新しい痛み止め | トロは長谷川君の特別なあだ名のブログ

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前回の入退院もタクシーで、今回の入院もタクシーだった。今年になって四回位しか外を歩いていない。半月以上前が最後だと思う。その間家でも余り動けずに大抵寝ていた。シャワーも十日以上浴びていない。
 
状態の悪さに担当外科医も動いた。新しい薬のオキシコンチンを処方してくれた。医療用麻薬入りだ。最終段階ヘ進んでしまった。
 
今までの痛み止めの消炎鎮痛剤のロキソブロフェンは、効くまでに1時間位かかった。それは大体同じ。効きめも大体同じ。違うと思われるのは、効いている持続時間だ。以前の薬の持続時間は大体2時間から5時間位。平均2.5時間位。新しい薬の持続時間は今回の7時間を平均だとすると、4時間から12時間位だろう。
 
以前の薬は頻度に問題があった。5時間以上開けなくてはならないのだ。2時間で効きめが切れた場合、2時間待たなければならない。これがネックだった。上位に当たるオキシコンチンの使い勝手の良さはこのロキソプロフェンが並行して使えるだけではない。一番大事なポイントは、オキノームと言う何回飲んでも良い薬が突然の強い痛みに対応出来るように、補助剤として用意されているので使える点だ。なので最悪の痛みでも待ち時間は1時間程度。たったそれだけの我慢で済む計算だ。
 
痛くなくなって良かった。と安心してはいけない。今迄は、痛みが強い場合は、もう待てないと救急に連絡する所を、痛くないから連絡しないと言う事になる。新しい薬を飲めば済むからだ。
 
補助薬のオキノームは比較的早く効くが、長くは効かないのだから、強い痛みが続く場合は、やがて痛みがぶり返してしまうだろう。次を飲むかどうか悩む時間。効く迄の時間、ぶり帰したと感じる時間。それぞれ待ってしまうだろう。他の症状がなかなか出にくい場合は、この痛みだけに翻弄されてしまい、何故痛むのかが判り辛くなる。そうなると時間の経過により、いつの間にか病状が悪化していっているのを見逃す可能性が高くなる。
 
その結果、最悪の場合は、症状が出た時には既に危篤。出ていなくても、救急への連絡が遅れた為に既に危篤になっている可能性もありうる。つまりは医者に着いた時には、手の施しようが無いケースだ。
 
最初の判断はシロートの僕と妻だ。しょっちゅう痛いのだから痛みだけで判断するのは難しい。妻は日頃から人の事を良く見ていないので、あてにならない。ほぼ僕が判断する事になるだろう。
 
僕の良くない点は思い込んでしまう事だ。ネットに同じような実例が出ている場合が一番良くない。相当酷くてももう少し待とうと言う事になりかねない。僕がギブアップした時には、既に手遅れというケースだ。つまりは僕達にそんな難しい判断をするノウハウなど無いと言う事だ。
 
こんな落とし穴があるのだ。
 
今回の場合は、入院中に新しい薬を使ったので、余計な心配の必要がなくて良かった。血液検査の結果で白血球数が1万4千個で、過去最高レベルの多さだったので、退院が延期になり、抗生物質の投与を受ける事になった。
 
今迄の薬では、痛くて耐えられない炎症レベルだ。8月にあまりの病状の悪化に心配して、病院に相談して、緊急検査アンド入院した時の数値が1万2千個だ。上限が9千個なので、それ程状態が悪いと言う事だ。まさに上記の落とし穴の実例にイキナリぶち当たったとも言えそうだ。あまり痛みを感じないので、こんなに悪いとは全く考えていなかったのだ。
 
新しい薬の事が解っていなかったのと、病状が悪くなって来ているのとの両方だ。緩和医療の世界は、僕にはまだわからない事だらけだ。
 
今はまだ来年の姿がぎりぎり見えているつもりだが、今後はこのペースから更に途中で落ちて行くと思われるので、その分はそっくり届かなくなる分だと認識している。
ねこ12