけど、いったいどうしてこうなんだ?」
という感じの歌だと思っていました
訳詞を担当した泉山真奈美さんの解説 によれば、
これは明確に、ベトナム戦争に
向けた反戦歌なのだそうです。
同じ1971年に発表されたジョン・レノンのImagineは、
・・・Nothing to kill or die for,
No religion too,・・・
のくだりが引っかかって、アメリカでは放送禁止に
なってしまいました。
かたや、What's Going Onでは具体的な反戦の
フレーズもなく、やんわりと苦悩を謳っていますが、
かえって時代に限定されることなく生き続け、
今でも多くのアーティストにカバーされています。
“伝わる”ということに関していえば、
声高なデモ行進や政治活動でなくても、
音楽は静かに深く潜行して
人々の心に影響を及ぼす力があるのだ
と感じています