雲行きの怪しい、朝の三浦海岸。
2日目も、別ホテルで一泊予定の私たち。
彼が、帰りは絶対しんどいからと
帰路途中に宿を取ってくれていました。
彼はレンタルロードバイクを返しに行き
その後、電車で宿に向かうので
宿まで お互い別々の道。
それはもう いいんだけど
とりあえず機嫌を直してくれんかの…。
今日も無言とか、しんどすぎるわ。
さよならマホロバホテル👋
帰りはやはり雨で、びしょ濡れ。
80キロの道のりを走り、
ヘロヘロでホテルに到着した私…。
彼はすでに、部屋で休んでいました。
やはりまだ、ご機嫌ななめである。
おいおい、しつけえな…
勘弁してくれよ…。
お腹が空いたけど
今日のホテルに夕食は付いていない。
こんなナナメの人とご飯行くのかよー
服もびしょ濡れだしな…。
ウーバー頼むか。どーする。。
「ねぇ。そんな不機嫌な態度だと、私どうしていいかわからないよ。不満があるなら話そうよ。」
ナナメの人に話し合いを申し出てみる。
こんな嫌な空気で今日も宿泊なんて
冗談じゃない。もはや帰りてぇわ。
すると、ため息混じりで
彼は不機嫌の理由を話し始めた。
地図アプリのくだり
途中、はぐれたこと
その後の待ち合わせに応じなかったこと
何も言わずすぐ寝ちゃったこと
私が身勝手すぎて、全然楽しくなかった
と、大体予想通りの答えだったが
例の地図アプリは、私の為に
坂の少ない道を設定してくれていたらしい。
Googleマップは最短距離なので坂だらけ。
それにもイラついたみたい。
私が断った鎌倉の寄り道でも、
楽しい計画を立てていたらしく…。
私はそんなこともお構いなしに
早く進むことしか頭になかった。🚵♀️
だって、炎天下の山道はマジでやばい
それこそ、チャリだけで疲れ果ててしまい
着いても海で遊んだり出来なくなる。
涼しい早朝のうちに いかに進むか！🚵♀️
それしか考えていなかったのである。
（なんなら休憩地点も、時間が勿体ないから
すっ飛ばした。）
それ故に、
見慣れない地図アプリで大事な初動を挫かれ
激烈イライラしたのも否めない。
それは申し訳なかった…。
時間がかかっても良いと割り切って
2人で楽しむことを優先すべきだった…。
しかし、私が100悪い
という、彼の言い方には納得がいかず。
ならば私も言わせていただきますが…
と、言い合いが始まった時
突然頭がクラクラして目眩がした
あれ？？
おかしいな、貧血かな…
と思った途端に、吐き気。
トイレに駆け込むものの
何も食べていないので、何も出ない。
吐き気は続くが
彼はそんな私の様子にも気づかず、
言うだけ言ってまたふて寝している
不機嫌な態度が変わらないなら
話し合いなんか意味ないじゃん。
もういいや、帰ろ。
そんな彼に心底嫌気が差して
私は濡れたままの服を着直し、帰り支度をした。
「は？帰んの？」
「…体調悪いから帰る。」
「なんだよそれ。
一緒にいたくないなら俺が出てくから
」
」彼の呆れ顔に、私もプチンと切れて
「いいよ帰る！！
ツワリかもしれないのにそんな態度だし
話し合えないわ分かり合えないわ、
あなたと夫婦になる自信、もうないよ！」
そう啖呵切って出て行こうとしたが
頭がクラクラして
吐き気で動けなくなり…。
結局、彼に介抱され
私は情けなくて、
昨日からの疲労と、
彼とのすれ違いの悲しさに
子供みたいに わーんと泣いた。