前回の続きです。

 

外字エディタにバーコードグリフを登録しただけではただの飾りでしかないので、これを実際に利用していきます。利用方法は、計算式で置換してあげるだけです。カスタム関数を利用するのが便利かと思います。

 

NW7Font ( フィールド ; 行目 ; スタートC ; ストップC )

 

While (
[
  ~T = フィールド ;
  ~L = Length ( フィールド ) ;
  ~P = 1 ;
  ~R = 57344 + ( ( 行目 - 1 ) * 16 ) ;
  ~M = "" 
]

~P  ≤  ~L
;

[
  ~M = ~M & Char ( Code ( Middle ( ~T ; ~P ; 1 ) ) + ~R ) ;
  ~P =~P+1
]

Char ( Code ( スタートC ) +~R ) &
~M &
Char ( Code ( ストップC ) +~R ) 
)

 

カスタム関数の解説

再帰式を使用して1文字目(~P)から順に ~Mにバーコードに置換した文字を格納しています。

「行目」は外字1行目から利用(E000=0000)

 つまり

この表の通りに作成した場合、デフォルト 57344 が入ります。

 

スタートcストップcはそれぞれスタート/ストップキャラクタ

 

実際の使用感

こんな感じです。フォントでのバーコード出力全般に言えることですが、バーコード幅が出ないため、バーコードを重ねて使用するとイイ感じになります。

 

ところで、外字の移植方法にはコマンドラインを利用する方法と、外字を一旦64*64pxの画像ファイルに変換して移植する方法があります。

どちらも一長一短あるといった感じですが、個人的にはグリフの画像化の方が融通がきいて好きです。既に外字登録されている場合でも、番地を変えて登録することが可能だからです。登録はかなり面倒ですが。。。

画像化するメリットは他にもあって、フォント作成可能なソフトが手に入った際、元グリフとして使用できる(可能性が高い)という点です。