グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発(福岡助成金) | プロコーチの戦略思考|高木鉄平

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1.事業内容

「グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発」(うち、研究開発項目〔2〕「廃棄物、副生成物を削減できる革新的プロセス及び化学品の開発」[革新的酸化プロセス基盤技術開発(2)])

(1)概要
機能性化学品の製造に際しては、有害な添加物(ハロゲン、重金属等)の利用、高機能化要求への対応にともなうプロセスの多段化等によるエネルギー消費の増大、中間工程における廃棄物の大量排出等が問題となっており、これらを抜本的に解決する革新的なプロセスの実用化が求められています。
 NEDOでは平成21年度から23年度にかけて、廃棄物や副生成物を抜本的に削減する革新的プロセス及び化学品の実用化の基盤となる研究開発を行い、主たる成果として、従来のハロゲン等を含む酸化剤に対して、クリーンな酸化剤である過酸化水素の活用を実現するためにタングステン等から成る三元系触媒反応プロセスを確立し、電子部材等の商品化につながる化合物合成の実用化に目処をつけました。
 今回、平成23年度までに実用化に目処をつけた過酸化水素酸化技術では実用化に要する水準まで酸化できない、より高難度の基質を高反応率、高選択率で酸化する酸化触媒プロセスの開発と、これを用いた廃棄物、副生成物を抜本的に削減できる触媒反応プロセス及び化学品の実用化開発を行うことで、ハロゲン化物等の有害な化学物質を用いないクリーンな酸化プロセスの適用範囲を一層拡大させます。
 なお、平成23年度までに実用化の目処をつけた過酸化水素酸化技術については、NEDOホームページに掲載の「平成21年度~平成23年度成果報告書 グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発/廃棄物、副生成物を削減できる革新的プロセス及び化学品の開発/革新的酸化プロセス基盤技術開発」をご参照ください。

(2)事業期間
平成24年度