
さて。ここまで下りて登ってを繰り返してきましたが
ココがやっと最後の登り・・・

標高差400mを頑張って登ります

槍ヶ岳を眺める弟と

雲に覆われた来た道


雲の押し寄せる様はなかなか見ものですが
そんな事よりアソコ歩いてきたのか
良く歩いたなぁ・・・っていう感慨


この時点で時刻はすでに12時
ともかくこれが最後の登りということで
頑張るのですが、如何せんオナカが空いた・・・
というか、この頃には空腹なのかもよくわからず
お菓子も食べつくし
お昼は山小屋のつもりの計画だったので
お弁当もなく、もう力尽きる寸前

それでもこの岩場は面白かったのですよ~
すれ違ったオジサンは
「もううんざり。夢に見そう」と
ボヤいていらっしゃいましたが

しかしここで、道を間違えて思わぬ難所


踏み跡のある、見るからに険しい道と
踏み跡がなさそうな、行きやすそうな道
・・・後者を選んだ結果
ものすっごい岩場


だから言ったのに~
「ホントに大丈夫?」って!
・・・いやぁ。楽しかったです

私たちについてきたおにーさん方には
迷惑な話だったでしょうけれども

あと少しで山頂という所で

来た道に雲が押し寄せて

なんだか不思議な光景

そしてようやく登頂~


いやホント遠かった

ダレ。コースタイム五時間トカ言ったの
まだ下りなきゃいけないんですケド
山小屋はこれを下った先です
私たちは歩くのがゆっくりなので
元々5時間で着く予定ではなかったんですが
時刻はすでに13時45分
あぁ。私のお昼ゴハン・・・

そして下り・・・


本当なら、晴れていれば山頂辺りから
山小屋が見えるのだそうですが
この時はガスっていて、全く何も見えず
これもモチベーションが下がった理由の
一つだったかもしれません

もともと下りが苦手なのはあるんですが
すっごい時間がかかりました

15時過ぎにようやく到着

・・・したにもかかわらず
未だ小屋もテント場も見えず

もうこの時ツライ気持ちでイッパイ

たぶんこの時、人生初の高山病?

到着までは気を張っていたおかげか
疲労感以外、特に何ともなかったのですけど
ザックを下ろした瞬間
猛烈な吐き気に襲われまして・・・

それでもテントを張らないと休むこともできないし
(母カレ・弟は場所確保に奔走中)
どうにか動こうとするんですが
ほんの30センチ移動するだけで
異常な息切れはするし
やーもう、山、コワイ

どうにかテントを張り終わって
(私はなにもやってない
)少し落ち着いた頃には

常念岳が見えるようになっていました~

そしてお昼は食いっぱぐれましたので
さっそく夕飯の支度です

この日も前日とほぼ同じメニュー
プチトマトにきゅうり
魚肉ソーセージとピーマンの炒め物
玉ネギのスパゲティ

他にカレー(フリーズドライ)も
食べる予定だったのですけど
私だけじゃなくみんな消耗しすぎて

食べられる状態ではなく、これは断念
そして私はお酒も飲める状態じゃなく・・・

山に来て、ワインが飲めなかったのは初めてで
体調悪かったから仕方ないんですけど
未だにこれが口惜しいです

この時買ったワインがまだ冷蔵庫に眠っているので
いつか飲まねばです
そして疲労困憊のこの日は
7時には寝袋に入ったのでしたー
