とうとう当院のFileMakerが刷新されることになりました。というか、されました。

化石のようなFMP13から、一気に最新版のFMP19に…とはならず(OSの制約)。FMP18Aにダウングレードして運用しています。

 

自宅でFMP18Aを使用しているので、化石から一気に進化しても混乱なく使えています。家で使用していなければやばかったかも。

 

FMP19の新機能アドオン「「バーコードジェネレータ」」に興味があったのに使用出来なくて残念。。。

なんて諦められるわけもなく、一部導入されているwin10の端末にインストールし使用してみました。

 

 

…思ったんと違う。都度ボタン押下でバーコード作成はメンドクサイ。で、調べたら自動化方法がありました。

  公式コミュニティに。さすが。

んでもって仕組みが自分の理解を超えるものだったのでベタ移植でやってみました。

ワンクリックで対象レコード全てのバーコード化に成功したけど。。。動作もっさり。

 

バーコード出力は化石時代(FMP13)からの悲願で、テクニカル様の無料バーコードフォントを知った時には、既に無料配布が終了していて、なんとか必死にダウンロード方法を模索しておりました。当然無理でしたが。

 

 

バーコードジェネレータに一縷の望みをかけていたのですが、自分の思うようなものではなく、いっそ自分でバーコードフォントを作成しようと思いました。

 

知っていたこと(バーコードの種類:NW7)

 桁数が自由でスタート/ストップキャラが必要

 エレメント(バー・スペース)が 細/太2種類

 チェックディジットという読み取り間違い評価機能がある。on/off可能

 

作成前に学習したこと

 エレメントは、バー4 スペース3の7つ (NW7:narrow wide 7であると知った)

 N:W比 2.2(2)-3

 キャラクタ間ギャップ narrowBar以上

 

参考にしたサイト

キーエンス様「バーコード講座」

 

バーコード作成に使用したサイト

bitfontmaker2

 

なんと、無料/登録不要で16×16のビットマップフォント(true typeフォント)が簡単に作成でき、完成したフォントは使用制限無しという素晴らしいサイト。

 

ビットマップフォント:点を打つことにより描画された文字で、昔のファミコンゲーム内の文字なんかが該当

つまり

出典:bitfontmaker2様

こういう文字。

 

レトロな味わいのあるcalligraphyではあるけど、純粋な文字としてはアウトラインフォントと比較して美しくない。

しかし、直線だけ+細太比率の重要なバーコードフォントに関して言えば、むしろビットマップフォントの方が都合が良い。

 

自分の思ったマス(今回はバーコードに合った文体)をclick(and draw)

ちなみに、後ろのグレーの「0」がアウトラインフォント

 

こんな風に(N/W=1/3)に線を引いていきます。

開始位置はオレンジ線の右マスから始めています。高さが欲しいので最大の高さで塗りつぶしています。

NW7は0-9,a-d,一部記号にしか対応していないため、他は空白のままでOK。空白文字にはデフォルトの文体?があてがわれます。

 

build fontをクリックし

FontName=フォント名。わかりやすく付けよう

AuthorName=作成者名

Letter Spacing=文字間隔(バーコードではキャラクタ間ギャップのこと。デフォルトの1pxでOK)

 ※monospaceを選択すると1文字の横px数が固定される。つまり等幅フォントになる。

Word Spacing=単語間の間隔つまりスペースの幅?とりあえず5に設定。

 

buildをclickするとダウンロードが開始されます。

 ※ダウンロードされたTTFファイルは、ESETでスキャンをかけたところ脅威は検出されませんでしたが、利用は自己責任でお願いします。

 

初めてでもNW7なら30分もあれば作成可能です。NW7を作成後code39も作成しましたが、操作に慣れたので1時間かかりませんでした。

上記ルールで作成したフォントで

例:a0123456a

のような文字列を作り、印字すればバーコードリーダで読み取り可能です。前後をa-dで囲むことが開始/終了が判定されます。この文字は通常読み取っても出力されません。

 

 

 

FMP19について書こうと思ったのに、ほとんどバーコードの話になってしまった。。。