筆者・渡辺正次郎(作家・政治ジャーナリスト)。音楽専門誌の編集長の傍ら、藤圭子など多くの歌手を発掘。その後、政界に転身。二・二六事件の時に岡田啓介首相を救出、また、わが国の戦争終結に尽力した故・迫水久常 参 議院議員の秘書などを務める。現在は作家・政治ジャーナリストとして執筆の傍ら、政治家のブレーン、選挙参謀として活躍中。『この国の恥ずかしい人々』、 『田中角栄の遺したもの』、『こんな政治家は辞職せよ!』(以上、日本文芸社)など著書多数。なお、この4月12日よりHP=「NEWS TODAY・政界、財界、官界一刀両断!!」 を再開(有料。ここをクリックしても料金は取られません)。

 前回は 逮捕された羽賀研二の性癖について述べた。後半の今回は、羽賀のようなハーフ芸能人の性癖を見てみよう。
 登場するのは青山ミチ、カルメン・マキ(写真)、草刈政雄、泉アキ、そしてハーフではないが宮沢りえーー。

 遥か昔、クラウンレコードから「叱らないで」でデビューした黒人米兵と日本女性との間に生まれた混血歌手の青山ミチもそうだ。
 母親はやはりカルメンと同じに米軍兵士に一夜の快楽を与える職業(都下福生市)だった。もちろん、ミチは父の顔も名前も知らない。
  が、歌唱力は文句なく、歌もヒットし周囲からも大きな期待をされトップスターへの道も約束されていた。私も仕事の関係で何度か逢ったがボディのセクシーさ は見惚れるほどだった。が、歌が売れ出すと男に狂って仕事に穴を開け、関係者を振り回す日々が繰り返されやがて消えて行った。
 私がソニーレコード発足第一回オーディション審査委員長で発掘した寺山修二の天井桟敷所属のカルメン・マキ(本名・伊藤マキ)もそうだった。
 彼女も白人米兵と日本人女性との混血で、母親はやはり米兵相手の夜の商売をしていたようだ。
 オーディション曲は寺山修司の『時には母のない子のように』だった。私はカルメン・マキそのものは私生活のだらしなさを一見して読み、好きではなかったがこの作品は売れる、と直感して強引にデビューを決めたのだが、これがひどかった。


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