祖母の形見分けの時計
富裕層だった祖母が亡くなり、貴金属は母が譲り受けた
叔父さん達は貴金属に興味がなかったらしい。
その中から時計を私にくれるという
母は時計を使わないし、小さくて見づらいからという理由だった。
私は
「そんな高価なものいらないよ。」と断った。
しかし母は
「ブランドとかよくわからないし、いらないなら売って好きなもの買いなさい。」
と頑なだ。
まあ祖母の形見だし、1つくらいは思い出にもらうのもいいかと引き受けることにした。
郵送で送ってくれるという
富裕層が使う時計
…富裕層が使う時計ってどんなのだろう。
ロレックスとか?
カルティエとか?
でも倹約家だった祖母が何百万もする時計を買うとは考えにくい
これくらいの値段の時計かな?
うん、たぶんこれくらいじゃないかな
小さくて見づらいって言っていたし。
そして数日後、時計が届きました。
実物は…こちら!!
…確かに文字盤が小さい。
小柄な祖母にはちょうど良いサイズだったんだろう。
1万円くらいで買ったのかな
堅実な祖母らしいなと微笑ましく思った
ありがたくいただき、我が家のジュエリーケースに眠っています。
…こういうのほしいと思ってた自分を反省しましたよ。