処女膜をぶち破れ!! in Cafe萌え萌え-①萌え目-
春だと言っても、本職が遊びの親のすねをかじっている羨ましい学生でも、はたまた、大学で学んだ学業の成果なのか、リクルートスーツで街中歩き回った努力、いや、ちょっぴり人生にツイてたのかわからんが、希望に満ち溢れて、吐き気がしそうな笑顔を振りまく新社会人でもない俺にとっては、大昔から変わらない当然の四季の変化でしかないわけ。
出会いや別れだって言っても、この時期に集中して何かあるわけでもなく、年中唐突に目の前に訪れるわけだし、留置所や拘置所で新たな新生活を送る仲間も幸い今はいない。
まっ、それとは関係なく、偶然のタイミングでこの4月に、大阪の片隅の田舎の実家からミナミへ引越し、同時に彼女との新共同生活を送っている友人がいる。
彼女との共同生活でもあると同時に、彼も同じ仕事をしてたから、4月からは十分な金と時間のある無職生活をしているため、彼女がバイトの日は、その『他人の部屋の様なところ』でひとりだというのが寂しいらしく、頻繁に俺の携帯に誘いの電話がかかる。
まー、俺もインドアで楽しんでばかりじゃしまいに心が病んでしまいそうなので、基本的に誘いの電話に積極的出るんだけど、彼と言ったら何と情けないことか。
ミナミっ子の彼でも、コンクリートジャングルのこの街にいざ住むとなればまた違うらしく、実家の5階建ての団地から見える少なからず緑にあふれている風景が良かったなんて言っているし、親元を初めて離れる彼にとっては、当然の様に食事を作ってくれた母親を失ったことで、23にもなって初めて親の有難さを知り、そしておふくろの味なんてものを早くも懐かしんでいる上、夜もゆっくり熟睡できないとかつくづく情けない事ばかり言っている。
とか言ってるけど、
やっぱり最初の頃は新しい部屋や環境に馴染めないもんだし、男は誰だって多かれ少なかれマザコンであるわけだから、気持はわかる。
だから昨日も当然の様に、彼の部屋で、吐き出した紫の煙と音に包まれながら、だらだら遊んでいたんだけど、買い物したいものがあるっていうんで街へ繰り出す事になった。
大した買い物でもないため当然あっという間に終わったあと、飯でも食おうかとチャリでぶらぶらしてた時、名案を思いついた様に彼が突然、
「メイドcafe行く?!」
えっ…?
「メイドカフェ、メイドカフェ!」
これがきっかけで近頃話題のメイドカフェバージンを出血覚悟で思いっきりぶち破ってもらいに行く事になった。