こちら、いわずと知れた「箱根 富士屋ホテル」。
なんと明治時代に建てられた伝統的なホテルで(火事で焼失したりもしてるそうですが・・・)、
クラシカルな食堂でいただくカレーや別館のパン屋さん
が人気スポットなのです。
あらためて中を拝見して、洋館とも和風建築とも言い切れない摩訶不思議な内装に
目をきょろきょろして見まわしてしまいました
以前、カウンターとして使われていたというコーナーには観音様が鎮座していたり、
階段脇の柱には、尾長鳥のようなニワトリのような()鳥
がモチーフで描かれていたり、
ロビーは昔の個人邸の客間のような間取りだったりして、一種独特な雰囲気を醸し出しています。
明治~大正~昭和と移り変わる時代の中で、何とか欧米に肩を並べようといろいろ取り入れて
頑張っていた当時の日本人の意気込みが感じられて、なんだか愛おしくなりました
本当に、外に出てしげしげと眺めれば眺めるほど、純日本産とは言い難いたたずまい
言ってみれば、台湾とかシンガポールの日本庭園にありそうな記念館で、そのエキゾチックな
雰囲気に惹かれて皆さんやって来られるのかなと思いました。