「夜はいつもママと一緒だったのに」 | レールから外れて自分の人生をあきらめているあなたへ ライフコーチングで、あきらめを希望に

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ある夜、私は自分のコーチングセッションを控えていました。

とりあえず娘を寝かせて
そばに夫にいてもらい
時間になったら別室で行う予定でした。

シングルマザー時代は、セッションはなかなか大変でした…
いったい何時に行うのがいいのか?
試行錯誤を繰り返しました。

私は両親と同居していたし、
私1人の個室はなかったので、
家族が起きている時間に自宅でセッションは不可能でした。

なるべく静かな喫茶店やカフェを探したこともあるし
有料の貸し自習室に行ったり
個室で1人、心置きなく話せる場所が
こんなにも探すのは大変なのか!と思っていました。
いくら静かなお店でも、音楽は流れていますしね。

そこで、夜遅くでなければ有料のレンタルオフィス
夜遅くならば、娘の寝ている部屋
が定位置となりましたが、
なにしろ娘が寝ているので暗闇です。
声も潜めなければなりません。
パソコンの画面が明るいので、
バスタオルをかけて光が娘にあたらないようにしてました。
娘が咳でもすれば、ドキドキでしたが、
幸いにも、自分のコーチとのセッションが中断になることはありませんでした。

話は長くなりましたが、
再婚してめでたく、セッションをする部屋ができました。
クローゼットがわりにしている、
北向きの部屋で寒くて決して広くはないけれど、
これまでのことを思うと天国です。

それで、22時からのセッションに備え
夫と、娘と、私で布団で横になっていました。

3人でごろごろして
お話して…

ところが、21時45分。
ふと気づくと娘がそっぽ向いて突っ伏している。
動かない。

…泣いている…


ああ、このままではセッションなんかできない。
時計を見て、少し考えます。

娘に、どうしたの?と聞くも、無言。

覚悟を決めて、コーチに10分ほどセッション開始を遅らせてください、と連絡、謝罪。

そして、別室に娘を連れて行き、
よくよく話を聞けば、
「寂しくなったから」と。

再婚して、数回こういうことがありました。
普段は家族3人仲良くやっている。
つい数分前までは娘も笑っていたのに、
ハッと気づくと拗ねていたり泣いている。

「今まで、夜はずっと一緒だったのに」という言葉。
娘からしてみたら、夜は私とずっと2人きりの時間だった。
それなのに、
急にもう1人増えた。ママはその人と話している。

それが娘を時折寂しい気持ちにさせるのだろう、と推測しています。

私も夫も、何も娘を寂しくさせてしまっているなど、
そんな気は全く無く、
ちょっと私も、ガーン…という感じでした。

寂しくさせてしまったのなら、
それは本当にごめん。
でもね、ママたちはあなたのことが大好きなんだよ、
寂しい思いをさせようなんて、全然思っていないよ
それだけはわかってほしい

そこまで話して、やっと納得してくれたようで、
私は無事、セッションを10分遅れで開始することができました。

この再婚をすることで、
誰も寂しくならないようにと
心がけてきたのに…
私がすべきことは
娘への愛情をもっと伝わるように行動すること。

3人の時間も
私と娘2人の時間も
どちらも大切に。
どんな感情も認める。

新しい家族を作るってこと。
いろんなことがあるね。