11月26日
我が県からは新潟行きの飛行機はないので、隣県へ高速バスで移動。
かなり早く着いて、出発を待つ間に遭遇したのは、クレーマーの女性でした。
ある駅に問い合わせの電話をしたら、『はい、もしもし』と出たと…。
『JR◯◯駅です、と名乗るのが普通でしょ?あんなトチ狂った電話対応ある?私はどうして良いかパニックになったわ!上の人(責任者)に伝えてね』という電話を何回も何回もかけ続けておりました。切ってはかけ、切ってはかけ…
まあ、確かに『◯◯駅です』と対応するのが普通でしょうが、日本語なんだから、『◯◯駅ですか?』と尋ねれば済むのでは…
てか、わざわざ空港で何十分もそんな電話をかけ続けるなんて、よっぽどお暇なのかしら…
他者への不満度が高い人って、生きにくい
だろうなぁ、って思います。ちょっとした事で怒りの感情に襲われて辛いよね… 不機嫌な顔は美しくないし。
で、飛行機に乗り込み、いざ出発
通路を挟んだ隣の席にまだ若い男性が座っておりました。体が大きくて、座席が窮屈そうです。。
滑走路を走りはじめた途端、その男性が大イビキを…“確かにこの揺れって眠気を誘うよね”なんて姉と囁きあいながら飛び立ちました。
ところが、それから10分もすると、その男性に異変が……
きっと“無呼吸症候群”です。
何秒か無音で寝てるかと思うと、次の瞬間から、全身を震わせながら喘ぐように息を吸い込み、そのまま目を覚ます事なく、また、無音の睡眠へ…
そしてまた喘ぎだし…の繰り返し
最初はおかしいやら迷惑やら、でしたが、そのうち心配に…
“このまま死んだらどうしよう…”
そう思っているのは私達だけではありません。
フライトアテンダントさんは更に心配されています。(そりやそうですよね)
2人の若くて美しいフライトアテンダントさんはコソコソと相談し、飲み物を配る際本来は寝てる方には声はかけませんが、肩を揺らしてその男性を起こし、『飲み物はいかがですか?』と声をかけました。
全く自分の事はわかってないその男性は、飲み物はいりません、と答え、2秒後には再び眠りに……
その後も変わるがわるさりげなく様子を伺いに通路を行き来するアテンダントのお2人。
そして飛行機は着陸態勢に。
すると1人のアテンダントさんが私達の席の横に来て、
『申し訳ありませんが、私達も着席しなければなりません。その間、この男性の様子を見ていて頂けませんか?もし、呼吸が止まっているような様子の時は、上のコールボタンを押してください。ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします』と。
勿論、『わかりました。みておきます』と答え、その後はもう全集中でその男性を注視していました(笑)
幸いなんの問題もなく、ギリギリまで寝ていた男性は、自分がそんな騒ぎを起こしてる事などつゆ知らず、平然と飛行機をおりていきました
そして、私達が飛行機を降りる際にアテンダントさんから『お二人のご協力に感謝いたします。今年の残り一ヶ月、素敵にお過ごしください』と手書きのメッセージが添えられたキャンディーを頂きました
新潟上陸前の出来事でこんなに長くなってしまいました(笑)
これまでも様々な場面に遭遇してきましたが、このお2人も私の記憶アルバムにはずっと残るだろうなぁ、と思います
続く…