なんか最近、ADHDの記事が多いな…。真顔



私の元夫も、注意欠陥型のADHDでした。



確かに、この記事の通り

元夫の部屋は常にこんな感じ。





これは結婚してた時だから、まだ良い方。


基本的にゴミを捨てないから

1人暮らししてる今は、生活ゴミも

すごいんじゃないのかな〜。ガーン



ただ、この記事を読むと、ADHDの伴侶が

「病的に片付けられない、だらしがない」

という理由で離婚に至っているような

印象を受けるんですけど、


実際はそこが問題じゃないと思います。



確かに、特性として衛生観念の欠如もあって

それはそれで困るんだけど…。

だらしがなくて片付けが出来ないだけなら

大した問題じゃないですよね〜。真顔



「片付けられない」というのは一部分で

その大元を辿ると、整理する、管理する、

計画をして順序立てて行動するということが

全般的に苦手という障害の特性にあります。


これはつまり、どういうことかと言うと

その場しのぎの考え、行動が

生活全般で非常に多いということ。


さらに、欲求やストレスに弱く

不安や依存傾向が強い。

不安が強くなると、ADHDの特性も

酷くなる傾向にありました。


このADHDの特性が、壊滅的に

生活全般に支障をきたしてくると

パートナーがその負担を負い切れなくなる。


それが、多くの離婚理由になるんじゃ

ないですかね。



ADHDは人によって

特性の出方が違うと思うのですが、

元夫が酷くなってしまったのは

買い物依存とアルコール依存でした。



「今この瞬間の不安や欲望」がとても強く

衝動を抑えることが難しい。

そして、「抑えられなかったらどうなるか」

が考えられない。


だから、お金がなくても買い物や酒や煙草は

絶対にやめられないし

金がなければポンポン借金してしまう。


このことについて元義母に相談した時、

「お金を管理出来ない妻のあなたも悪い」

と言われ、お金を管理することにおいては

あらゆる方法を試したけれども


彼の依存となる対象を奪ったところで

またちがう依存先を見つけるだけ。

歪みは、別の弊害として出てくるのです。


元夫は、私に管理されるストレスや

自分でうまく出来ない焦りで

異常な行動が増えていきました。


彼のカードや財布を取りあげてしまえば

スマホの簡単決済で何万も買い物したり


本当は給料全部使い込んでしまったのに

バイクで事故ってチンピラに給料奪われた!

などと子供がつくような嘘をつく。

「それが本当なら警察行きなさい」というと

本当に警察に行って被害届を出してしまう。


(その後、警察に嘘がばれて大変でした)



もう、まともではありませんでした。


挙げ句の果て、私の銀行カードを

盗むようになりました。


自分のバッグもリビングに置いておけない。


これは、もう共同生活は無理だなと…。



その異常さがADHDだといってるのではなく


ストレスで追い詰められるほどに

「今このストレスから逃れるために」

まともな判断力さえも失ってしまい

後先考えない行動ばかり増えていくのです。


そして、それでまた自分の首を絞める。

→その場しのぎでまたやらかす。

→結果を自身で処理できない。

→逃げる。

→首しめる


この永遠ループが私には耐えられなかった。



こういう話を人にすると

結婚前にわからなかったのか?と

聞かれますが、わからないですね…。


なぜかといったら、障害ではあるものの、

ずっと上記のような人格ではないからです。


元夫も、結婚してしばらく普通でしたよ。

まあ、借金もあったしだらしないなとは

思っていたけど。

制御出来ないほどの問題行動はなかった。


どんどん酷くなっていったのは

2人目が生まれて、彼が会社やめて

フリーランスになった後ですね。


ストレスがキャパを超えたのでしょうね。


特性が強くなり、これは普通じゃないかも。

と私が気付いた時にはもう遅かった。

あっという間に借金が膨らんで、

彼の行動はどんどんおかしくなり、

もう止められませんでした。



ストレスが少ないとここまでにはならないし

問題なく過ごせる時と、そうでない時がある。


しかし、やはり管理は必要で

いったん問題行動が収まっても

何らかの形でまた繰り返します。


特性は特性。

努力しても、根本的にはなくならない。



それに一生を通して付き合える覚悟が

私にはなかった。



ただ、ADHDの人でも自分の障害に向き合い

自分が出来ること出来ないことを理解し、

対策をしてる人もいます。



元夫もそうであれば、私たちも

離婚という結果にはならなかったでしょう。



離婚理由は、結局はそこなのでしょうね。



障害のあるなしに関わらず

現実と向き合わない人

問題から逃げてしまう人


これは夫婦としては難しいです。



そんなわけで、今回は長々と

元夫のADHDについて語ってみました。にっこり



最後にフォローするわけじゃないですが


元夫のことはとても愛していましたよ。



今でも、夫としては人生で彼だけだと

思っています。



彼との関係性の中では

学ぶべきことは学び終えたので

未練というものは一切ないですし


この物質世界では、縁が復活することは

ないですけどね。



もしもお金や物のない世界

魂の世界に行けるとしたら


そこで、元夫とまた会いたいと思っています。



(今のパートナーは、来世も一緒にいたい!

と言ってくれてますが、心の中で

「それはゴメンにっこり」って思ってます。w)