筆者・渡辺正次郎(作家・政治ジャーナリスト)。音楽専門誌の編集長の傍ら、藤圭子など多くの歌手を発掘。その後、政界に転身。二・二六事件の時に岡田啓介首相を救出、また、わが国の戦争終結に尽力した故・迫水久常 参 議院議員の秘書などを務める。現在は作家・政治ジャーナリストとして執筆の傍ら、政治家のブレーン、選挙参謀として活躍中。『この国の恥ずかしい人々』、 『田中角栄の遺したもの』、『こんな政治家は辞職せよ!』(以上、日本文芸社)など著書多数。なお、この4月12日よりHP=「NEWS TODAY・政界、財界、官界一刀両断!!」 を再開(有料。ここをクリックしても料金は取られません)。


 筆者が発掘した宇多田ヒカルの母、藤圭子の記事 も反響が大きかったようだ。同じく発掘したカルメン・マキは前回、羽賀研二の関係で少し触れた
 それよりも、私が音楽業界引退直前に発掘し、今も歌謡界の大スターとして活躍している男性歌手のことを書こう。
 藤圭子はスターになってから私に再会した時、「先生、私に出来ることがあったら何でも仰ってください」と言ったことは既に述べた。心の片隅に受けた恩を感じていたのだろう。
 ところが、銀座の小さなスナックの片隅で弾き語りをしていた男が、私の一声で大スターになった。しかし、お礼一つ言って来ない。それが五木ひろし(上写真)だ。
 芸能人や政治家は大体こんな恩知らずの人種が多い。デビューするまで、そしてスターになるまではマネージャー(社長)やディレクターを、大げさな表現をするなら神のごとく上げ祭り上げる。ところが、こうした連中はスターになると自分の力で成ったと思う人種なのだ。
 この点、政治家という人種も大変似ている。彼らも立候補して当選するまで選挙参謀を神のごとく崇める。選挙民にも米搗きバッタのように・・・そうそう、人間と間違って電信柱にまで頭を下げ、数百人のジジイ、ババアの宴席でも一人ひとり酌をしてご機嫌をとる。
 そして当選を二度、三度重ねると参謀を退け始める。それこそ自分の力で当選したと思い込むのだ。
 その好例が石原慎太郎の長男・石原伸晃(上写真)だろう。二度目の当選後、親の七光りはいらない、などと傲慢口を叩いて三回目に落選している。


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